another albums

尾崎豊について、彼自身がオリジナルで製作したレコードや書籍以外に発表された
数々のアイテムが、現在もCDショップや本屋さんに氾濫しています。
そこで、アポロが独自に尾崎豊に関するオリジナル・アルバム以外のもので
「コレはお薦め!」というものをここでは紹介いたします!

 

ライブ・アルバム 「LAST TEENAGE APPEARANCE」
DISK 1 DISK 2

(1987/10/21)

1 卒業 1 Scrambling Rock'n Roll
2 2 十七歳の地図
3 Driving All Night 3 路上のルール
4 BOW !! 4 15の夜
5 街の風景 5 I LOVE YOU
6 ダンスホール 6 シェリー
7 存在    
 
 1985年11月15日に「代々木オリンピック・プール」で行われた尾崎豊の十代の
全てを象徴するであろう伝説ライブを収めた2枚組。ボクは、最初マヌケな事に
ベスト盤だと思って購入しましたが、聴いてみるとベスト盤以上の感動の嵐!!
(注:さらにマヌケなことに、この時点で彼のベスト盤など発売されてません(笑))
初っ端から代表曲「1.卒業」の大熱唱、暗闇な雰囲気がかっこいい「2.彼」、疾走
感たっぷりな「3.Driving〜」、詞を聴かせるためにスローテンポにリアレンジされ
た10分にも及ぶ「5.街の風景」、彼の歌声の張りがとにかく素晴らしい「7.存在」
そして2枚目は怒涛の攻撃!「1.Scrambling Rock'n' Roll」、「2.十七歳の地図」、
「3.路上のルール」のロックチューン3連発、そしてて彼にとっても思い入れの深
いデビュー曲「15の夜」。ある意味オリジナルを聴くよりもこっちをオリジナルに
したい(←勝手だな(笑))と思えるほどこの曲での彼の歌と演奏はスゴイ。さらに
アンコールへ流れて、バラードの代表選手である「I Love You」、さらに前半をア
コギ、中盤からバンドサウンドになる演奏と、彼の歌唱がたまらない8分にも及
「シェリー」。ある意味もし最初に彼を聴くなら、後年に発表されたベスト盤「愛
すべきものすべてに」よりも、絶対にこちらの方をお薦めしたい名盤中の名盤。
     
     
ライブ・アルバム 「約束の日」 ライブ・アルバム 「約束の日」
Vol.1 Vol.2

(1993/5/10)

1 FIRE 1 Freeze Moon
2 Driving All Night 2 永遠の胸
3 十七歳の地図 3 太陽の破片
4 Scrambling Rock'n Roll 4 誕生
5 僕が僕であるために 5 15の夜
6 COOKIE 6 I LOVE YOU
7 卒業    
 
 彼の最後のステージとなった1991年10月30日に「代々木オリンピックプール」
で行われた『BIRTH TOUR』最終日のライブの模様をダイジェストで収録した2枚
同時発売盤。オリジナルよりもスピード感のある「1.FIRE」、演奏に余裕すら感じ
「2.Driving〜」(←ライブ収録盤には欠かせないんだろうなあ、この曲(笑))、
24歳の彼が歌う「3.十七歳の地図」はどこかいい意味で不思議な感じがするし
でも「4.Scrambring〜」での彼は十代の頃の彼だ(笑)。落ち着いたアレンジの
「5.僕が僕であるために」は何度聴いても名曲だし、フォーキーな「6.COOKIE」
彼の新しいスタイルの曲だ。そして自分よりもみんなのために歌われた「7.卒業
は大人になった彼の覚悟のようにも思える。2枚目で圧巻なのは歌詞を間違
えようととにかく演奏を続ける「2.永遠の胸」、バックバンドとの息がぴったり合っ
「3.太陽の破片」(←オリジナルよりもいい!(笑))、そして再びこのステージへ
来る意味を模索しながら歌った「4.誕生」・・・圧巻だらけじゃん(笑)。アンコール
の弾き語りの「5.15の夜」、そしてTシャツにGパンで歌われた「6.I LOVE YOU」
原点回帰の意味があったのかもしれない。これが最後とは思いたくないですが
本当に最後に人前で歌われた貴重な音源です。感慨深くなってしまいますね。
     
     
ベストアルバム 「愛すべきものすべてに」

(1996/9/30)

1 I LOVE YOU 7 汚れた絆
2 OH MY LITTLE GIRL 8 15の夜
3 Forget-Me-Not 9 Scrambling Rock'n Roll
4 黄昏ゆく街で 10 ふたつの心
5 路上のルール 11 卒業
6 LOVE WAY    
 
 尾崎豊の全時代からまんべんなく選曲されたベスト盤。確かに万人向けの曲
目なのかもしれませんが、やはりベストと銘打つには足りない曲が多すぎる気
がします(後年、もう一枚出ましたが)。まあここがベスト盤というものの難しい
ところではあると思うのですけどね(笑)。おそらくドラマ主題歌としてシングル
化され彼の中で初のシングルチャート1位を記録した「2.OH MY LITTLE GIRL」
の影響を受けての発売だったと思います。だからかバラード曲が数多く収録さ
れていますよね。やはり初めて聴く方にお薦めするのならこの盤よりも、彼自
身の熱気がこもったライブ2枚組の『LAST TEENAGE APPEARANCE』をお薦
めしたいと思ってしまいます。ただなぜかシングル曲でもタイアップ曲でもない
「10.ふたつの心」が収録されていたのが個人的にはすごくうれしかったのを覚
えています。この盤はCDエクストラ仕様として、彼のディスコグラフィーや未発
表写真集が収録されていたので、そこは貴重なものだとは思いますけどね。
     
     
ライブ・ベストアルバム 「MISSING BOY」

(1997/11/21)

DISK 1
1 Freeze Moon 7 FIRE
2 十七歳の地図 8 Scrambling Rock'n Roll
3 Driving All Night 9 卒業
4 BOW !! 10 Forget-Me-Not
5 Teenage Blue 11 街路樹
6 I LOVE YOU 12 僕が僕であるために
DISK 2
1 米軍キャンプ 2 シェリー
 
 数々の残されたライブ音源からベストテイクを組み合わせて、一夜だけのス
ペシャルライブのように企画されたライブベスト盤。「1.Freeze Moon」ではオリジ
ナルにはない歌詞が歌われていますが、ホントはこれがオリジナルなんだろう
な。この曲と「4.BOW ! !」「8.Scrambling 〜」は当時まだ発表されてはいなかっ
た85年の大阪球場でのテイク。「7.FIRE」は91年のBIRTHツアーから。実はこう
いう彼のシャウトが大好きなんですよ(笑)。「9.卒業」は85年の代々木から。曲
直前に語られた彼のMCがノーカットで収められていて、それがまたこの曲への
情感を高めてくれます。「あいつが流した涙がいつか報われる涙になることを祈
って」・・・これは自分自身にも言い聞かせているんだろうな、きっと。かすれた
声で絶唱するのが印象的な87年の有明コロシアムでの「10.Forget-Me-Not」
88年の東京ドームで渾身の力をふりしぼって歌われた「11.街路樹」では身震い
を起こすぐらいジーンと来てしまいます。さらにラストを飾るアコギ一本で歌われ
「12.僕が僕であるために」はこの時点からの彼の新たな決意を感じる楽曲。
最後の「またどこかで会おうね」のセリフが悲しいけれど。初回盤に付属してい
たこの2曲・・・特に「1.米軍キャンプ」には彼のボーカルに鬼気迫るものを感じる
し、やはり「2.シェリー」は何度聴いても染みる。やはり彼のライブ盤はいいな!

 

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