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〜ほくと

1564 「僕」 柿島伸次 04/10/17
A「太陽の鼓動」(96/2/21)/A「BEST 〜WINDING ROAD〜」(03/7/18)
 これまで僕は自分を内側から見てこなかったような気がします。外側から「自分は他からどう思わ
れているのか?」ってことばかりを気にしてきたような気がする。それが悪いことだとは思わないけど、
その反対側で自分の「個性」を多少なりともないがしろにしてきた気もします。どうがんばってみたっ
て「僕」は他の誰かにはなれない。ならば「僕」という人間にしかできないような生き方をしたいな。
2310 「僕が一番欲しかったもの」 槇原敬之 07/01/02
S(04/7/28)/A「EXPLORER」(04/8/11)
 本当に大切なものってお金じゃ買えないものなんだよね。そりゃあ中にはお金で買えるもので喜ぶ
人もいるんだろうけど。自分が欲しくて自分の力だけで手に入れて、それで満足っていうのもある意
味ひとつの幸せかもしれない。でも自分の手に入れたものを誰かに渡すことで誰かが幸せになるって
ことの方が自分もより幸せになれるような気がする。たとえそれが自己満足であったのだとしてもね。
4830 「僕が今できることを」 back number 15/03/11
A「blues」(12/11/21)
 僕らは幾つもの悲劇を目の当たりにしてきた。確かに悲しい。確かに可哀そうだ。ただそう感じて
はみても今は自分の人生を生きるので精いっぱい。誰かの分まで生きていかなきゃって思うこともあ
るけど、いつの間にか毎日が自分のことだけで手いっぱいになっている。だから僕が今できることをで
きる限りがんばっていくことが、生きられなかった人たちへのせめてもの餞になるんじゃないだろうか。
677 「ぼくがつくった愛のうた」 チューリップ 02/05/02
A「ぼくがつくった愛のうた」(74/10/5)
 サラっと聴くと「ふたりの愛があるかぎり 地球は回り続ける〜♪」と、すごく幸せな歌に聴こえる。
が、最後の「もしも ぼくよりも きみが先に死んでも きみのために歌うだろう ぼくがつくった愛のうた」
という一節にヤラれる。さだまさしの「関白宣言」や、浜田省吾の「初秋」とならぶ、ボクが勝手に「
今生の別れ傑作3部作」と呼んでるのひとつ。明るいんだけど最後にシンミリしちゃう曲ですね。
2062 「僕が僕だけの救世主」 徳永英明 06/04/29
A「MY LIFE」(04/9/29)
 僕が僕だけの救世主。極論から言っちゃえば絶対にそうだよな。いくら誰かに助けてもらえるとし
たって最後に動くかどうかは自分次第。そういう意味では自分にとって自分自身という存在は天
使にも悪魔にもなるんだよなって考えたら、なんだか怖くなってきた(笑)。とにかく今日ダメだったか
らって目を伏せず、明日の空を見て立ち向かっていこうよって歌われた元気の出るロックチューン。
25 「僕が僕であるために」 尾崎豊 00/05/13
A「十七歳の地図」(83/12/1)
 僕はいつもこの曲を聴くと自分と重ねてしまうのです(27になった今でも)。特にに「だけどこの目
に映る この街で僕はずっと生きてゆかなければ」という詞がとても強く印象に残っている。彼は26
でこの世を去ってしまったけど、最後まで自分らしく生きられたのだろうか。確かに勝ち続けなき
ゃ生き続けられない気もする。でも時には負ける事からプラスの方に転じることだってあるんだよね。
1936 「僕だけのメリークリスマス」 長渕剛 05/12/24
A「HEAVY GAUGE」(83/6/21)
 母子家庭のクリスマスの夜を描いた傑作。ママとママが連れてきた男の人と初めて過ごすクリスマ
スの夜が子供の目線で歌われてますが、おそらくこの歌は剛さんだから書けた!っていう気がすごく
しますねえ。クリスマスが終わってもあの優しい男の人がうちにいてくれて、ママがいつまでも綺麗で
いてくれて・・・夢はふくれてゆくけど、その少年の心の裏側にある悲しさもすごく伝わってくる作品。
3556 「僕たちにできること」 奥華子 11/09/14
A「BIRTHDAY」(09/7/15)
 人はその想いの加減で強くも弱くもなれるもの。要は気持ち次第でどうにでも生きてゆけるんだ
よね。もちろん夢は大きいに越したことはない。でも目の前にある些細な幸せを守り続けることだっ
て立派な夢だよね。自分にできることはいったい何なのだろう?この疑問はおそらくどこまでいっても
解消されはしないのだろう。だって生きている限り次々にいろんな問題が襲いかかってくるのだから。
978 「ぼくたちの失敗」 森田童子 03/03/08
A「マザー・スカイ」(76/11/21)
 ドラマ『高校教師』の主題歌として10年くらい前に初めて知った曲ですが、この哀しみの上を浮
遊しているような楽曲がすごく好きなのです。周りの人や世相がどんどん変ってゆく中で、変わる
ことを拒んでいつまでもそこにしがみついていた男の心情を語りかけるように歌った作品。そして自
分のもとを離れていった愛する人へ語りかけているこの哀しさ。なぜかこの胸を打ってくるのです。
429 「僕たちの将来」 中島みゆき 01/08/19
A「はじめまして」(84/10/24)
 世界の未来は決して明るいものではない。バブルの崩壊後、まるで下り坂を転げるように転がり
落ちてゆくこの国の状況を見てると何となくそんな感じがしてしまう。もっとポジティブ(前向き)に物
事を見つめようとは思うんだけど。この曲の恋人たちの恋はドライだ。そしてこの楽曲の世界の行く
く末は?「僕たちの将来は良くなっていく筈だね」不安と皮肉さが見事に表現された名フレーズだ。
48 「僕と彼女と週末に」 浜田省吾 00/06/05
A「Promised Land」(82/11/21)
 彼女との海辺でのデートから地球規模の環境問題までに立ち向かうという8分に及ぶ超大作。
途中に恋人同士のエピソードが語り(もちろん浜田さんの声)で挿入されているのが効果的。とて
も18年前に作られた曲とは思えないほど、その内容は暗い未来を醸し出す現在の状況に酷似
してる。間奏に入るストリングス(OCEAN BEAUTY)が非常に美しいうえに悲しく響いてきます。
3113 「僕と君と夜空の星」 大槻真希 09/06/28
A「ロックンロール・ラブレター」(00/12/6)
 今では遠く離れてしまった君と僕。お互い違う夢に向かって走り出してから、いったいどのくらい時
が経ったのだろう?夜空に光り輝いている星たちを今君も僕と同じように見つめているのだろうか?
そんな青年の想いをボーイッシュに歌ったポップチューン。たとえもう会うことができなくても、この世界
のどこかで生きてる”君”が僕に力を与えてくれる。それが彼の生きる原動力になってるんだろうな。
1273 「北斗七星」 村下孝蔵 03/12/31
A「花ざかり」(84/12/8)
 彼の楽曲っていうのは、たとえどんなに幸せそうな歌でもどことなく哀しい感じがしてしまうという特
徴を持っています(あくまでアポロ論(笑))。大好きな君と一緒に夜空星々を見ているというのに、
君の体温と僕の体温が互いの温かさを打ち消しあって、なぜかお互いがお互いを冷たく感じてしま
う。彼の楽曲の生み出す、こういうどことなく繊細でナイーブな哀しみの感覚が好きなんですよね。
4619 「僕と花」 サカナクション 14/08/12
S(12/5/30)/A「サカナクション」(13/3/13)
 まだ見ぬ風景を探していた。でもそれを見つけるには僕の目ではダメなんだ。だからあなたの目を
ください。なんてオカルトチックになってしまいそうですが実はそうじゃなくて、どう動いても何も変わら
ないから他人の目を手に入れればまた違った景色が見えてくるんじゃないか?という主人公の迷走
なのです。そして答えは目を閉じた時にあった。彼らのサウンドって、ホント「夜」との相性がいいな。

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