フェイバリット・ソングスへ  アーティスト検索

〜と

1445 「土用波」 中島みゆき 04/06/20
A「中島みゆき」(88/3/16)
 本当に彼は私に向けて愛をくれてるのだろうか?そんな疑問を持ちながらもその愛に自分のす
べてがなしくずしにされてゆく。だから昔に聴いていた歌も今は聴きたくはない。もし彼と出会った
あの時に戻れるのなら、その歌も懐かしく私に響いてくるのだろうけれど。どうせならすべてがあの
波に飲みこまれてしまえばいいのに。そんな女性のハードすぎる哀しみが歌われたロックチューン。
2414 「土曜日の嘘」 森山直太朗 07/04/16
A「いくつもの川を越えて生まれた言葉たち」(03/6/18)
 君は僕の前から消えていこうとしている。その別れに耐え切れない僕は嘘をついた。自分の方か
ら「さよなら」と。そんな複雑な想いで愛する人と別れた青年の心情を静かに綴った楽曲。「生ま
れてきた意味は考えないように どうせ綺麗な言葉しか浮かばないんだもん」って一節がすごく印
象に残りますね。「君を忘れないよ 多分」っていう危うさが人間の脆さをリアルに映し出してるな。
4506 「土曜の夜と日曜の朝」 浜田省吾 14/04/21
A「愛の世代の前に」(81/9/21)
 土曜の夜と日曜の朝を迎えるためにつらい思いをしながら働いているんだ。月曜から金曜までの
自分は自分であって自分じゃない。本心がわからないよう息を殺して過ごしているんだ。そして週
末に自分という存在を解放できる瞬間を迎える。生き残るには、自分を出し過ぎてはならないし
殺し過ぎてもならない。自分をうまくコントロールできない男の紆余曲折がよく出てる歌なのです。
2641 「Driving All Night」 尾崎豊 07/11/29
A「壊れた扉から」(85/11/28)
 今現在の自分の立ち位置を正確に把握できてる人って、いったいどれくらいいるのだろう?ほと
んどの人は自分が今人生のどのあたりにいるのかなんて想像すらできないはずだ。この曲に出てく
る若者たちも手探りで迷いながら街を彷徨っている。ただひとつ言えることは、そこにどんな悲しみ
や苦しみが待っていようと、人は生きてる以上走り続けるしか他に道はないってことなんですよね。
2630 「drive to MY WORLD」 B'z 07/11/18
A「LOOSE」(95/11/22)
 たまには現実の世界のことなど忘れて、本当に自分だけの世界に浸れる場所に行ってみたいっ
て思うことがあります。この角を曲がれば家に着くんだけど、曲がらないでもうちょっと先まで行ってみ
たい。そんな感覚に似てるかな(笑)。ただそういう気持ちになるっていうことは裏を返せば今の自
分には満足していないってことなんですよね。ハードな演奏なのに切なさを感じるのもまた魅力。
3087 「トラブルフィッシュ」 米米クラブ 09/06/02
A「EBIS」(86/10/10)
 恋しい女性を求める思いをルアー釣りにたとえて歌った、サックスフォンが印象的な彼ららしい楽
曲。普通男が上から目線なこういう内容の歌はとてもいやらしく聴こえてくるのですが、やはりそこ
はカールスモーキー氏(笑)。彼が歌うと全然そんな風に感じないから不思議です。すごくなまめか
しい歌なんですけど、それをさら〜りと聴かせてしまう彼らってやっぱり稀有なバンドだったんだな。
3212 「トラブルメーカー」 南野陽子 09/10/05
S(89/6/21)/A「GAUCHE」(89/7/12)
 縛られていたくはないんだけど、でも無関心でいられるのもイヤ!カレのどんな答えでも満足でき
ない、そんな女の子の気持ちを歌ったポップな楽曲。まあ男の側からしたらかなり厄介な(笑)事
象ですけど自分のことを気を抜かずに見つめていてほしいっていう女の人独特の思いなんでしょう
か?この曲がさらにバラエティーに富んだ作品が増えるきっかけになった歌だったなと記憶してます。
1282 「traveling」 宇多田ヒカル 04/01/09
S(01/11/28)
 若者の、どこへでもいいから今置かれてる状況から逃れられる場所へ行きたい!っていう想いが
歌われている楽曲だと思うんです。その軽快なメロディーは聴いてるだけで思わずノレちゃうんです
けど、よくよく聴いてみると、今の止まった状態の自分から抜け出したい!っていう切なる願いが歌
われてる気がします。曲の明るさの中に、悲しみが隠されているって感じがするナンバーなのです。
2472 「ドラマティック・レイン」 稲垣潤一 07/06/13
S(82/10/21)
 ただ雨の中、都会のコンクリートの上にたたずむ恋人たちを描写した楽曲ですが、稲垣さんのク
リアなボーカルとメロディアスな旋律・アレンジに心をもっていかれました(笑)。聴いてるだけでなん
となく80年代のテイストを感じる曲ですよね。それにしても夜の都会は何とも人の心を魅惑するに
充分な状況です。なにせ本来夜は真っ暗じゃなきゃいけないのにキラキラしているんだから(笑)。
700 「とらわれの貧しい心で」 浜田省吾 02/05/25
A「生まれたところを遠く離れて」(76/4/21)
 彼のデビュー盤のラストに収められている、優しいメロディーが印象的な楽曲。しかしそのメロディ
とは裏腹に、都会に生きるどんなイカサマ師たちだって実は被害者なんだと歌ってる。生まれなが
らにしての悪人なんていやしない。育ってきた環境、つまりこの国の「臭いものにはフタをする」とい
う姿勢がそんな人たちを作り出してるのでは?とさえ考えさせられてしまう。悲しいことなんだけど。
3756 「トランプ」 奥華子 12/04/01
A「うたかた」(10/8/18)
 彼女の何気ない言動。彼女から出されていたさまざまなサイン。それを当たり前のように拒否し
続けた僕に訪れたのは、いつまでも隣に居続けてくれるだろうと思っていた「君」がいなくなるという
現実だった。今君はどこで誰とどんなふうに暮らしているんだろう。今ならきっと「君」へ応えられる
気がする。人はそうやってすべて終わってしまった後に後悔する。そうわかっていても、次もきっと。

フェイバリット・ソングスへ