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〜そ

1472 「solitude」 KAN 04/07/17
A「KREMLINMAN」(99/4/21)
 ヒジョーに短いバラード曲なんですが、逆に余分なものがなにもない「SIMPLE IS BEST」を地
で行くような曲です。おそらくこの男は彼女とケンカ別れをしてしまい、今そのことをすごく後悔して
いるんでしょうね。彼女がいなければ自分はこれから先、生きていくことはできない。なのになんで
あんな強く言ってしまったんだろう?う〜む、KANさんの歌らしい、か弱い男がここにもいた(笑)。
266 「solitude」 Favorite Blue 01/03/08
A「solitude」(99/6/16)
 とにかく切ない名バラード曲。「恋しくて そばにあなたがいるなら love for you 何も要らないと
決めたのに」そう歌うボーカルの彼女の歌声もとてつもなく哀しい。人間には誰にでも欲がある。
愛する人にいつの時も隣にいてほしいと想い続けて、いざそれが実現されたとしてもいつのまにか
また別の愛を求めて旅立つ、人のサガ。彼女のこのボーカルなくしてこの曲は成り立ちませんね。
4781 「そりゃ生きてればな」 森山直太朗 15/01/21
A「自由の限界」(13/12/11)
 物事が思うようにいかない。思い通りに事が運んだら、こんなに悩まなくても済むのにね。でもそ
れが生きてるってことなんじゃないかな。欲望が生まれるのも生きてるからなのだし、落ち込むのも
生きてるからこそなのだ。思考を停止してすべてが済むまで息を潜めていてもいつかきっとどこかで
何かにぶつかり進めなくなる。だから思い通りにいかないのは生きるためのプロセスの一部なのだ。
4788 「それから」 斉藤和義 15/01/28
A「和義」(13/10/23)
 何かを手に入れるためには何かを手放さなくちゃならない。「二兎負う者、一兎をも得ず」という
ことなんだろうけど、そういう意味では物事には必ず悲喜の両方がどこかに隠されてる気がする。
悲しい出来事の裏側にはどこかに必ず「喜」が、喜ばしい出来事の裏側にもどこかに必ず「悲」
が。ただそれらに共通して言えるのはそのすべてがそこから先の未来に関わっているってことかな。
178 「それから」 爆風スランプ 00/12/05
A「I.B.W」(89/11/1)
 「爆風スランプ」というと「Runner」に代表されるような、明るいイメージが沸くのだけれど、かなり
シンミリする曲も多い。この曲も毎年冬になる頃に何故か聴きたくなる名曲です。そう本気で愛
して別れた彼女のことって、10年後も20年後もきっと覚えていて、思い出す度に切なくなるんだ
ろうなあ。そしてその悲しい感情をサンプラザ中野さんのボーカルがさらに加速させるんですよね。
2670 「それから」 吉岡秀隆 08/02/08
A「裏」(02/7/26)
 人は楽をするために生きているんだろうか?いや、決してそうではないんだろうけど、幸せにな
るってことが、自分の中から不安や苦しみ、悲しみが取り払われた状態を言うのであれば、あな
がちそれも違うとは言えない気がする。そりゃあ今自分に関わるすべてのことを捨てられれば、こ
んなに楽なことはない。でもいつかその捨てた報いが自分に降りかかってきそうな気もしますね。
2661 「それぞれ」 熊木杏里 08/01/30
A「風の中の行進」(06/9/21)
 誰しも若かりし頃っていうのは同じ世代のみんなと同じような流行を追ったり、同じような意見
を持ったりするもんです。それはそれで構わないとは思うんですけど、逆に「個性」という視点で見
てみると、何から何まで右へならえじゃやっぱり少し寂しいような気もします。誰かに左右されるん
じゃなく、そろそろ”それぞれの人”になる時なんじゃないの?そんな問いかけが響いてくる曲です。
3630 それぞれの旅」 さだまさし 11/11/27
S(84/5/10)
 愛する二人の旅路のはじまり。でもゼロからの出発ではなく、そこに来るまでにいろいろな人と
の出会いと別れ、今まで生きてきた町での出来事などさまざまな事象をくぐり抜けてきている。
それらを抱えての旅立ちなんだろうな、きっと。そしてこれからいろいろな出来事がこの二人に降
ってくるだろう。それを二人でひとつずつ越えてゆくたびにそれぞれの愛がふくらんでゆくのだろう。
4986 「それだけじゃ」 GOOD ON THE REEL 15/08/14
A「オルフェウスの五線譜」(14/4/23)
 「これが揃えば何の不安もなく生きてゆける」と思えたものでも、いざそれが手に入ったとたん
にどこからか別の不安が生まれる。そういう風にできているのだろう。「夢さえあれば」「愛さえあ
れば」いつもそう思っていた。でも実際はそれだけ集めたところで不十分。じゃ、あと何を集めれ
ばいいのか?正解も不正解もないから余計にわからなくなる。生きるとは、そういうことなのか。
239 「それでもいいと思ってた」 木根尚登 01/02/08
A「liquid sun」(95/12/1)
 アコースティックな曲調が温かみを出している、元TMNの木根尚登さんのソロ曲。はっきり言っ
てしまえばこれはフォークソングなのですが、聴いてるとまるで四畳半の部屋で彼女と同棲してる
ような、そんな感じになってしまう。淡々と進んでいき、ふたりの「それでもいいと思ってた〜」が心
に染みてくる。温かい反面どうしようもない切なさが胸に襲ってくる、でもホントにいい曲なのだ。
141 「それでも君には戻れない」 B'z 00/10/21
A「IN THE LIFE」(91/11/27)
 付き合っていたときはこれほど「うっとうしいもの」はなかったのだけど、いざ彼女がいなくなってみ
ると、これほど大切で必要な存在だったんだと気づく男の物語。そう、いつも大切なものほど失っ
てから気づくものなのなんですよね。(「孝行したいときに親は無し」に近い?)B'z独特のメロディ
とボーカルがこちらまで迫ってくるような感覚。まさに悲しみの波が押し寄せてくる感じなのです。
4374 「それでも信じてる」 ファンキーモンキーベイビーズ 13/12/10
S(11/6/8)/A「ファンキーモンキーベイビーズ4」(11/12/21)
 苦あれば楽あり。だから楽あれば苦ありなんだよね。自分だけが不幸を背負って歩いていると思
いがちだけど、すべての人が実は同じように重荷を背負っているんだよね。その感じ方がそれぞれ
違うだけなんだ。だからどんなに幸せそうに見える人だって、きっと他人には言えぬつらさを今日も
抱えながら生きている。そして誰もがいつかその重荷から解放される日を信じて歩いているんだ。
3513 「それは夏の午後」 南野陽子 11/08/02
A「GAUCHE」(89/7/12)
 信号で足を止めた車道の向こうには一年前の夏に確かに愛し合った彼の姿。私の姿に気づい
た彼は視線をそらし信号は青になり今すれ違った。彼には彼の生き方があり、私はその生き方に
ついていけなかっただけ。後悔などあるはずもない。ないはずなのに今これだけの憎しみがこみあげ
てくるっていうことは、今もなお彼のことを忘れられずにいる私がまだ私の中にいるってことなのかも。
4219 「それはなにかとたずねたら」 奥田民生 13/07/08
A「FAILBOX」(97/6/9)
 人間とはなぜかくもこう複雑怪奇なものなのだろうか。確かに痛い目に遭ったのに反省も後悔
もしないでまた同じ失敗を繰り返しちゃったりするよね。それはなぜかとたずねたら・・・やっぱり人
間だからなのでしょう(笑)。淡々としたシリアスなメロディー進行のわりにどこかコミカル感を抱くの
はやはり民生さんのもつ個性なのでしょう。「ああ、奥田民生だ」と納得できてしまうメロディーも。
1649 「Song of Love -愛こそ我が行くべき人生-」 KAN 05/01/10
A「TIGERSONGWRITER」(98/3/5)
 全編英詞で綴られた彼の壮大なバラード曲。う〜む、ボクは詞の意味がわからないと、その曲
自体のメッセージがなかなか見えてこないタイプなんですが(←だから邦楽ばっかりなんだろうけど
(笑))この曲は不思議と胸に響きます。きっとKANさんならではの人となりからなんだろうなあ。と
ころでこの歌は「英語版」と掲げられてるけど「日本語版」っていったいどこにあるんでしょ?(笑)
3644 Song for a friend」 さだまさし 11/12/11
A「夢回帰線U」(90/8/25)
 恋が終わり、ふたたび元通りの友達に戻ることなんてできるのだろうか?その恋が真剣であれ
ばあったほど、それは難しいような気がする。「恋が終わる」とは、お互いの意思が離れてゆくこと
をさしているのだから。でもこの曲の主人公は「この恋が終わっても君とは友達でいたい」と歌う。
ただそれは「やっぱり君と離れたくない」という捨てきれぬ恋心の裏返しのようにも聴こえるのです。
2589 「Song for you 〜Will〜」 上原あずみ 07/10/08
A「生きたくはない僕等」(06/10/18)
 自分にとって素敵なものは目の前からどんどん姿を消してゆき、どうでもいいものは消えて欲し
いと思ってもいつまでも目の前に残っている。世の中ってそんなものなのかもしれませんね。だから
人は希望を抱き、その何かを求め続けるのかもしれないし。だいたいごく簡単に手に入る希望な
んて希望とは言えない。希望って、どうでもいいものがあるからこそ生まれることができるのかも。
251 「songwriter」 KAN 01/02/21
A「TIGERSONGWRITER」(98/3/5)
 そう、人生を歩いていくということはまさに歌を作りつづけていくということなのかもしれない。その
歌にはいろんなメロディーがあって、誕生、入学、卒業、恋愛、別離、結婚・・・人生におけるい
ろいろなハーモニーが奏でられる。この曲のその優しいメロディーはきっとあなたの心をも癒してくれ
さらに新曲を作りつづける聴き薬になってくれることでしょう。空を飛んでるような感覚がいいな。
264 「存在」 尾崎豊 01/03/06
A「回帰線」(85/3/21)
 彼の歌声がシャキッ、シャキッと決まるロックチューン。その歌詞の詰め込み方は佐野元春を彷
彿とさせるが、「15の夜」、「はじまりさえ歌えない」などの楽曲の流れを汲んだ正真正銘の彼の
オリジナリティを感じます。彼のクラスのかなり体格のいい女の子のアダ名が「存在」だった!という
エピソードも持つ(笑)、彼のスピード感あふれるさわやかな印象を持つ代表曲、受け止めよう。

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