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〜ふたりと

1641 「深い森」 Do As Infinity 05/01/02
S(01/6/27)
 人は迷いながら生きていけばいくほど大切なものを失ってゆく。そしてまとうものといえば偽りや嘘
ばかり。たとえその先に何があろうとただ光あることだけを信じて人は歩いてゆく。そんな摂理のよう
うなものを歌にした一曲。”人生山あり谷あり”なんて言葉があるけど、実は谷に落ちないように光
のあると思える方を向いていちかばちか歩いてゆくことこそが「人生」というものなのかもしれないな。
3969 「深い森」 ほたる日和 12/10/31
A「東京組曲 e.p.」(11/1/26)
 成功と失敗は表裏一体だ。いや、何度かの傷を得ることが成功への一番の近道なのかもしれ
れない。一度も挫折を味あわずに成功したとしても、それはいつ崩れ去るかわからないかりそめの
ものだ。傷を知るからこそ人は前に進めるんだよね。成功は積み重なる失敗の奥底の方に眠って
いる気がする。もちろん失敗をそのままにしてれば成功はいつまで経っても見えては来ないけど。
4347 「不完全熱唱」 野狐禅 13/11/13
A「ガリバー」(06/6/21)
 生きているとただそれだけで欲求不満になるのだ。だって今の暮らしに100%満足している人な
んてひとりもいないはずだから。金を持っていようといまいと、金は生きてゆくためのツールにすぎな
いのであって、これを集めることが生きがいになってるなんてあまりにも悲しいことじゃないか。この世
とお別れする瞬間、矢吹ジョーのように真っ白に燃え尽きることができたか否か?そこじゃないか。
1876 「ブギー」 ミッシェル・ガン・エレファント 05/10/25
A「チキン・ゾンビーズ」(97/11/1)
 ただ時間を無駄づかいをしている人生。いくらキレイごとを言ったって、時間を貴重に使えている
のか?と問われれば、簡単にYESとは答えられません。でも人生ってたとえ無駄に時間を使ってる
と思えても、生きてるだけでその人生には何かしらの意味がきっとあるんですよね。虚ろな目をして
ただトボトボと道を歩く男の映像が浮かんでくる、ハードな進行なんだけどなぜかもの悲しい曲。
4489 「吹き過ぎる風ばかり」 ふきのとう 14/04/04
S「ひとりの冬なら来るな」カップリング曲(82/10/21)
 いつまでも一緒にいると思っていたあなたと離れてからいったいどれぐらいの時が経ったのでしょう。
私が感じたことと同じことをあなたも感じてくれていると思っていた。それがいけなかったのかもしれま
せんね。あなたが横にいてくれた時は淋しさを感じさせる夕暮れにもそう感じなかった。今では淋し
さばかりが目につく私です。あなたのいない夕暮れ。それは私が最も孤独を思い知らされる瞬間。
3014 「ふきのとうのうた」 さだまさし 09/03/21
A「風待通りの人々」(88/7/25)
 時間にすれば非常に短い曲なんですが、こういう日本の風情を人間の感情にからめた歌を聴く
と、ふっとどこか安心してしまう気持ちっていつまでも大事にしたいものですよね。「ふきのとう」に君
の笑顔を重ねる僕のように、君もいつかどこかで僕を思い出してほしい。遠く離れた(おそらくは都
会に出て行ってしまった)愛しい人を想う気持ちをふきのとうに込めたこの曲、あったかいですよね。
3076 「不器用な花」 さだまさし 09/05/22
A「心の時代」(98/9/23)
 何事も器用にこなせればそれに越したことはないけど何の問題にもぶつからないでスルーできるよ
うな人生は、後に何かにぶつかった時これ以上ないほどの自分の脆さを見る気がします。「本当に
にできるだろうか?」って思えてしまう夢や目標を持つには勇気が要る。頭だけで考えてちゃ前にす
ら進めない。でもいいじゃないか、どんなに不器用だって。たった一度しかない人生なんだからね。
1762 「福田の夕陽」 平川地一丁目 05/07/03
A「えんぴつで作る歌」(04/7/28)
 心突き動かされる激しいアコギのイントロとともに、もう目の前にいない愛しい人を求める少年の心
情が伝わってきます。いつまでも離れないと言っていたはずなのに「あなたの永遠はどれくらいなの?
ぼくのずっとはず〜っとだよ」っていう一節が痛切です。僕をとりまく状況はこんなにも変わったのに二
人で夕陽を見た場所はずっとあの日のまま。少年にとってその変わらぬ夕陽がいかに残酷なことか。
2464 「ふくろ」 ゆず 07/06/05
A「すみれ」(03/3/19)
 生きるのに「近道」や「遠回り」ってあるのでしょうか?それは人の感じ方によっても違ってくるんだ
よね。同じ境遇にあっても、どうしようもなく悩んでしまう人もいれば、な〜んにも考えずに突っ走っ
て生きられる人もいる。だけどそれは「近道」や「遠回り」と簡単には言い表せない気がする。自分
らしく生きる。それは他人から見たらいい生き方にも見えるだろうし、また反対にも見えるのだろう。
3913 「福笑い」 高橋優 12/09/05
S(11/2/23)/A「リアルタイム・シンガーソングライター.」(11/4/20)
 人生ってもっとシンプルでいいんだと思う。歳をとったからって重みを持たなきゃいけないことなんて
ない。「年甲斐もなくあの人は」とはよく聞くセリフだけど、年甲斐もなく素直になれる人は幸せだ
よね。涙の向こうにしか幸せはない。僕も確かにそう思う。だけどその「涙の向こう」に辿り着くには
心からの笑顔が必要不可欠だ。「世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔」ホント、そうだよね。
2699 「ふざけんじゃねえ」 長渕剛 08/03/08
A「ふざけんじゃねえ」(97/9/3)
 彼のハングリーさというか、這いつくばってでも生きてやる!って決意を感じる楽曲ですね。この絶
妙なメロディー運びと、駆け抜けるような曲調に思わず胸躍ってしまいます。最近の作品では影を
潜めてしまった、彼の独特の汚い言葉たちも彼が歌えばすべて「正直な人だな」と思えるから不思
議(笑)。泣き止まない赤子の魂に意地を感じる。そんな視点を持てる彼の感性が好きですね。
3125 「富士」 ユニコーン 09/07/10
A「ケダモノの嵐」(90/10/1)
 湖で生まれた僕らは、その横にそびえる山の頂をめざして登ってゆくんだ。そして気の遠くなるよう
な長い時間をかけて山頂に到達した時、天からお迎えが来るのさ。なんとも言い難い、まどろむよ
うな感覚をおぼえるこの曲のアレンジにどこかホッとしてしまうのは、やはり自分も人生の終わりとい
う頂を目指してるひとりだからなのだろうか?この曲の次が『リンジューマーチ』ってのも意味深だな。
2818 「不思議」 スピッツ 08/07/05
A「さざなみCD」(07/10/10)
 恋は不思議な力を持っている。誰かに恋することで自分自身という存在を初めて自分の中で肯
定できるような気がします。だって恋をするってことは誰かに強制されてするものではなくて、自分の
心からの素直な気持ちだもんね。もちろんここに来るまでいろんな苦い思いもしたけれど、そんな思
い出も吹き飛んでいくような不思議な曲。詰まっていた何かがスーッと抜けてくような感じがするな。
2413 「不思議な体験」 松任谷由実 07/04/15
A「VOYAGER」(83/12/1)
 この曲のサビ部分のメロディーは、彼女の数ある楽曲の中でも代表的なものだと思います。ノス
タルジックなこの雰囲気、そしてその物語の世界の中に惹きこまれてしまいそうになる不思議な優
しさを含んでいます。彼女は何もない廃墟の街をたったひとり目的もなく歩いていた。彼女は幻を
見たのでしょうか?それとも、そこは彼女が心の底から欲していた理想の情景だったのでしょうか?
4609 「不死鳥」 稲葉浩志 14/08/02
A「Hadou」(10/8/18)
 毎日は誰の頭上にも平等におとずれる。その毎日をどう考えどう乗り越えてゆくかで人の生き方
は変わってくるんじゃないかな。もちろんいつも前向きでいられるとは限らない。時には前も向けない
ほど落ち込んでしまう日もあるだろう。そこからどう飛び立っていくか。飛び立っていく気になるか。そ
れがその後の人生を生きてゆく力になる、はず(笑)。どう転がっても信じられるものさえあれば、ね。
4426 「武士は食わねど高楊枝」 槇原敬之 14/01/31
A「EXPLORER」(04/8/11)
 ある日突然仕事を失った。彼女は僕と子供を残して出て行った。残された僕は途方に暮れる
間もなく二人だけの暮らしを始めたのだが。タイトル通り「お腹空いてないから」と子供にだけご飯
を食べさせた僕のお腹は減るばかり。明るめのメロディ進行と裏腹にかなりヘビーな状況のはずな
んだけど、こうなるように選択してきたのはすべて僕だから、ってところが潔い。男ってつらいよね。
4133 「不死身のエレキマン」 ザ・ハイロウズ 13/04/13
A「ロブスター」(98/5/8)
 幼い頃、誰もが「将来こうなりたい」という理想を描く。でもそこに辿り着けるのはほんのひと握り
の人だけだ。なぜかといえばたいていの人は「自分には無理だ」と早々にあきらめ、大けがせずに
済む道を選んで歩くからなのだろう。確かにそんな人に限って「現実は甘くない」と大人のふりをす
る。第一希望以外目に入らない。その気持ちを持ち続けられる人だけが夢をつかめるのかもね。
3596 「不死身の花」 ザ・ハイロウズ 11/10/24
A「Relaxin' WITH THE HIGH-LOWS」(00/6/9)
 なぜ人はいろいろなものを愛するのか?それはすべてがいつかははかなく滅びてゆく運命を持
ってるからなんだろうな。枯れてゆく花を見るのは悲しいもの。だけど逆に決して枯れない花があ
ったらどうだろうか?枯れゆく花同様に愛されるだろうか?「いつまでも永遠に」であれば言うこと
はない。でもずっと変わらないものなら関心は持たれない。そう考えると人の心って勝手だよね。
4442 「不揃いのステップ」 SION 14/02/16
A「Naked Tracks 4 ”同じ空の下、違う屋根の下で”」(11/8/27)
 手に入れたものは本当に欲しかったものなのか?そんな疑問に陥る時がある。手に入れるま
ではたどり着いた時のことをいろいろと想像しながら日々いろんな我慢をしてきたはず。しかしい
ざそこへ着いてみると「場所を間違えちゃったかな?」と思うことがある。でも、そんなものなのかも
しれない。失ってみなければわからないこともある。いや、手に入れる前が一番幸せなのかもね。
4726 「蓋」 高橋優 14/11/27
A「この声」(12/3/14)
 やっとめぐってきた休日。今日に限っちゃ俺のすることに誰にも文句はつけさせない。世の中面
倒なことが多すぎる。苦労は買ってでもしろと言われるけど、要は自分にどう都合よく生きれるか
だよな。そういう人生にするには結局面倒なことを避けては通れない。ならその面倒なことを自分
が楽しめるようにしむけりゃいいのさ。嫌なものにフタをするって、何も悪いことだけじゃないんだぜ。
2623 「ふたつの奇跡」 小田和正 07/11/11
A「sometime somewhere」(92/1/25)
 ふたりが同じ時代に生まれて、ふとした瞬間に出会い、そして恋に落ちる。それを「最初から決
まっていた運命」と考えるよりは「奇跡」と考えた方がはるかにそのふたりの間に生まれた絆を大切
にできるような気がするんですよね。いくつもの偶然がまた偶然重なってできた奇跡の証である”
絆”。そしてこの先、ふたりの絆がどうなるのか?そこにまたいくつの「奇跡」が起こるんでしょうね?
35 ふたつの心」 尾崎豊 00/05/23
A「放熱の証」(92/5/10)
 この曲は邦楽シーンのバラード曲の中でもかなりの名曲であると思う。シングルになっていない分
世間の認知度は低いけど、後になってこの曲が知られれば「I LOVE YOU」や「OH MY LITTLE
GIRL」以上の評価を受けるだろうと勝手に確信しているのです。それほど惹き込まれる作品。旅
立つ男と、その男の帰りを待つ女。ふたつの心はどんなに遠くに離れようとつながっているのです。
415 「ふたつの鼓動」 福山雅治 01/08/05
A「BOOTS」(92/11/21)
 恋をしはじめた頃の男の心情が見事にとらえられている名曲バラード。自分の胸の中に好きな
人がどんどん満ちてゆくってことで(それがたとえ片想いだったにしても)、まわりの景色や周りの人
なんかもいつもと違って見えるようになるんだよなあ。うーんこの胸がキューンとなる感じ、もう長い
間体験してないなあ(せんでもよろしい!(笑))。美しいストリングスとギターのハーモニーがいい。
3385 「二つの言葉」 ゆず 10/03/27
A「FURUSATO」(09/10/7)
 何をするにしてもすべては始めなければ始まらない。やる前からあれこれ考えていても生まれて
くるのは何の根拠もない不安だけだ。始めてしまえば不安は少しずつ解消されてゆく。もちろん
そこにまた新たな不安は生まれるけど、そしたらまたその不安を解消していけばいいだけだ。人生
とはその繰り返しなのかもしれない。生きてゆくってそれをかみしめていく作業なのかもしれない。
3223 「2つの願い」 槇原敬之 09/10/16
S(94/5/25)/A「PHARMACY」(94/10/25)
 誰かから聞いた噂によって彼女を信じられなくなった青年の心の葛藤を歌にした、ポップである
にもかかわらず悲しい曲。彼女を幸せにしたいという願いと自分が幸せになりたいという願い。だ
けど無情にも神様は片方の願いしか叶えてくれないんだ。”さよならと言われるより言うほうがきっ
とつらい”ってところに彼の性格がにじみ出てる気がします。優しさって時に痛いものなんだよね。
3559 「二人」 アンダーグラフ 11/09/17
A「この場所に生まれた僕達は いつも何が出来るかを考えている」(09/5/27)
 忙しさゆえ本当に大切なものが忘れ去られてしまう。心の奥底ではいつも大切に思ってること
なのにね。そして立ちはだかる無情な現実。でもその現実だって、思ったほど悪いものじゃない。
その現実があるからこそ「君を守りたい」というこの気持ちが生まれる。心から大切に思う君といつ
までも今みたいに微笑みあいながら生きてゆきたい。そんな青年の願いがこめられたラブソング。
3572 「ふたり」 いきものがかり 11/09/30
S(09/5/27)/A「ハジマリノウタ」(09/12/23)
 隣りにいるのになぜ素直になれないんだろう?「隣りにいてほしい」なぜそれを素直に言葉にで
きないのだろう?きっと心のどこかで僕は君の重荷になりたくないって気持ちが邪魔してるからな
んだろうな。いつも笑顔の裏側に涙を隠してきた。それは君も同じだろう。だから君の手を握る。
今はまだ思うようにいかない夢もいつか叶えたい。もちろんその時も、僕は君の隣に居たいんだ。
4926 「二人」 小田和正 15/06/15
A「小田日和」(14/7/2)
 たとえ誰かの悲しみを背負おうとしてもその人にはなれない。だからその人の悲しみを分かち合
うことはできない。でも減らすことはできる気がする。ひとり悩み続けているその悲しみを誰かに打
ち明けることができたら、その誰かと生きていくことができたとしたら減らすことはできるんじゃないだ
ろうか。もちろんすべてゼロにすることはできない。だから人は誰かと生きていくことを求め続ける。
907 「ふたり」 小室哲哉 02/12/26
A「Hit Factory」(92/10/21)
 彼が他のアーティストに提供した楽曲を自分で歌いなおしたアルバム『Hit Factory』に収録さ
れたオリジナル曲。この曲からは乾いた恋人たちのため息が聞こえてきそうです。「もし僕が僕でな
かったなら 君を苦しめはしなかった」それでもふたりが一緒にいようとしているのは、男の淋しさから
なのだろうか。しつこいですが小室さん以外の声で誰かカバーしてくれ!と思えるほどの曲(笑)。
1186 「ふたり雨の日」 柿島伸次 03/10/04
A「Rolling DOWN HOME」(95/2/22)
 ただ君にふたりだけで会っている時にだけ、僕は本当の僕に帰れる気がした。考えてみれば社
会に出たり、生活にまみれていくうちに「本当の自分」のままでいられる人ってそう多くはないと思
います。日常の中で何かにガマンしたり苦しみに耐えながら生きている。そんな僕でも君と会って
いる時だけは本当の自由な自分に戻れた。アコースティックに奏でられた悲しげな一曲ですね。
1205 「二人歩記」 長渕剛 03/10/23
S(81/10/21)
 住み慣れた部屋を引きはらい別の場所へ引っ越す。一見、いや一聴すると悲しい歌にきこえ
るのですが、実は彼女と一緒に暮らすため新しい部屋へ引っ越すという喜びの歌なんですよね。
でもそこで暮らした期間に起こった彼の苦悩や悲しみや寂しさっていうのは、きっとこの先の暮らし
プラスにもマイナスにもなってゆく。「今度こそ幸せになれますように」本音なんだろうな、きっと。

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