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〜す

2164 「スクラップ」 ザ・ブルーハーツ 06/08/09
A「YOUNG AND PRETTY」(87/11/21)
 ボクは小さい頃から”苦労すればきっと報われる”と思ってきた節があります。でもある時点で”自
分の理想に向かっていない苦労は努力とは呼べず、報われることはない”とも気づきました。今自
分のしていることだって、正しい努力かは実のところは・・・後になってみなければわからない。けれ
どそこですべてを諦めて何もしなければ、それこそその時点で”スクラップ”になってしまうんだよね。
2902 「SCRAP ALLEY」 尾崎豊 08/11/29
A「回帰線」(85/3/21)
 ひとりぼっちだった俺に家族が出来て子供が出来てその家族は俺だけを頼りに生きている。誰も
認めてくれようとさえしてくれなかったこの俺が頼りにされてるんだぜ?だから若かったあの頃みたいな
ことはしてられないんだよ。あの頃のことはいい想い出だけどこれからは家族のためにがんばらなきゃ
ならないんだから。そんな友人とのやりとりを綴った彼の視点の温かさが伝わってくるロックチューン。
361 「Scrambling Rock'n' Roll」 尾崎豊 01/06/12
A「回帰線」(85/3/21)
 彼の孤独感や疾走感がつめこまれたロックチューンの代表格。そこでのたうちまわるようにシャウト
してる彼の姿が浮かび上がってくるようです。「自由って一体なんだい?」その答えは今も出ていな
い。何かを強制されていた十代の頃の「自由」って「強制されない」ということだったのかもしれない
けど、我慢して我慢して勝ち得たものこそ「自由」なのかもと今思うようにもなってる。難しいよね。
4833 「スクランブル交差点の渡り方」 中島みゆき 15/03/14
A「常夜灯」(12/10/24)
 スクランブル交差点を渡る時、人とぶつからないようにするコツはその流れに逆らわずみんなと同じ
じ方へ歩いていくこと。疑問を抱いたとしても「それは違うだろ」と思ったとしても大勢に乗っていけば
無事に渡ることができるのです。人生にも同じことが言えるような気がする。何事にも無関心に自分
以外のその他大勢と同じ方へ歩いていけば、きっと渡れる。そこに大きな後悔が残るのだとしても。
2538 「スケッチブック」 斉藤和義 07/08/18
A「Nowehere Land」(03/3/26)
 複雑な家庭環境にある小学生の思いを綴ったアコースティックな一編。パパはいつも仕事で帰り
が遅い。ママは「勉強しないとパパみたいになっちゃうよ」といつも僕に言う。そしてついにママは「お前
はママとパパと暮らすのならどっちがいい?」って僕に聞いてきた。大人が子供にそういう質問ぶつけ
るのって、えらく幼いことですよね。最後の一節に親を思う健気な少年の想いが集約されているな。
3663 スケッチブック」 ほたる日和 11/12/30
S「季節はずっと」カップリング曲(09/11/25)
 都会に出て行った人が故郷へと戻る。実際に夢をあきらめたわけじゃない。ただ都会の暮らしに
疲れただけなんだ。世の中には決まった数しか椅子が用意されていない。それをどう奪い取るかっ
てゲームみたいなものだ。夢のスケッチは描けてる。もう一度挑戦するため、体制を立て直すため
に帰ってきたこの青年のその想いは通じるのだろうか?聴いた後の余韻がたまらなく残る曲です。
4549 「スコール」 スネオヘアー 14/06/03
S「slow dance」カップリング曲(12/10/24)
 誘惑の夏は一瞬で終わる。突然のスコールのように揺さぶられた心はどこにも持って行きようの
ない衝動にかられる。いつまでもそこにいてほしいのに残酷なまでの速さで僕の前を横切ってゆく。
いい意味で彼の作品らしくない(笑)情熱的なアレンジにより徐々に昂ぶってゆく心の変動が巧み
に繰り広げられています。すべてを焦がした夏が終わる。そのやるせなさを激しさの中に感じます。
3172 「スコール」 ヒステリック・ブルー 09/08/26
A「JUNCTION」(03/8/6)
 本当は愛してる。だけどあなたとはもう一緒にいてはいけない気がする。そんな女の子の複雑な
心情を描いた、ポップなんだけど悲しい楽曲。ゆらゆらとした季節にうながされ、ゆらゆらとした心持
ちになってしまうのってなんだかわかるな。妙に今の自分が小さく思えてきて「今のままじゃダメだ」と
何かを変えてみたくなるんですよね。季節って自然の恵み以外にもいろんな影響を与えますよね。
825 「少し気になった Breakfast」 長渕剛 02/09/28
A「STAY DREAM」(86/10/22)
 このアルバムで『俺たちのキャスティングミス』とともにラブバラード部門を担っている曲です。迷路
の前で立ち尽くしてしまった二人を歌った『俺たちの〜』に対し、この楽曲では逆に幸せの中に不
安を感じてしまう男の素直な感情が歌われています。彼のそれまで描いてきたバラードの集大成
のような気がしてならない曲です。聴いた後の何とも言えない味わいが胸を締めつける作品です。
1648 「少しだけほほえみが」 長渕剛 05/01/09
S「二人歩記」カップリング曲(81/10/21)
 今まで事あるたびに苦い砂をかじってきたけど、それも今の夢を手に入れるための関門だったんだ
よと歌う、彼の初期の名曲。ハーモニカとアコースティックギターのみの演奏が、逆に最もストレートに
メッセージを響かせる気がします。一日を過ごすうちに苦しいことなんてたくさんある。だけどその中で
ほんの少しの”ほほえみ”が必ずあるはず。それを歌にしていければ、という彼の思いを感じますね。
1504 「鈴虫を飼う」 スピッツ 04/08/18
A「名前をつけてやる」(91/11/25)
 しかしこのタイトル、アンダーグラウンドっぽい、いかにも初期の曲という感じがしますね(笑)。鈴虫
ってちっぽけな存在に思えるけど、もしかしたら自分はそれぐらいちっぽけな存在なのかもしれない。
人生の選択を迫られた時だって二つしか道はないのに、その隅に開いていた穴から逃げ出してきち
ゃって。そんな自分を責めるような思いを描いてるんじゃないかなあ(←あくまで多分ですよ(笑))。
1593 「すずめ」 中島みゆき 04/11/15
A「御色なおし」(85/4/17)
 増田恵子さんへの提供曲。愛する彼との別れの予感を綴ったこの曲は、メロディーやアレンジも
もちろん悲しげなものなんですが、実際の彼女はそれを笑顔でごまかしているような、そんな気がし
ます。彼を引きとめたい。だけどなぜか自分の想いとは裏腹に雀のようにはしゃいでる彼女。もしか
したら、それはその想いをあからさまに彼には悟られたくない女性のプライドなのかもしれませんね。
4045 「進め なまけもの」 斉藤和義 13/01/15
A「ジレンマ」(97/2/26)
 いったいいつになったら安心して暮らすことができるんだろう?いつも綱渡りでいつも崖っぷちで言
い訳したって何かが変わるわけじゃないのに今日も愚痴ってる。でもそれは何かを目指しているから
出てくることなのであって、逆にひとつのことにいつまでも固執できるのもひとつの才能なんだ!と思い
込む(笑)。なまけものにはなまけものなりのやり方があるのです。道行きはまだまだ険しいけどね。

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