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〜おおり

2814 「おいで僕のそばに」 長渕剛 08/07/01
A「HEAVY GAUGE」(83/6/21)
 初期から中期にかけての彼のラブソングって歌詞にすごい深みを感じてしまうんですよね。もちろん
いい意味でですが、すごく素直じゃない歌詞(笑)。つまりひとつのフレーズから何通りもの想いが伝
わってくる気がするんです。この曲は宿り木を失ってしまった女性に向けて歌われた悲しくも優しい
作品。「終わりのない愛がおとずれればいいね」の一節に隠された彼の彼女への想いとはいったい?
2832 「俺らの家まで」 長渕剛 08/07/19
S(79/3/5)/A「風は南から」(79/3/5)
 いつも君のことを一番大事に考えてる。だけど時には浮気もするよ。だってしょうがないよ、俺はそ
ういう男なんだからという、女性からしたらなんとも調子がいいというか自分勝手というか、そんな男
の言い分がつらつら歌われてますが(笑)ポップなサウンドと爽やかな彼の歌声が男のその身勝手さ
を帳消しにしてるような気さえしてしまう曲。「機嫌なおして〜ツヨシ〜!」はライブでも有名です。
4019 「逢瀬」 宇宙まお 12/12/20
A「風とどこかへ」(12/4/4)
 たとえ現実の世界で会えなくても夢の世界で私に微笑みかけていてくれさえすればそれでいい。そ
んな女の子のバイト先の同じスーパーで働く気になる男の子への想いを綴った曲。「ベーカリーコーナ
ーで働く私と鮮魚コーナーで働くあなた」ってところが妙にリアルでいいな。そういや高校生の頃ってよ
く妄想を描いてたな。「もしあの人が恋人だったら」とか想像しただけで満足してた気がする(笑)。
1627 「お家へかえろう」 長渕剛 04/12/19
A「JEEP」(90/8/25)
 「ああ 明日の朝 ああ国会議事堂へ行こう ああしょんべんひっかけて ああ口笛吹いてお家にかえ
ろう」という一節を聴いた時「とてつもないなこの人は!」と思ったものでした(笑)。そりゃあ表舞台
に立ってる人たちから見りゃ彼の歌う内容は「負け犬の遠吠え」と思うのかもしれないけど(実際は
負けてないんだけど(笑))流行の波を乗り継いでばかりじゃ本質は見えてこないんだって感じたな。
2755 「おうちを忘れたカナリア」 熊木杏里 08/05/03
A「無から出た錆」(05/2/23)
 いつかの想いを自分の中でそのまま維持しながら生きてゆくほど難しいことはない。周りの状況が
自分の意志とは無関係に変わってゆくならば、当然自分もそれに対応して変わってゆかなければ
生きてはゆけないもんね。だけど、それでもいつかの自分が持っていたピュアさをいとおしく思うことが
あります。どうあがいてみても今はもう取り戻せない。そう、まるで”おうちを忘れたカナリア”のように。
709 「狼になりたい」 中島みゆき 02/06/03
A「親愛なる者へ」(79/3/21)
 まさにさまざまな種類の人間が集まる牛丼屋「吉野家」を舞台に展開される人間模様。確かに
夜明け間際の吉野家では「この人どんな職業なんだろう?」って人をよく見かけたなあ(笑)。いろ
んな偶然が重なって、一杯の牛丼に集まる人たち。そんな、心に何かふりきれないものを抱えた人
たちを表現することによって、彼女は世の中の無情さというものを引き出そうとしたのかもしれない。
4630 「オオカミの歌」 馬場俊英 14/08/23
A「キャンディー工場」(13/10/9)
 自分の本当の気持ちは自分自身でもなかなかわかるものじゃない。生きてきた数十年間に自分
に貼ってきたさまざまな取り繕いや飾り、ごまかしを一枚一枚はがしてゆくことができればわかるのか
もしれないけど。「生まれ変われたらまた自分になりたいか?」YESと答えられる人はまだいい方だ。
今の自分に飽きたらとことん自分と向き合ってみたらいい。そこから次の進路が見つかるはずだから。
156 「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い〜」 爆風スランプ 00/11/08
S(89/10/21)
 この曲を聴いたとき素直に感動した。「大きな玉ねぎ」とは日本武道館のことで、ペンフレンドの
二人がコンサートで初めて会う約束をした。しかし彼女はそこに現れず、彼はアンコールの声の中
ひとり会場を飛び出した。もしかしたら彼女はこの会場のどこかに来ているのかもしれない。でも来
ていないのかも。そんな情景が痛いほど伝わってきてとても胸に痛い曲。屈指の名バラードです。
3452 「Okay」 稲葉浩志 11/06/02
S(10/6/23)/A「Hadou」(10/8/18)
 生きている以上僕にもあなたにも終わりの日はやってくる。どこに逃げようが、どんな薬を飲もうが
確実にその日はやってくる。自分のいない世界っていったいどんな世界になるんだろう?そういえば
考えたこともなかったな。自分が思ってるほど大した影響はないのかもしれないけど。ただ「寿命」
という期間の中に「死」という締め切りがあるからこそ、人は輝こうとするとは言えるかもしれないね。
2510 「OCEAN」 B'z 07/07/21
S(05/8/10)/A「MONSTER」(06/6/28)
 目の前に広大な海が広がっているかのように錯覚してしまう壮大なロック・バラード曲。でもここで歌
われている”OCEAN”はただ単に”海”ということではなくて、人生を歩いてゆくうえで目の前に広がっ
ているすべての光景をさしてる気がしてきます。最終的に大切なのは、たとえ人生に荒波が押し寄
せてきても風が吹かなくなっても嵐が来ても、自分の心がどうあるべきなのか?ってことなんですよね。
2093 「大宇宙(おおぞら)」 徳永英明 06/05/30
A「愛をください」(03/2/27)
 ”強がること”って、イメージ的には自分に実力もないのに大きなことを言う、なんてマイナスイメージ
にとらえられることが多いけど、実は”強がること”って大事なことなんじゃないかなって思い始めていま
す。それってある意味自分の主張なんだよね。この曲では強がることさえできなくなった男の悲しみが
歌われてるけど、たとえその強がりが身分不相応だとしても、強がる自分でいたいなって思います。
238 「Autumn Song」 KAN 01/02/07
A「MAN」(96/5/27)
 この曲を聴いて泣きそうになったことがある。失恋したから?悲しいことがあったから?そんなことでは
なくこの曲に泣かされたのです。決して悲しい曲調でも暗いものでもない。でもこの歌詞とこのピアノの
強弱あるメロディーにやられたのです。遠く離れた、かつてつきあっていた彼女に対する男の想いがこ
の曲には宿っているような気がするのです。とにかくいろんな方に聴いていただきたい一曲なのです!
2575 「Autumn Park」 松任谷由実 07/09/24
A「ALARM a la mode」(86/11/29)
 何の変哲もない秋の公園でボートを漕ぐ恋人たち。何が特別というわけではないけれど、あなたが
私を見つけてくれて今一緒にいるというただそれだけで私は幸せ。静かに胸に染みてくる彼女の歌唱
とメロディーがさらに情感を高めてくれる曲。今ある周囲の状況を「幸せ」だと思えるってなかなか難し
いことだけど、でも「今日の日よありがとう」と言える日があることこそホントの「幸せ」なのかもしれない。
2934 「大晦日(おおつごもり)」 さだまさし 08/12/31
A「美しき日本の面影」(06/9/13)
 一年に区切りをつけるってなあなあになってしまいがちな人間にとってすごく大事なことだし、そういう
区切りがつけやすい大晦日や元旦って人間にとっての大発明だと思うんですよね。もちろん新しい年
になったからといって、今年感じた痛みや悲しみをすぐに忘れ去ることができるはずもありませんが、た
だそれをこれから生きていくうえでのプラスに変えていこうとすることはできる気が・・・しませんか?(笑)
1799 「オーディエンス」 柿島伸次 05/08/09
A「WINDING ROAD」(03/7/18)
 ギター一本をかかえ、ひとりで見知らぬ人々が行き交う中で歌う。それはとてつもない孤独を感じす
ごく寂しい気持ちになるんだろうな。だけどそんな中自分の歌に足を止めてくれる人がいた。それだけ
でこの青年は生きてくことは悲しいことという考え方を変え、もっと強く生きていかなくちゃならないと、ふ
たたび歩きはじめる。彼自身の実体験を基にした、ジーンと染みるアコースティックな楽曲なのです。
2360 「Ordinary Days」 槇原敬之 07/02/21
A「太陽」(03/3/12)
 嬉しいことがないと幸せを感じることができない。それは万人に共通して言えることなのかも。普通
に暮らすことができる。それだけで十分幸せであるはずなのに、その暮らしに慣れてしまった人は幸せ
だと実感できる物事を探してしまう。それがないと不幸せと思い込んでしまう。そう考えると幸せって失
ってからしか気づけないのかもしれない。今生きているこの一瞬を幸せと感じられる人になりたいな。
3084 「オートバイ」 真島昌利 09/05/30
A「夏のぬけがら」(89/11/21)
 「誰も乗っていないオートバイが夜の国道を走り去って行く」それはきっと透明人間の仕業だ!では
なく(笑)きっと彼の心の中の風景なんでしょうね。誰にも心のうちを悟られないように生きてきた青年
が垣間見た夏の夜の幻。誰にも操縦されず自由に走り回るそのオートバイは、思いを打ち明けられ
ぬまま暮らしている彼の願望なのかも。やがてオートバイは流れ星となり、彼の思いを乗せて空へ。
336 「Automatic」 宇多田ヒカル 01/05/18
S(98/12/9)
 この曲を初めて聴いたのは、まだ彼女がデビュー前で、深夜ラジオでかかった時だった。アメリカ在住
でなんと15歳で作詞・作曲も自分で手がけるという彼女のこの曲の最初の印象はメロディアスで、す
ごいと思ったけど、まさかここまで来るとは!とにかく聴いた瞬間心に残るメロディーを作ってしまう天才
少女だとこの時思ったのです。にしても、15歳で自作自演のアーティストとしてデビューとはスゴイな。
39 「Over」 Mr. Children 00/05/27
A「Atomic Heart」(94/9/1)
 サワヤカ集団だったミスチルが、急にシリアス集団(?)になった4枚目のアルバムのラストを飾る曲。
シングルにはなってないけど、かなり認知度のある曲ではなかろうか。明るい曲調の中に彼女との別
れという哀しさがちりばめられている。しかもこの曲がアルバムのラストを飾っているところがすごくニクい
なあって思います(笑)。「Cross Road」でブレイクしたMr.Childrenのナイーブな一面を示した名曲。
1890 「Over and Over」 Every Little Thing 05/11/08
S(99/1/27)
 人が生きていくのにずっと100%幸せでいる、ということはできない。時には誰かを傷つけたり、逆に
傷つけられたりしながら、人生って”生きもの”は進んでゆく。そしてすべての人にめぐり逢いも別離も
必ず訪れる。もしたとえ今が”幸せ”だと感じることができたとしても、その”今”が永遠に続くことはな
い。だとしたら、その”永遠”を追い求めている姿こそ、真の”幸せ”の姿といえるのかもしれないなあ。
4367 「Over & Over」 KATSUMI 13/12/03
A「ONE」(91/2/27)
 スピードが要求される今の社会じゃ大事なものが失われてゆくことにも目を向けている暇がない。
誰もが同じ方向を向いている間に人知れず朽ち果ててゆく大切なものたち。そこに目がいかないう
ちはゴールなんて見えてくるはずがない。大雑把になりすぎた世間に警鐘を鳴らすジェットコースタ
ーソング。20年以上前の曲なのに響いてくるのは、彼のハイトーンボイスのせいだけじゃないだろう。
3075 「Over the River」 スネオヘアー 09/05/21
A「スネスタイル」(02/10/9)/S(03/1/22)
 やるせないメロディーと哀愁漂うボーカルが印象的なミディアムチューン。1番の歌詞の内容にいたっ
ては町案内しかしていないんですが(笑)何か大切なものを失ってしまったような喪失感に襲われる
不思議な浮遊感を持つ作品。時期が来ればきっと僕も変われる、そう信じて人生を重ねてきたけど
僕はあの頃とちっとも変わっていなかった。人の群れに流される青年の姿が自分にダブってしまう曲。
2340 「Overture」 稲葉浩志 07/02/01
A「志庵」(02/10/9)
 新しいことを始めるにはそれなりの覚悟と勇気が要る。確かに何らかのきっかけがなきゃ、なかなか
重い腰はあげられない(笑)。この曲の主人公は彼女とのマンネリな関係を解消して、いざ新しい自
分をめざそうと決心した男。でもひとりになったとたんに彼女の存在の大きさを思い知らされる。が、つ
いに男は新しい道を歩き始めた。女性が聴くと何て自分勝手な男だ!って思っちゃうかもね(笑)。
3316 「Oh,What a Beautiful Morning」 ユニコーン 10/01/17
A「ヒゲとボイン」(91/9/30)
 あるじいさんの病院でのノホホンとしたひとコマを綴った楽曲。口やかましい嫁の尻に敷かれる息子
を目の当たりにし、可愛い孫たちは来ない時ゃまるで来ない。唯一の楽しみは白衣の天使の検温
時間。おそらく日本ロック史上こんなテーマをとりあげたロックバンドは皆無でしょう(笑)。がその裏には
「人生と死」という避けて通れないテーマが。”働くだけ働いて 愛した女二人だけ”の一節が笑える。
277 「OH MY LITTLE GIRL」 尾崎豊 01/03/19
A「十七歳の地図」(83/12/1)
 彼の死後にシングル化され、皮肉にもミリオンセラー、そしてシングルチャート1位を記録した唯一の
楽曲。彼は生前「この曲を超えるラブソングが書けない」と、かなり苦しんでいたようだ。恋の情景にし
ろ、社会の喧騒にしろ、十代の頃って、二十代、三十代では見ることのできない、何かみずみずしい
街の情景を見ることができるんじゃないかなと三十路を目の前にして想ってしまうアポロであった(笑)。

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