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〜ふ

3327 「フリージア」 アンダーグラフ 10/01/28
S「心の瞳」カップリング曲(09/4/15)
 ”夢”は植物に似てるような気がする。植物は水を与えられなければ枯れてしまう。その希望とい
う水を手に入れられるかどうかでその植物の運命は変わってゆくんですよね。その水をたくさん持って
いたあの輝いていた若き日々はもう戻らない。かといってそこであきらめてしまえばすべては終わる。
結局は誰もが前に進んでいくしかないんですよね。たとえその水が枯れ果て、どこかで倒れようとも。
828 「フリージアの少年」 the yellow monkey 02/10/01
A「未公開のエクスペリエンス・ムービー」(93/3/1)
 ミディアムテンポで展開されるイエローモンキー初期の名曲。何やら西洋を思い起こさせるような
詞なのですが、不思議とその世界に引きずりこまれてしまうんです。こういうちょっとおどろおどろしい
メロディー展開っていうのも彼らの初期の作品の特徴です。この特徴が次の傑作アルバム『jaguar
hard pain』へ繋がっていったんじゃないかなと思います。ホント何ともいえぬ雰囲気ですよね(笑)。
1073 「PLEASE AGAIN」 長渕剛 03/06/11
A「LICENSE」(87/8/5)
 二人の別れる最後の夜を描写した美しくも悲しいバラード曲。別れなければならない理由は一
切描写されてはいないけれど、きっとやむにやまれぬ別れだったのでしょう。顔を突き合わせばすれ
違いばかりのふたりなのに、唇を重ねあわせる時だけなぜこんなにも素直になれるのだろう?そんな
男の心が痛く伝わってくる一編です。プリーズ・アゲイン。もしひとつ許されるなら、もう一度彼女と。
211 「FREEZE MOON」  尾崎豊 01/01/11
A「壊れた扉から」(85/11/28)
 とにかく絶句してしまうほどの絶唱曲なのです。歌詞が楽曲に見事にはまってるとは言えません
が、うまく言えないけれどこの外れ方というか詰め込まれた歌詞が、聴く者の心に何かを訴えかけて
きます。それは若かりし頃のはちきれんばかりの鼓動かもしれないし、破れてしまった「夢」というもの
への未練かもしれない。この楽曲の躍動感は、日本のロック史上に残るものだと確信しています。
1289 「FREEDOM」 globe 04/01/16
A「globe」(96/3/31)
 彼らのユニット名「globe」とはもちろん「地球」という意味。どんな生き方をしたって、そんな自分の
人生にはおかまいなしで地球は廻りつづけてる。愛し合うふたりがいくら時が過ぎるのを拒んでみて
も止まってはくれない。「自由」って個人個人によってその度合が変わってくるけど、人はたとえある
自由を手に入れたとしても、やがてその上をゆく自由を求めはじめる生き物なんだよなあ、きっと。
2553 「振り向かない」 山崎まさよし 07/09/02
S(97/10/22)
 ふがいない自分に付き合わせてしまった別れた彼女に対する「申し訳ない」という思いと、もう彼
女のことは思い出さず前に踏み出そうとする男の交錯した心情が描かれてた楽曲。誰かを忘れな
いようにしようと思うこと以上に、誰かを忘れようとすることは難しいことだと思います。「もう思い出さ
ない。振り返らない」そう思ったその時点で、もうすでにその誰かを思い出してしまっているのだから。
2229 「ふり向けば戻り道」 平川地一丁目 06/10/13
A「海風は時を越えて」(05/7/27)
 人は明日に向かって生きるもの。でも一方では昨日にすがって生きてもいいんじゃないかって気
もするんです、特にこの曲を聴くと。”昨日までの自分”って生まれてから今日まで生きてきた自分
という存在の証だし、それがたとえどんな生き様だったとしてもどうすることもできない事実。その積
み上げてきた証を携えて、人は”明日”というまったく未知の領域に踏み込んでいくわけですしね。
1751 「不良」 吉岡秀隆 05/06/22
A「つづく」(96/3/21)
 多くの人はずっと暖め続けてきた夢を志半ばで断念し自分の中にぐっと飲み込んで生きている。
いや自分の夢に対する努力を貫き通している人ほど、世間から見れば”不良”と呼ばれるのかも
しれない。物わかりよく志を抑えて世間の平均にに入りこんでゆくことが”大人”ならば、大人には
なりたくない。と思いつつも、物わかりがよくなければ世間を渡れないのもまた事実なんですよね。
4813 「blue green」 奥華子 15/02/22
A「君と僕の道」(14/3/19)
 私はこれが望んでいた愛の形だと心のどこかで、そう自分に思い込ませようとしていた。でもやっぱ
り自分の心に嘘はつけない。雲の形が変わるのを誰もが気にもしないように、そんな風に今まで過
ごしてきたけど、心のどこかでは迷っていたのかもしれないね。私の望む形じゃない今のままであなた
といると、今以上にあなたを傷つけることになる。だからあなたとはもう会わない。悲しいことだけど。
716 「ブルース」 ユニコーン 02/06/10
S(91/6/21)
 最近巷でやってる道路工事に「ホントに工事が必要なんかい?」と思ってしまうことがありますけど
この曲の主人公は「自分が街を造ってる!」というプライドを持ってるドカタの男たち。でもそれとは裏
腹に密やかに歌われるこの曲がたまらなく好きなのです。彼らを代表する一曲。アルバム未収録と
いうことは、やはり他の曲とはなじめないのかなあ?こんな曲もあんだぞって教えてあげたい曲(笑)。
488 「ブルースをけとばせ」 ザ・ブルーハーツ 01/10/17
A「TRAIN-TRAIN」(88/11/23)
 こんな風に歌い飛ばせる人生を送れたらどんなにいいだろうな。確かに「70年なら一瞬の夢」なん
だけど、世の中に出れば、やりたくないことでもやらざるを得なくなることが出てくる。気持ちの上だけ
でもこんな思いも持ってなきゃな、と思うけど実生活ではなかなか・・・。「マイク・タイソン」や「ジャイ
アント・馬場」みたいにやってやりたいんだけど(苦笑)。それにしてもなんて痛快な曲なんだろうな。
4162 「ブルーナ」 宇宙まお 13/05/12
A「ワンダーポップ」(12/11/7)
 たとえ同じ情景を見ていたとしても、人や年齢によってその瞼に映り込む景色がまるで違うことが
ある。繁華街ひとつとってみても「大勢の人がいて明るく楽しい」と思える人もいれば「まるで悲しみの
吹き溜まりだ」と思える人もいる。雨に降られたって平気。だってあなたに会えたから。あなたがいな
くなっても平気。だってあなたに会えた事実は残るもの。この若い人独特の感性、おそるべし(笑)。
4378 「Blue Night」 KOKIA 13/12/14
S「Tears in Love」カップリング曲(98/11/18)
 聴いてるだけで異世界を想像してしまう。そこは誰もいない広大な丘。空には星たちが輝き、風
が吹けばどこまでも広がる草原がザワザワと音を立てて揺れている。自分以外の気配を感じない、
ただただ大自然の暗闇にただ一点あたりを照らす月が昇る。世の中の悲しみを歌った現実的な曲
が好きな一方、こういう今いる場所とは違う世界にいざなってくれるような作品も大好きなのです。
1612 「ブルーの季節」 辛島美登里 04/12/04
A「Snowdrop」(99/12/8)
 どんなに幸せな環境の中にいてもブルーな気分に陥ってしまうことってあると思います。彼女も好
きな彼と一緒にいるけれど、いつも明日に不安を持っている。彼はいったい私のことをどう思っている
のだろう?そう思いながらゆっくり二人の溝を埋めていきたいと思う女性の気持ちを綴った曲。彼女
の不安は、言いかえれば自分に自信が持てていないからなんだろうな。なんだボクと一緒だ(笑)。
3032 「ブルーバード」 いきものがかり 09/04/08
S(08/7/9)/A「My song Your song」(08/12/24)
 今自分のいるところから一歩外へ出る、それってすごく勇気の要ることだと思います。飛び出したら
もう二度とそこへ戻ることはできないわけだし、かと言っていつまでもそこにとどまっていられるはずもな
いし。ならば堕ちてゆく危険を冒してでもそこから飛び立つ以外、道はないのかもしれません。この曲
のメロディーラインがたまらなく切なくて懐かしくて、でも新鮮で。そんな感じのする不思議な曲です。
3313 「ブルーバード 〜僕は夢の影のように〜」 馬場俊英 10/01/14
S「ただ君を待つ」カップリング曲(06/11/29)
 自分が望むべき姿になるための近道はない。あったとしてもそれは後になってきっと遠回りだったと
思い知る道だろう。何度やってもなかなかうまくいかないのは、それだけ高い壁を越えようとしてるから
だよね。だからあきらめずにやっとその壁を越えた時手にしたものは、誰もが手にできるものじゃない何
物にも変え難いものなんだ。たとえどんなに夜が長く続いたとしたって、明けない夜はないんだよね。
3182 「BLUE BLOOD」 X(エックス) 09/09/05
A「BLUE BLOOD」(89/4/21)
 激しさの中に悲しみが同居する彼らのメジャーデビューアルバム表題曲。首縦降りのハードロックに
もかかわらずそこに美しさを感じてしまうのは、彼らの作品ならではだと思います。もちろん青い血が
流れてる人なんてデビルマンぐらいしかいない(笑)もとい、いないんだけど、流れてるはずの赤い血が
ただ何となく青く感じる瞬間ってあるよな。打ちひしがれて生気がないというか、そんな悲しい状況が。
1831 「blue blue」 コブクロ 05/09/10
S(03/8/27)
 恋っていうのは解いていけばいくほど答えがなかなか出ない超難解な方程式。しかもそれは解くた
びに答えが変わる、まるで山の天気のように行方知れずなものかもしれないな。この曲の主人公も
彼女の前ではいつでも緊張して気持ちを抑え込んでる。ちょっと気を抜くとボロが出て、もしかしたら
彼女に嫌われちゃうかもしれないし。でもそう思えるうちが花なのかもしれないな・・・なんてね(笑)。
4005 「古き良きもの」 ほたる日和 12/12/06
A「東京組曲 e.p.」(11/1/26)
 すべてのものはいつか消えゆく運命にある。どんなに残っていてほしいと思っていてもいずれ滅びゆ
く。きっとこれから訪れる未来に対するような不安がないから心を許し安らぐことができるのだろう。でも
消えゆく運命にあるからこそ愛おしく思えるってこともあるよね。何かが生まれるたびに何かが失われて
ゆくのが宿命。消えてほしくない風景や風情は心の奥底にある「故郷」につながっているんだろうな。
500 「ふるさと」 長渕剛 01/10/29
A「SAMURAI」(98/10/14)
 彼のルーツ、そして家族、そしてこの国への想いが詰まってる傑作のバラード曲。荒い言葉ではなく
「私」という主語を使ったり、年齢を重ねてきたからこそわかる心情が静かに歌われているから余計に
グッとくるものがあるんです。確かにこの国は物質的には豊かになったかもしれない。でも人々の心は
戦前よりも下になってしまったような感じも、悲しいけどするんだよな。なんとも余韻の残る曲ですね。
4508 「ふるさと」 ファンキーモンキーベイビーズ 14/04/23
S(09/12/9)
 後ろを振り返ってる余裕はない。目指してる場所にたどり着くにはいつでも前のめりに走っていな
ければいけない。でも時には今まで歩いてきた道を振り返ってみるのも悪くない。ふるさとの山々に
囲まれあの時生まれた夢。その夢のために今走っているのだから。あの時の自分は今の自分をどう
思うかな?そんな自分を自分でいさせてくれているのは、幼き日に見たふるさとの風景なのだから。
245 「ふるさと」 モーニング娘。 01/02/15
A「セカンド モーニング」(99/7/28)
 この楽曲までは彼女たちが企画ものだとはいえ、彼女たちの曲を楽曲として聴いていたが「LOVE
マシーン」以降はCMソングにしか聴こえなかった(皮肉にもその曲から大ブレイクしたのだが)。とにか
くこの曲はメロディーといい詞といいグッとくるものがある。故郷を離れて都会でがんばってる女の子の
心がストレートに伝わってくる名曲。(ちなみにこのCDはボクのじゃなくて、奥さんのものであります)。
2236 「ふる里に帰ったら」 ふきのとう 06/10/20
A「Sketch」(82/11/21)
 人は出会いと別れを繰り返す。これは避けようにも避けられない事実ですよね。彼は都会の淋し
さの中で彼女に出会い、そして別れてふたたび淋しさに出会う。さっきの言葉を言い換えれば人って
淋しさから逃れられない生きものだと言えるのかも。ふる里に帰っていった彼女の心からもまた淋しさ
は消えないでしょう。故郷から遠く離れた都会でめぐり逢い、そして翻弄された悲しみがまたひとつ。
1830 「故郷へ」 村下孝蔵 05/09/09
A「汽笛がきこえる街」(80/7/1)
 ボクには故郷がありません。っていうか今住んでいる場所が故郷。だから地方から出てきてがんば
ってる人たちを見ると、大変だなと思う反面うらやましいと思うことがあります。もちろん自分の今生
活している場所が故郷にあたるわけだから大切は大切なんだけど、やっぱり今の場所以外に自分
が帰れる場所があるっていうのは素直に「いいなあ」って思います。贅沢なことなんでしょうけどね。

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