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〜ま

1334 「また あした」 Every Little Thing 04/03/01
S(03/11/12)
 いつも「またあした」と言って彼女と別れる少年の想いを描いた一編。少年は毎日彼女とのふれあ
いの中で起こる平凡なことをずっと大事にできたらいいなと思いながらも、できることなら彼女とずっと一
緒にいれたらいいなって思ってる。二人ともなんだかギコチないんだけれど、そのギコチなさっていうのが
また素敵なんだよな。歌詞にもメロディーにも全編を通してに優しさが溢れている気がする曲ですね。
4441 「また明日」 フラワーカンパニーズ 14/02/15
A「ハッピーエンド」(12/10/3)
 失くしたくないものが山のようにある。でも、すべてはいずれ目の前から消えてゆく運命にある。なのに
人は生きてゆこうとする。生きてゆくうちにいろんなものを失ってゆくことをわかっているはずなのに。それ
が自然の流れだと言われればそれまでだけど、そう思えるものに出会えただけでも幸運なのかもしれな
いけど、そんな綺麗事な表現じゃ済まされないものほど、自分にとってかけがえのないものなのだろう。
4504 「また明日」 ゆず 14/04/19
S(12/8/8)/A「LAND」(13/5/1)
 夕焼けを一緒に見た君は確かに僕の横にいた。手を振った君はあの時何を言いたかったのだろう。
君がいない今、僕は様々なことをわかったふりしてたあの頃をふと思い出す。もう一度君に会って今日
までにあったことを語り合いたい。だけど別々の時を過ごした二人にはきっと大きな溝もできてるだろう。
だから僕は夕焼けを見るたびにあの時の君を思い出す。今ではない僕がまだ背伸びしてた頃の君を。
3158 「また明日は来る」 徳永英明 09/08/12
A「Nostalgia」(93/12/10)
 いつも通りの明日が今日と同じように明日も来るとは限らないんですが、でも心のどこかでいつまでも
この状況が続いてゆくだろうと強く信じきってしまうのは男の側だけなんでしょうか?(笑)しかしこの男は
同時に今彼女といるこの状況に「終わってしまうのではないか?」という不安も抱えてるような気もしま
す。大人っぽいサックスに彩られた彼らしい曲なんだけど、なぜかこの盤では異色に感じてしまう作品。
2869 「また帰るから」 アンダーグラフ 08/10/27
S(07/5/2)A「呼吸する時間」(08/1/9)
 何も悩まずに生きることなんてできない。そりゃあ悩まずに生きれるとしたらそれに越したことはないん
だろうけど、人間的にはそれじゃ何も成長してない気がする。悩んで苦しみ抜いてその壁を越えた時
次に同じような壁が立ちはだかっても、何とか乗り越えていけそうな気がする。悩むのは幸せに向かお
うとしてるからなんだよな。そう気を取り直すことができたら・・・少しだけど前に進めそうな気がします。
4007 「また かけるから」 橘いずみ 12/12/08
A「どんなに打ちのめされても」(93/4/1)
 あなたに会いたい。でもいつも忙しいあなたの邪魔はしたくない。だから電話をかけてみる。でもあん
まりかけ過ぎて迷惑に思われたらイヤだな。本当はめちゃくちゃさびしい。でもあなたにそんな面ばかり
を見せたら余計な心配をさせてしまうから、つい明るく振る舞ってしまう。そんな女性の切なさを散りば
めた珠玉の一曲。ラブソングなんだけど、ところどころに垣間見える彼女のぶっきらぼうさが魅力です。
4279 「股旅(ジョンと)」 奥田民生 13/09/06
A「股旅」(98/3/1)
 人生は前進あるのみ。せっかくこの世に生を受けたのに同じことばかり繰り返して安全な場所に居
続けることはある意味罪なのである。後戻りできないなら前に進むしかないが、前に進むには常に大
博打を打ち続けなきゃならないのである。しかしなんなんだ、この歌。ジョンって馬か?(笑)あまりにも
コミカルな作品だけど歌われていることは人生とは過酷な中を突き進むということ、なのかな?(笑)
4988 「mata-ne」 小田和正 15/08/16
A「小田日和」(14/7/2)
 君が深い悲しみの中にいる時こそ会いに行きたい。僕が行って何か解決するなんて大げさなことは
できそうもないけど、ただ僕も君と同じように今吹いている強い向かい風の中を歩いてるんだよと声を
かけてあげるだけでも違うんじゃないかなって思う。独り善がりで自己満足と思われてしまうかもしれな
いけど、何の足しにならないかもしれないけど、それが君に対して僕ができる精いっぱいのことなんだ。
3460 まだ見ぬ君へ」 槇原敬之 11/06/10
A「UNDERWEAR」(96/10/25)
 「運命の人」と出会うために僕は生まれてきたんだ。と言いたいがために、なかなか身を固めようとし
ない青年。実はボクのまわりにも似たような理由でなかなか固めない人がいるけど(笑)それはそれで
ひとつの生き方なんだよね。たった一度の人生なんだからあせったってしょうがない。だけどまあ、あせ
るのもひとつの生き方ではあるけれども(笑)。まだ見ぬ運命の人に宛てた彼の心情が爽やかだなあ。
1365 「魔弾 〜Der Freischutz〜」 TM Revolution 04/04/01
A「progress」(00/10/12)
 この曲はとにかくビデオクリップがすごくド迫力だったのを覚えてます。訪ねた家の主婦のひじからロケ
ット弾が発射されたり・・・どこにこの曲と通じるところがあるんだよ!?とひとりでツッコンだ思い出があ
ります(笑)。彼女が自分と別れたあとに妙に綺麗になってるのってどんな感じがするんでしょうね?
この曲の主人公ってどっちつかずというか頼りなくて、なんかボクみたい(笑)。しかも舌噛みそうな曲。
1886 「街」 ザ・ブルーハーツ 05/11/04
A「THE BLUE HEARTS」(87/5/21)
 もしもつらい思いばっかりしながら生きてきた人にとって”街”という存在はまるでいい記憶のない毒の
吹き溜まりのような場所に映るのかもしれない。だけどそんな君にも”街”には気が合ったり、ともに生
きていこうと思いたくなる友達がきっとどこかにいるはずだよ!っていうメッセージを放っている一曲。この
世で君にしかできないことが必ずあるんだよっていう、生きている意味と元気をくれる歌なんですよね。
2324 「待ちあわせ」 スピッツ 07/01/16
A「名前をつけてやる」(91/11/25)
 歌詞に全然そういう単語は出てこないのですが、とても神秘的なんだけどすごく人間くさいなって感
じる曲なんです。人間なんていくら心を着飾ろうとしても、結局はドロドロなんですよね。「待ち合わせ
」と言っても「○時○分にどこどこでね〜」ってものじゃなく(笑)、前世とか輪廻とか宇宙とか、えらく壮
大な悲しみを歌ってるように思います。そんなテーマをさらっと3分足らずで歌っちゃう彼らに脱帽です。
3927 「待ち合わせ」 馬場俊英 12/09/19
S(10/6/2)/A「HEARTBEAT RUSH」(11/4/13)
 もし君に会えるのならどこで待ち合わせをしよう?どんな話をしてどんな所へ行こう?喧嘩するなら
どんな風にするのだろう?そして夜にさよならするならどんな言葉を交わすのだろう?君にはもう会え
ない。どうにもならないからいつも会えた時のことを考えてしまう。そんな青年の悲しい気持ちを綴った
曲。彼女が生きているならチャンスはあるかもしれない。でももしもうこの世にいない人だとしたら・・・。
688 「街角の風の中」 尾崎豊 02/05/13
S「核 -CORE-」カップリング曲(87/10/1)
 12インチ・シングル「核」以外にどこにも収録されていないこのシングルでしか聴けない曲。街の中を
風が吹き抜けるようなすがすがしいメロディーとは裏腹に、ここで歌われていることはすごく悲しいもの。
君の一言に傷つかなかったから今日の僕は運がいいな、よりそい歩く恋人たちの終わりが僕には見え
ぬふりしよう、とか。何を見るにも猜疑心にかられてしまう彼のこの当時の心境が甦ってきてしまう曲。
1464 「街角の天使」 浜田省吾 04/07/09
A「生まれたところを遠く離れて」(76/4/21)
 比較的ヘビーな楽曲がズラッと並ぶ彼のデビューアルバムの中で、ふっとした軽さが感じられる一曲で
す。まあ簡単に言えば、ナンパした彼女とのやりとりを歌にしたって感がありますが(笑)あらゆる人が行
き交う街の中で、お互いがお互いの寂しさを少なからず感じとっているんだなって思います。ポップさの
中に明るさだけでは終わらせない浜田省吾の人となりが、この曲ににじみ出ているような気がします。
530 「街の風景」 尾崎豊 01/11/29
A「十七歳の地図」(83/12/1)
 彼のプロとしての音楽人生はまさにこの曲から始まったと言っても過言ではないだろう。15歳ならでは
の15歳から見た人間社会。そこには大人たちのありとあらゆるものが渦巻いていた。「人生はキャンパ
スさ 人生は五線紙さ 人生は時を演じる舞台さ♪」すでにこの歳で達観しているかのようなこのフレー
ズ。誰かの言っていた通り彼の「生きるスピード」は他の人たちとは一線を画していたのかもしれない。
2098 「街は今日も雨さ」 SION 06/06/04
A「新宿の片隅で(自主制作盤)」(85/9/1)
 16の時に家を飛び出した男のつらく苦しい青春時代を綴った楽曲。理想と現実っていうのはそれだ
けかけ離れているんだよね。だから理想の自分に到達するってのは並大抵のことじゃない。電話の向こ
うで彼の母親が言った「生きてなさい」っていうたった一言がどこまでも染みてくる。ただひとつわかること
は今日が昨日のくりかえしでも、明日が今日のくりかえしでも、人は生きていくしかないってことなんだ。
3248 「街はひたすら」 ふきのとう 09/11/10
S75/10/21)
 最終的に人はどこまで行ってもひとりぼっちだ。街はそれに追い打ちをかけるかのように冬へとその顔を
変えてゆく。どんなに多くの人ごみの中にいても、通り過ぎた後のあまりにも痛烈な孤独感がこの主人
公の心を襲います。どんなに愛しい人と一緒にいようと、どんなに親しい仲間と一緒にいようと、離れた
時のあの何とも言えないさみしさ。だから人はいつも自分以外の誰かを必要とするのかもしれません。
4339 「まちぶせ」 石川ひとみ 13/11/05
S(81/4/21)
 わたしはずっと前からあなたのことが好きだった。でもわたしからは言い寄ったりしない。わからないよう
にあなたに近づきながら、きっといつかあなたを振り向かせてみせる。そんな女の子の情念にも似た(笑)
好きな人への気持ちを綴った曲。「あなたが好き」と一辺倒でゆく恋もあればこのように頭脳的&狡猾
に近づいてゆく恋もある。だからひとくちに「恋」といってもいつまでも語り尽くされることがないのだろうな。
4247 「街物語」 山下達郎 13/08/05
S(10/6/2)/A「Ray Of Hope」(11/8/10)
 街で暮らす人たちの生き様はそれがそのまま物語のようなものだ。生まれたら「いきなり大人だった」と
いう人はいるはずもなく(笑)誰もが子供時代を経験し、やがて大人になってゆく。そしてその人ひとりひ
とりの歩みがストーリーとして紡がれてゆくんだ。時にはこれ以上はないと思えるほどの「めぐり逢い」にも
「さよなら」にも直面するだろう。たとえそこで「さよなら」を迎えても物語は決して終わらずに続いてゆく。

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