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活動日誌 推薦人 プロフィール リンク集 住田の主張
◆ 図書館視察(町田市、唐津市、伊万里市)    2010年1月15〜20日
◆ 岩手県雫石町、北海道福島町 議会視察    2009年11月4〜5日
◆ 第26回全国自治体政策研究交流会議福井大会   2009年8月20日
◆ 沖縄の視察報告    2008年7月2〜4日
◆ 地域の輝きが国を創る (全国自治体政策研究会)   2007年8月24〜25日
◆ 能登半島地震災害地の視察報告   2007年4月27日〜28日
◆ 文教常任委員会 小中学校視察報告  2006年10月12日〜13日
◆ 第46回社会教育研究集会参加報告  2006年8月5日〜7日
◆ 知の地域づくりと図書館 神話のふるさと島根で図書館を考える 2006.7月9日〜11日
◆ 第22回全国自治体政策研究交流会議・第19回自治体学会鳥取大会  
                          2005年8月24〜25日
◆ ヨ−ロッパ視察旅行     2005年2月14日〜23日
 北欧四都市を訪ねて  2004年 4月19日〜4月28日
 横須賀市議会の「議会活性化推進」を視察  2003年7月7日
 横須賀視察報告  2002年8月8日〜9日
 岐阜県 多治見市視察報告  愛知県犬山市、高浜市   2002年4月22日〜23日
 秋田県鷹巣町視察報告  2001年4月7日〜9日
 北欧スタディーツアー報告  7月30日〜8月9日

文教常任委員会視察報告

   愛知県西尾市立寺津小学校
   岐阜県多治見市立 多治見中学校

2006年10月12日、13日


愛知県西尾市立寺津小学校

  名古屋から名鉄電車で約50分、三河の小京都と呼ばれる西尾市、抹茶の原料生産日本一といわれる温暖な気候の歴史都市です。

西尾市立寺津小学校では7年前から食を通して豊かな心をはぐくむというコンセプトのもと、隣接の寺津中学校と「食育科」小中一貫教育が行われています。2004年度から文科省の食育科は全学年を対象としており、食料を赤・黄・緑に分け低学年でも分かり易く栄養バランスを考えさせ「頭で食べる」ことによって、好き嫌いがなくなったとか。

 食育科の教育目標は「正しい食事のあり方を理解し、食習慣を身につけ、食事によって自ら健康管理が出来るようにする。生涯にわたって、健康な生活が営めるよう育てること」との高橋正治校長の説明でした。

○小1年〜4年 食の基礎的な知識学習
○小5年〜中1 食生活再認識(米飯中心日本型食事)
○中2年〜中3 食品の安全性について、適切な食品選択・判断力の他、自分たちでメニュ−をつくり調理する。

 授業時数は総合学習・家庭科・保健体育等の時間を削ってあてているとのこと。
80人の会食ができるランチル−ム、調理台を斜めに配し、教師が全員に目の届く調理室を見せていただいた。
こんいちは!と元気の良い子どもたちの声がさわやかでした。早寝、早起き、朝ごはん の効果なのでしょうか。ちなみに、給食の残さいは ほとんどないようです。


岐阜県多治見市立 多治見中学校
 環境にも人にもやさしい、自然一杯のエコスク−ル。名古屋からJR中央本線で約50分。
人口10万6000人の美濃焼で有名な陶磁器産業の町です。

 2001年「第五次多治見市総合計画」では、 ”21世紀市民の鼓動がひびくまち多治見”を唱い、西寺雅也市長は「新世紀にふさわしい 行政運営を目指して、財政の健全化をはかりながら市民のみんなが豊でゆとりのある『質の高い生活』を送れるよう決意を新たにとりくむ」ことを市民に約束しています。
 多治見中学校は創立50年にあたり、「エコスク−ル計画」として建替え、改修がされました。 (太陽光発電・雨水循環・風力発電)今年は建替え後6年目ですが、(建設総工費22億5000万円)

○自然と共にある 風・光・土・緑・水・虫・鳥・動物・との共存の空間になっていました。
 木の香り・光・葉ずれの音など五感に訴える空間が屋上に、廊下に、多目的スペ−スに、そして教室の中までみなぎっていました。
○成長変化していく学校…多様な用途に利用できる屋上、廊下。共用スペ−ス、地域の人たちとのふれあいのスペ−ス等々。
 少しづつ未来に向かって作りつづける空間。 プランの変更がいつでも可能な構造計画。
○2教室単位で、間に共有多目的スペ−スを設けた設計。共有スペ−スはパソコンセンタ−や給食分け合い、2クラスが一斉授業も行える。
 まるでダイニングル−ムのような空間。さすが陶磁器の町…廊下や壁面の作品はすべて生徒の作品プロ級、見事です。