アルバム紹介では紹介しきれなかった名曲たちを一挙公開!!!!
special thanks to Mr.MASA
 
「愛のかけひき」 シングル/76.10.21
 EDISON氏のアレンジによるアルバムバージョンよりも、高中正義氏のアレンジによるこのシン
グルは、どちらかというとボーカルを前面に押し出してる印象。個人的に言えばアルバム・バージ
ョンに軍配が上がってしまうけど、メロディーの明るさの中の切なさはどちらも甲乙つけ難い!
「キャンパスの冬」 シングル「愛のかけひき」カップリング曲/76.10.21
 念願かなってようやく聴けたオリジナルバージョン。後年、アルバム「Edge of The Knife」
リメイクされたが、やはりこちらの若い声(すいません!(笑))で歌われた方が、シチュエーション
から言って雰囲気がある。苦しい生活と学生運動、恋の間で揺れ動く若者の表情を見事に表現。
「木枯しの季節」 シングル/77.11.21
 旅立ちがあれば別れがある。駅のホームに立つ、夢を追いかけて上京する男と、その男の夢の
ために別れを選んだ女の悲しいシーン。浜田省吾の魅力は、全てが全て、ハッピーな終焉を迎え
るとは限らないところにある。この曲の男女もこの先一生心に傷を持って生きてゆくのだろう・・・。
「独りぼっちのハイウェイ」 シングル「木枯しの季節」カップリング曲/77.11.21
 彼は後に発表するシングル「東京」で、その街の残酷さ、悲しさを表現するのだけど、この曲では
まだ「時にはやさしい街さ〜」と歌ってる。この3年の間で、彼の考え方が変わったのだろうか(・・・
と考えるのは深読みしすぎだろうか?(笑))。それにしても彼には「ロード」が似合うなあ。
「あの頃の僕」 シングル「涙あふれて」カップリング曲/78.9.1
 この曲はまさにボクのことを歌ってる(笑)。「両手に溢れるほどの悲しみをもてあまして」「すれ違
う少女みんなに 一人勝手に恋してた」・・・う〜んやっぱりボクのことだ(笑)。あの時の感情って、
今となっては取り戻すことは出来ないけれど、今だからこそ逆に憧れてしまうなあ。
「演奏旅行」 シングル「明日なき世代」カップリング曲/80.7.21
 2001年にシングル「君の名を呼ぶ」のカップリングとして復活したこの曲ですが、このオリジナル
アレンジもかなりグーであります。街から街へと移動しながら彼女のことを思うR&Rシンガーの心
情が十二分に発揮されています。この曲の後、「Midnight Blue Train」を聴くと、な、泣けます(笑)。
「火薬のように」 シングル「東京」カップリング曲/80.10.21
 少年の頃の誰にも押さえつけられたくない衝動を歌ったミディアムテンポの楽曲。同時期に発表
されたアルバム「HOME BOUND」には「あばずれセブンティーン」「反抗期」と、この頃の彼にはテ
ィーンエイジャーの孤独感をうまく表現した楽曲が目立つ。そしてやっぱり・・・若いね(笑)。
「さよならの前に」 シングル「ラストショー」カップリング曲/81.8.26
 すごくアップテンポな楽曲なんだけど、恋してる彼女と別れる悲しい歌なんだよねえ。その悲しみ
を明るいメロディーが打ち消そうとしている。が、逆にその明るく振る舞おうとするその姿勢がます
ます聞き手の悲しみを増幅させてしまうという不思議な歌。WOW WOW〜♪
「ON THE ROAD」 シングル/1982.2.25 および ライブアルバム「ON THE ROAD」
 彼のライブツアーに必ずタイトルとして掲げられている曲。「この道の彼方約束されたはずの場
所があると信じていきたい 孤独に 火をつけて」という詞には、終わりがあるようでいて、実はない
彼のライブツアーに対する意気込みと不安が織り交ざるかのようにあふれている気がする。
「ラスト・ダンス」 シングル「ON THE ROAD」カップリング曲/1982.2.25
 聴けば聴くほど、この曲の魅力にとりつかれてゆく・・・。別れを決めた男女が最後に踊るダンス
・・・それは多分、お互い笑顔でいるんだろうけど心の中では泣いているんだろうな。このシングル
にはライブバージョンが収められているけど、とても臨場感を感じる名録音だ。
「DANCE」 シングル/1984.8.1
 ロック的なアルバムバージョンに比べ、アレンジにボーカルを聴かせる意図を感じる。アルバム
でのサックスのパートをキーボードが担っているため、すごくポップに感じる。さらに歌詞が追加さ
れ、都会の生活に憂いを感じる男のやるせない心情が今夜もあなたのハートにシャウト!(笑)
「晩夏の鐘」 シングル「路地裏の少年」カップリング曲/1986.7.16
 アルバム「J.BOY」に収められたこの楽曲はインストゥルメンタルであったが、この「路地裏の少
年」に入ってるこの曲には詞がついている。夏が暮れようとしている浜辺を歩くシルエットが瞼の
裏に浮かんでくる。短い曲だけどそれが逆にこの曲の雰囲気を高め、心奪われてしまうのです。
「Walking In The Rain」 シングル「路地裏の少年」カップリング曲/1986.7.16
 彼が時任三郎に提供した楽曲をセルフカバーしたもの。アメリカンな感じがとってもいいな。どこ
までも続く雨降る道を、口笛を吹きながら歩いてるような、そんな気にさせてくれる。他国での自分
探しを歌った名曲「America」に通ずるような感触がある。シングルB面だけではもったいない!
「J.BOY」 シングル/1991.6.8
 浜田省吾の名を一気に世間に轟かす原動力となったアルバムのタイトルチューンのライブバー
ジョン。サックスを多用し、すごくアグレッシブな躍動感を感じる。先ごろ参加したライブ「ON THE
ROAD 2001」でもこのアレンジだったけど、何度聴いても飽きが来ない超名曲!
「悲しみは雪のように」 シングル/1992.2.1
 テレビドラマの主題歌になっていたけど、ドラマは見てなくてラジオかなんかでかかってたんだ。ど
こかもの悲しくって、コーラスがきれいでそんな印象だった・・・。実際はこの曲のB面に収められた
「愛という名のもとに」の方が印象に残ってる。ところでこの曲はアルバム「Edge of The Knife」に入
る予定はなかったんだろうか・・・と今さらながらに思ってしまうのですが、どうでもいいですね(笑)
「アヴェ・マリア / 永遠の恋人 シングル/1992.12.12
 シューベルト作「アヴェ・マリア」のカバーなんだけど、すごく心に染みた。アレンジも厳かでとても
よかった。両A面の「永遠の恋人」は愛しい人の名を呼ぶ彼オリジナルのクリスマスソングだけど「
アヴェ・マリア」からのつながりがとても自然で、とてつもない美しさを感じたんだ。
「我が心のマリア / 恋は魔法さ」 シングル/1995.7.1(浜田省吾 with The R&S INSPIRATIONS)
 「我が心のマリア」はオリガという外人女性ボーカリストによってすごく”いい”曲になっている(この
曲の感想は言葉にできないほど)。またB面の「恋は魔法さ」は彼の事務所「ロード&スカイ」の所属
アーティスト(スピッツ・区麗情・町支寛二・梁邦彦)とともに歌われているポップな恋の歌。
「Love Letter」 シングル/1996.9.30(区麗情 with 浜田省吾)
 アルバム「青空の扉」に収録されている「あれから二人」という曲は、学生時代に恋してた彼女との
再会を歌っていますが、この区麗情とのデュエットでは逆にその彼女の心情が歌われてる気がしま
す。この雰囲気、なんとも言えず、たまらなく好きなんだよなあ、切なくて。そして悲しくて。

「イメージの詩」

シングル/1997.10.22

 吉田拓郎のデビュー曲のカバー。はっきり言いまして、ここで初めて拓郎のデビュー曲を知り、彼
のほうも聴いたのですが、やっぱり浜田さんの方が(現代っぽいアレンジということもあるけど)よか
ったなあ(拓郎ファンの方、ごめんなさい)。でもこの詩には共感するものも数多くあり、今は陽気な
おっさんだけど(笑)昔はすごかったんだなあ、とあらためて思ってしまいました。

「詩人の鐘」

シングル/1998.12.2

 アルバム「誰がために鐘はなる」に収められていた楽曲のカバー。1990年の発表当時、この楽曲
の中では「やがて1999年(ナインティーナイン)」と歌われていたので、きっとそのために歌いなおした
のでしょうね。曲の時間がオリジナルよりちょっと短くなってるアレンジ。切迫したものを感じます。

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