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まは〜い

719 「今はさよならだけを言うけど」 徳永英明 02/06/14
S「最後の言い訳」カップリング曲(88/10/25)
 泣いてる彼女を残して、ひとり部屋を出てゆく男。徳永さんの楽曲の中ではまさに「隠れた名曲」
と呼ぶにふさわしい、どうしようもないくらい悲しいバラード曲なのです。この二人にどんないきさつが
あったのかは全く曲中では触れられていませんが、きっと泣く泣く別れざるをえない理由があったので
しょう。でも多くを語らない彼から出た答えは「今はさよならだけを言うけど」。この選択は、切ない。
229 「今はただ君を」 木根尚登 01/01/29
A「liquid sun」(95/12/1)
 TMネットワーク時代から彼の創る楽曲(特にバラード)は小室哲哉のそれとはまた違った味を持っ
ており、ボクは大好きだった。この曲は自分の好きな娘から自分の友人が好きと相談を受けてしま
うという、とても切ない心情を歌った名曲。彼の甘いボーカルがこの曲の主人公のナイーブさを示し
ていて余韻を残します。ラストのコーラスの入り方なんかも震えが来ますよね。なぜかしらね(笑)。
2122 「今は昔」 熊木杏里 06/06/28
S(03/2/21)/A「殺風景」(03/3/26)
 時を止めようと思っても、それは無理な話だ。人は嫌な時間を過ごす時は「早く過ぎ去ってしまえ
ばいい」と思うし、幸せを感じてる時は「いつまでも今が続いてほしい」と願うもの。でも止められない
からこそ”時”へ愛おしさを感じるのかも。あの頃遠かった「二十歳」という場所に立った彼女の人生
観、そして”今”への想いを感じる。か弱くかすれたボーカルの中に、彼女の信念を感じる歌ですね。
4340 「今ぼくにできること」 森山直太朗 13/11/06
A「素敵なサムシング」(12/4/11)
 今ぼくにできることは何なのだろう?あくまで推測だけどおそらく東日本大震災に接した彼が思い
のまま書いた曲なのだろう。自分と同じように暮らしてた多くの人々が津波に飲まれ犠牲になった。
当たり前のようになっていた「生きる」ということがこんなにも尊いものであったのかと思い知らされた出
来事だったのだろう。羅列されたぼくにできるそれらのことは生きているからこそできることなんだよね。
4637 「イミテーションの木」 Mr.Children 14/08/30
A「[(an imitation)blood orange]」(12/11/28)
 ビルの中につくられた生命を持たない作り物の木。作り物だからその美しさはいつまでも保たれる。
たとえニセモノの美しさだとしても、それが誰かの心を癒しているならそれも立派な存在だよね。時間
が経つほど美しく思える思い出。その時には感じなくても時間が経ったからこそわかることがある。たと
えその思い出がハリボテなのだとしてもそれが誰かを癒せるのなら、それはそれで立派なものだよね。
301 「イメージ」 ザ・ブルーハーツ 01/04/12
A「Bust Waste Hip」(90/2/10)
 とにかく過激な歌詞なのだが、うんうんとうなづいてしまう自分がいる。マーシーによる、皮肉った歌
詞が印象的なこのロックチューンは、ボクの心にグサッと突き刺さっている。何事にもイメージが大切
だ。お金がなくてもイメージさえあればいいっていうのは、言いかえればどんなにラチがあかないような
現実にぶち当たっても心だけは負けるな!ってことかもしれない。当時の世相を映してるんだよね。
1111 「イメージの詩」 浜田省吾 03/07/19
S(97/10/22)
 吉田拓郎さんのデビュー曲をカバーしたシングル曲。フォークがロックに変わる瞬間を見た。いや聴
いた。世の中で「常識」とされていることは実はそんなに大したことじゃなくて、その常識に対して自分
で「何が正しいのか?」を把握することこそ最も大切なことなんじゃないか。「自然に生きてるってわか
なんて なんて不自然なんだろう」「古い船を今動かせるのは 古い水夫じゃないだろう」。確かに!
2697 「妹」 かぐや姫 08/03/06
S(75/5/20)
 明日はたったひとりの妹が嫁ぐ日。思えば父が死に母が死に、たったひとりの肉親が明日自分か
ら離れてゆく。旦那になる自分の友達はいいヤツだから、嫁いでからのことはあまり心配していない
けど、でももし何かに我慢できなくなったらここへ戻ってきていいんだよ、という兄の気持ちを綴った楽
曲。さんざん妹の身を心配してるけど、きっと妹もこの兄のことをそれ以上に心配してるんだろうな。
1369 「妹じゃあるまいし」 中島みゆき 04/04/05
A「EAST ASIA」(92/10/7)
 出会った時はまるで鏡を見てるような自分の気持ちがすべて伝わっていくような、そんな彼だった。
だから自分の気持ちを押しつけすぎて、知らぬ間に彼の心を傷つけてしまったのかもしれない。もし
恋人同士じゃなく兄妹のようだったら、もっと気兼ねなく言い合えたのだろう。そんな想いをワルツ調
で明るくも悲しく綴った一曲。「妹じゃあるまいし 別れたらそれまで」っていう表現が異様に悲しい。

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