6thアルバム
トビラ
00.11.1
 
1. 幸せの扉
2. 日だまりにて
3. 仮面ライター
4. 飛べない鳥
5. ガソリンスタンド
6. 何処
7. ねぇ
8. 嗚呼、青春の日々
9. 気になる木
10.シャララン
11.新しい朝
12.心のままに
13.午前九時の独り言
 
 
 
 
 デビュー以来続けてきた「ゆず〜」のタイトルのパターンを破った初めてのアルバム。それだけこの
アルバムには、アーティストとして一段上の扉を破りたいっていう覚悟があったのかもしれませんね。
「1.幸せの扉」はどれだけ悲しみが積もっても、それでも”幸せの扉”を探しに行こうよ、と歌った曲。
一曲目からすでにジーンと来ますね。「2.日だまりにて」は社会にもまれた青年の、まだ怖いものなど
なかった若き日への回顧録。ステップは軽いけど、どこか悲しみを感じる曲。「3.仮面ライター」はお
願いだから僕の仮面をひきちぎってと歌うシリアスでダークな一曲。「4.飛べない鳥」はのびやかなボ
ーカルが、まるで届かないものに手を伸ばす少年のように感じる名曲。「5.ガソリンスタンド」はもう逢
えなくなった愛する人への淋しさを綴ったバラード曲。「6.何処」は社会への痛烈なメッセージをぶつ
けたハードな一曲。詞もメロディーも今までのゆずには見られなかったもの。「7.ねぇ」は傷つくたびに
臆病になってゆく自分への歯がゆさを歌った絶唱曲。「8.嗚呼、青春の日々」はダイナミックなアレン
ジが印象的な青春群像劇。友達がどんどん社会に出て行き大人になっていく。その時自分は・・・そ
んな青年の想いが伝わってくる。「9.気になる木」はシンプルな演奏で日常を歌った素朴な楽曲。後半
の早口歌唱がいいね(笑)。「10.シャララン」は遠く離れてしまった大好きな彼女に向けて少年の想い
を歌ったコミカルなんだけど悲しい曲。「11.新しい朝」は一日の始まりをアコースティックに奏でた旅
立ちの歌。考えたら朝って一日を旅するスタート地点なのかもしれないな。「12.心のままに」はサビ部
分の絶唱が印象的な楽曲。現実を知るたび優しさを棄てなきゃならないこの社会の中で、それでも心
のままに素直に生きていきたいと歌う少年の決意が染み込んでる。「13.午前九時の〜」は「なんでこ
んな国になっちゃったんだろ?」と語りかけるように歌われたフォークソング。とにかくこのアルバムに
ついてはここでは書ききれないほどの思い入れがあるのです。なので、もっと詳しく知りたい方は「こ
のアルバムを聴け!」のコーナーへ飛んでください。彼らの音楽を語る上で必聴で痛烈な傑作です。

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