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589 「家族」 長渕剛 02/02/03
A「家族」(96/1/1)
 彼の幼児体験を元に、家族とは何かを突き詰めた10分にも及ぶ大曲。95年のライブでまだタ
イトルも発表されていなかったこの曲を聴いた時、ゾクっとしたのが忘れられない。聴くたびに父の
こと、母のこと、そして家族のことを真剣に考えさせられる。人はいつかは「家族」という船から「孤
独」という海に飛び込まざるをえない時が来る。誰もが避けられぬ現実を歌い上げた傑作です。
1412 「加速度」 さだまさし 04/05/18
A「私花集」(78/3/25)
 受話器の向こう側の彼女とのラストシーンを切り取った一編。彼女から放たれた最後の言葉
に、彼は今までの彼女との想い出に思いを馳せてゆく。そしてスローモーションのようだった彼の
中の回想が徐々に加速度を増してゆき「雨」という状況が、さらにその悲しみを降り積もらせる。
「さよなら」を彼女に言われなかったことが、彼にとってせめてもの救いだったのかもしれないけど。
4301 「家族になろうよ」 福山雅治 13/09/29
S(11/8/31)
 人はどこまでいっても孤独と付きあっていかなきゃならない存在なのです。その孤独をどれだけ
和らげていくことができるか。それが生きていく者たちのひとつの在り方なんだ。「家族」とはそこから
最も近い位置にある場所のような気がする。そして誰もが与えられる者から与える者になってゆ
かなくちゃならない。いや、知らず知らずのうちにすべての人が誰かに何かを与えているんだけど。
2289 「ガソリンスタンド」 ゆず 06/12/12
A「トビラ」(00/11/1)
 この曲に出てくる”君”っておそらくもうこの世にはいない人なんだろうな。もう逢えないことにや
りきれなくなることもあるけど、とにかく前に進んでゆくことしか僕にはできない。いつでも逢える遠
い所へいっちゃった君。もちろんいつでも逢えるというのは心の中という意味でしかないのだけど。
町外れのガソリンスタンドをはじめこの街には”君”の面影を残す風景がたくさんあるんだろうな。

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