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きは〜と

2864 「時はかげろう」 松任谷由実 08/10/22
A「天国のドア」(90/11/23)
 まるで砂漠での日没シーンをただひとり力なく眺めているような感覚に陥ってしまう曲。彼女の
曲には聴く人の意識をさまざまな場所に瞬間移動させてしまうような、そんな力があるような気が
します。壮大な世界を歌っているけど、たどり着く場所は愛するたったひとりの人っていうこの対比
がすごく染みてくる。人の想いは地球をも凌ぐほど大きなものになるって気にさせてくれますよね。
499 「時は流れて」 中島みゆき 01/10/28
A「あ・り・が・と・う」(77/6/25)
 ある男性を忘れようとして他のいろんな男性と恋をしてきたけれど、ずっと心はその男性のことを
求めていた女性の悲しい歌。彼を忘れるために過去の自分ではいられなかった彼女は、彼に見
つけられたくないほどに堕ちてしまっていた。このストーリー性が圧巻です。彼女のルーツを探るの
であればこの曲を聴かずして語れそうにない。彼女の歌のその世界にひきこむ力ってスゴイです。
60 「Together」 GLAY 00/06/19
A「BEATout」(96/2/7)
 シングル出せばミリオン当たり前の感があるGLAYですが、ボクにとっては愛していた人との別れが
壮大なスケールで描かれているこの曲以上のバラードはこの先、生まれないんじゃないかなあと思
うくらいの名曲に感じるんです。どうしてこの曲がベストアルバムに入らなかったのかが不思議でたま
りませんが、きっとこの曲の悲しさが、ベストアルバムに入れることを拒ませたのかもしれませんね〜。
14 「とぎれた愛の物語」 浜田省吾 00/05/02
A「君が人生の時」(79/12/5)
 浜田省吾の曲の中で、最もそのメロディーと悲しい情景がボクの感情をしめつけた。自分のわが
ままで別れた恋人のことが胸の片隅に残っていて、この人生でもう二度と人を愛することはできな
いだろう、と歌っている。絶望的な歌であるが、最後の「愛したこと 悔やまないで 僕を許して 愛が
さめた今でも ただひとりのひと」というこのワンフレーズが、この曲の主人公を救っている気がします。
997 「時をかける少女」 原田知世 03/03/27
S(83/7/21)
 ユーミン作詞・作曲のこの曲。ユーミン自身もアルバム『VOYAGER』でセルフカバーしていますが
やはり原田さんのこの歌声が一番似合うな!って思います(ユーミンごめんなさい!)。彼女初主
演の同名タイトルの映画の主題歌ですが、この映画はかなりよかったなあ。何作もこの小説の映
像化がされていますが、大林監督のこの作品がやはりボクの中ではいまだナンバーワンなのです。
1474 「独裁 -monopolize-」 TM Revolution 04/07/19
A「MAKES REVOLUTION」(96/8/12)
 彼のデビュー曲です。男ってのは女性に恋すると、なにがなんでも独り占めしたくなっちゃうんだ
けど、だからといって自分の思い通りにはできない。という厄介な生きもの。がんじがらめに縛っち
ゃっておきたいんだけど嫉妬するのもカッコ悪いし、彼女の前ではデーンと構えて飲みにでも合コ
ンも行きたきゃ行ってこい!なんて強がっている。男ってホント肝の小さい生きものですね(笑)。
2676 「特別になる日」 小松未歩 08/02/14
A「花野」03/9/25)
 彼は人知れずある夢を追い続けながら日々を送ってる。そんな彼にとっての”特別”な存在に
なりたい。そう願う女の子の気持ちを綴った楽曲。特別といったって決して”スペシャル”な存在
なのではなく(笑)苦しみや悲しみを背負い込んだとしても一緒に生きてゆく、そういう存在にな
りたいってことなんですよね、きっと。この曲の歌唱、アレンジ含めてジーンと来てしまう作品です。
2743 「独立記念日」 浜田省吾 08/04/21
A「愛の世代の前に」(81/9/21)
 子供の頃、教科書に書かれていることは絶対だと思っていました。でもいざ大人になってみると
悲しいかな「教科書に書かれてあることすべてが正しいとは限らない」ってことばかりが起こってしま
う。この曲のタイトルには「教科書どおりにやってれば幸せになれるよ」っていう大人たちの呪縛か
らの開放がこめられてる気がします。にしても、80年代前半の彼の詞は鋭くてとても痛いですね。
2168 「時計」 熊木杏里 06/08/13
S「窓絵」カップリング曲(02/2/21)
 十八歳の私の誕生日に君がくれた時計は、その日から命を持ち針を打ち始めた。でも十九
歳の誕生日までその命がもつことはなかった。彼と彼女の関係が続いていくかぎり、その時計は
いつまでも鼓動を鳴らし続けていったのだろうけど、その時計の寿命はついに一年とはもたなかっ
た。”そこに愛はあったのかな?”その時計こそ、ふたりの愛の表示板だったのかもしれませんね。
2245 「時計の独り言」 平川地一丁目 06/10/29
A「七つのひらがな」(03/3/5)
 人を時計にたとえてるこの曲、すごく染み入ってくるんです。僕は大きなものを失って歯車の欠
けてしまった時計。昔はほかの時計と同じようにちゃんと動いていたのだけど、今じゃ正確な時間
も報せられない孤独な時計。だから”時間を知りたいならほかをあたってくれ”と歌う直次郎くんの
幼さを残す歌声にますます胸をしめつけられます。再び時を打てる日が彼には来るのだろうか?
3506 どけ、終わりの足音なら」 SION 11/07/26
A「20th milestone」(07/8/8)
 今聞こえてくるこの足音が俺に終わりを告げる音ならば、それを蹴散らして歩いて行ってやる。
「窮鼠猫を噛む」ということわざ通り、窮地に立たされて初めてその人の真価が発揮されるのだろ
う。今のところそこまでの窮地は来ていない。もしかしたら知らないうちに通り過ぎちゃったかな?
いや、それはない。だって何度超えたってそれ以上の窮地は必ずこの先もやってくるものだから。
2094 「何処」 ゆず 06/05/31
A「トビラ」(00/11/1)
 うねるように奏でられたギターの異様な雰囲気を引き裂き始まる激しいビートとボーカルが印象
的な、この国のどうしようもない今の現状を若者の視点から歌った楽曲。本当の愛とはいったい
何処に?本当の平和とはいったい何?ゆずらしからぬ表情を持つ曲ですが、この国の”無関心
な国民”へ対する危機感は高まるばかり。残念ながらそれは年を追うごとに大きくなってしまった。
4514 「どこ行った?」 阿部真央 14/04/29
A「貴方を好きな私」(13/8/28)
 さっきまで一緒にいたあなたはどこかに行っちゃった。好きになればなるほどその人の心を傷つけ
てしまう。もっと甘え上手になればいいのに私にはどうもそうはなれないらしい。いつもそう。「この
人だ」とやっとめぐり会えたはずの”最後の場所”を高いプライドが手放してしまう。「本当は寂しい
の」どうしてそのひとことが言えないのだろう?今度の彼ももう私の元へは帰って来ないのだろう。
3481 「何処かで誰かが」 森山直太朗 11/07/01
A「あらゆるものの真ん中で」(10/6/9)
 今この瞬間も世界中でいろんな人々がいろんな目に遭っている。災害や戦争、悲しみや怒
り、幸せ、喜び、日々の暮らしetc。たとえ誰かのその事実を突きつけられても今の自分にはどう
することもできない。その事実を知れば知るほど自分の無力さを思い知らされる。哀しいことだけ
ど、そうやって世界は今日まで来た。だけどきっとこれからは!と思える自分でいたいんだけどね。
4827 「何処かへ行きたい」 SION 15/03/08
A「Kind of Mind」(12/7/25)
 今抱えているすべての悩みや問題を投げ捨ててどこかに逃げ出すことができたとしても、それら
はどこまで行っても自分めがけて追いかけてくる。「もし生まれ変わったら」なんて非現実的な議
論にもっていこうとするのも現実から逃避しているにすぎない。気持ちはわからなくもないけどね。
ただ、今抱えてるものだけでも精いっぱいなのにその荷物はまた新たに増える。それもまた人生。
4118 「ドコカラカ」 転校生 13/03/29
A「転校生」(12/5/2)
 今置かれた状況に満足している人って、いったいどのくらいいるのだろう。多くの人が望むべき
ものをあきらめて今の状況にあるんじゃないだろうか。「公務員になりたい」と望んでいた主人公。
確かに経済に左右されずある程度身分が保障されてる公務員は、いまや誰もがうらやむ存在。
でもなってみたらなってみたで大変そうだ。結局人が行き着く先は「ないものねだり」なのかもね。
2081 「どこに行くんだろう」 SION 06/05/18
A「東京ノクターン」(05/6/8)
 小さいころに歌手を夢見て、でもいつの間にか流れ流され何もしないでここまで来てしまった。
そんな女性の心情をひっそりと綴った楽曲。彼が女性の視点で歌うって珍しいのだけれど、でも
やはり彼らしいなと思ったのは、かつて目指していた自分と今現在ここにいる自分とのギャップに
悩む自分が主人公ってこと。時間は迷っていようがいまいが無情にも過ぎてゆくものなんだよな。
2105 「何処へ行こう」 斉藤和義 06/06/11
A「FIRE DOG」(96/2/28)
 明日の行く先を考える。これは誰もが考えなければならない命題のようにも感じますが、人間
ってそこら辺が都合よくできている生きもので(笑)すぐに忘れてしまうんです。そしてとりあえず今
がよきゃそれでいいやって今を過ごす。でもしばらくするとまた考えざるをえない瞬間がやってくる。
悩みから逃げることは出来ないけど悩んでばかりじゃ解決にならない。なんとも難しいものです。
4686 「どこまでも青空」 鶴 14/10/18
A「我がまま」(12/4/18)
 何かを信じて突き進んでいける人はすごいな。僕はそうなれそうにない。そんな時は空を見て
ごらんよ。いつかどこかにたどり着くんだろうけど、そこがどこかなんて決まってはいないんだ。言い
訳するのは簡単さ。自分を守ればいいだけなんだから。だけど守ったところで目的地なんて見つ
けられない。自分の意志だけで進んでみようよ。その先にきっと納得する何かがあるはずだから。
4762 「どこもかしこも駐車場」 森山直太朗 15/01/02
A「自由の限界」(13/12/11)
 いつのまにやらこんなにも駐車場が増えてしまった。ちょっとした空地があればまばたきする間に
駐車場になってしまうほどだ。恋人から別れ話を切り出された若者が、駅前通りを通って家に帰
る。明日は朝からアルバイト。夜の予定は特になし。そしてふと辺りに目をやれば、どこもかしこも
駐車場。まったく関係のない両者が結びつく時、そこに新たな関係が生まれる。すごい視点だ。
4867 「所沢」 ゆず 15/04/17
A「新世界」(14/2/19)
 どうしてなかなか告白ができないのかといえば、告白した後のことを考えてしまうからだ。そりゃ
相手も自分のことを想っていてくれてハッピーになるのが決まっているならいくらでもするけど(笑)
どう考えてもうまくいかない確率の方が高く感じてしまうものだ。だから忘れてるふりをしたりしらじ
らしい態度をとってしまうのだ。自分から切り出すしか方法はないのにね。ところで、何で所沢?
1542 「ところで」 ゆず 04/09/25
A「ゆずマン」(98/2/21)
 今日が雨でも明日が晴れなら。ささやかながらもそんな希望を持って明日に臨みたい気持ち
がしてしまう一曲。自分のことよりも「あの人は今一体どこで何を考えているんだろう?幸せに暮
らしているのかなあ?」という気遣いで夜も眠れないってところがこの曲の親しみやすさを生んで
る気がする。大掛かりな曲ももちろんいいんだけど、こういうシンプルな曲ほど胸に響くんだよな。

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