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〜か

2929 「COME BACK TO ASIA」 TM NETWORK 08/12/26
A「humansystem」(87/11/11)
 この『humansystem』というアルバムが冬を感じさせる盤だったせいか、この曲を聴くたびに冬を感じる
んですよね。確かに「永遠」なんてどこにもない。すべては変わり続けるものだから。だけど変わり続けて
いるからこそ、失ったものも取り戻せる可能性があるんですよね。歌われている詞の壮大さもさることな
がら、間奏で何度も繰り返される旋律に魅了されます。小室さんの大陸的なアレンジもいいですよね。
2498 「仮面ライター」 ゆず 07/07/09
A「トビラ」(00/11/1)
 ある少年が古い骨董品屋で心の中まで覆い隠せるという仮面を買うところから物語は始まる。今ま
で自分の本心を晒す事を恐れながら生きてきた少年。だけどいざその仮面をかぶって生活をしていくと
心の中のぽっかりとした空しさに少年は気づく。こんなのはもうイヤだと仮面をとろうとしたその時・・・一
度はめてしまったら、もう二度と取ることはできない「大人」という仮面。考えさせられちゃう曲だよなあ。
3465 「鴨川」 馬場俊英 11/06/15
A「鴨川」(05/8/3)
 あの頃確かにお互いを想い合っているふたりがいたね。そして今ではお互いの心が手の届かないとこ
ろまで離れてしまった。この愛のためなら何でも捨てることができると思った自分と、そんな自分にしてし
まうこの愛が怖くなって逃げ出したくなる自分が、いつしか君との距離を作ってしまったのだろう。「好き
なのに一緒にいられない」そんな男の心の葛藤。でもこれだけは言える。君を好きになってよかったと。
4053 「カモメ」 野狐禅 13/01/23
S(04/8/11)/A「東京23区推奨オモイデ収集袋」(04/11/17)
 すべてに疲れ切ってしまった。「生きている」ということに今以上の意味を感じなくなっていた。だから
自分の想いを正直に絵にしたり文章に綴ってみることにした。ところが絵を描いたり文章を書いている
うちに今まで気づいているようで気づいていなかったことが次々に思い浮かんできたんだ。そしてもちろ
ん君のことも。遺書のつもりが、いつの間にかラブレターみたいになってたって件の優しさが悲しい曲。
2730 「かもめの歌」 中島みゆき 08/04/08
A「時代」(93/10/21)
 自分よりももっと多くの悲しみや苦しみを持つ人がこの世の中には必ずいる。どんなに輝いてるように
見える人でも、生まれた時からそうだったわけじゃない。いや、実は今も誰にも内緒な悩みを抱えてる
のかもしれない。たとえ人生をもう一度やり直せたとしても、輝く人生を歩める保証もないんですよね。
シリアスなアレンジに彩られたこの曲の冒頭の二行の詞から「中島みゆき」なりの優しさを感じますね。
2770 「かもめはかもめ」 中島みゆき 08/05/18
A「御色なおし」(85/4/17)
 女性が恋をなくした瞬間の、何とも喪失感あふれる心情を歌にした曲。かもめはかもめでしかないよ
うに、自分の理想とする女性にはなれない。それでも人はまた誰かに恋をする。そしてまた自分自身
身の程を思い知る。確かにかもめとして生まれた瞬間から、かもめはかもめにしかなりえないわけだけど
それでもまた夢を追いかける。それは誰にも止めることのできない、人の悲しいサガなのかもしれない。
4071 「C'mon」 B'z 13/02/10
A「C'mon」(11/7/27)
 目の前のすべてが一瞬にして崩れ去ってしまった。そんな絶望的な状況に追い込まれてしまったら
いつ笑顔を取り戻せるかなんて考える余裕も生まれないよね。でも常に絶望の中に居続けていても
そこからは何も生まれないんだ。君がいて、僕がいる。たったそれだけのことで笑顔が生まれる可能性
は十分に残されているんだよね。震災後の発表盤だっただけに、そのメッセージはより強く響いてくる。
2782 「Come On Let's Dance」 TM NETWORK 08/05/30
S(86/4/21)/A「Gorilla」(86/6/4)
 人は永遠の癒しを得るために生きているんじゃないだろうか?と思うことがあります。騙し騙され生き
てるような世の中で、すべてをかけて信じても決して裏切られない存在を求めてさまよっているんじゃな
かろうかと。もちろん人それぞれの気の持ちようなんだろうけど、若い頃はそんな気持ちになったことが特
に多くあったような気がします。それは単に「傷つきたくない」って臆病さから来ていたんだろうけど(笑)。
2368 「かよわきエナジー」 GOING UNDER GROUND 07/03/01
A「かよわきエナジー」(01/10/24)
 ”かよわきエナジー”・・・なんてはかないの響きするタイトルなんだろう。人は前を向き生きてゆくべき生
きものだと思いたい。けれどこれから歩く人生という道へ対する怖さを打ち消そうとするために、今まで歩
いてきた道を、人はどうしても振り返ってしまう。でも確かに今までの経験がこれからを歩くためのエネル
ギーにもなるんだよね。後半に挿入される『Country Road』が、これまたいい味出しているんだよな〜。
1092 「COLORS」 宇多田ヒカル 03/06/30
S(03/1/29)
 人生を歩くというのは真っ白なキャンパスに絵を描いてゆくことなのかもしれない。考えてみればボク
の人生を描くべき筆も渇いているのかもしれないなあ(笑)。何か新しいことに挑戦する時その筆には
あらゆる色がつけられ、今まで誰も出したことのない色が生まれてくるのだろうけど、そこに「慣れ」が強
くなってくると、いつも同じ色しか描けなくなってしまう。もっともっと色を増やしていかなくちゃね!(笑)
1752 「からかうなよ」 SION 05/06/23
A「Strange But True」(89/3/15)
 ボクが生きてきたこの32年間の中で、いったい”本当に生きていた時間”っていうのはどのくらいあるの
だろう?彼は”オレが生きてきた28年間の中で、人に誇れるような時間ってのはいったいどれぐらいあっ
たんだ?ほとんどありゃあしねえよ”って歌ってるんですけど、そこにすごい潔さを感じてしまうんですよ。
今まで自分自身が納得して生きられた時間。いったい僕にはどれぐらいそんな時間があっただろう?
3577 「KARA KARA」 B'z 11/10/05
S「裸足の女神」カップリング曲(93/6/2)
 男女の友情は成り立つのか?自分の感情に正直になるなら、もう「いいヤツ」なんてやっていたくな
い。たとえここで友情が壊れようと男として君を愛したい。なぜ君に出会ってしまったのだろうか?もし
出会ってなかったらここまで悩むこともなかっただろう。でも誰かをここまで愛することもなかっただろう。
そんな男の心の葛藤を歌った、シングルのB面のみにしておくのにはもったいない曲のひとつなのです。
2739 「ガラクタ」 SION 08/04/17
A「ALIVE ON ARRIVAL」(03/6/25)
 アーティストとしての彼自身を少し自嘲気味に歌ってる気がする曲。”誰もが唄える唄を書けよ もっ
とセンスあるキレイなやつを”と皆に思われてることを知りながら、彼はそんな忠告にあえて”わがままで
ひとりよがりな唄”を作り歌い続けてる。売れる売れないを二の次にして自分の言いたいことだけを歌い
放つ。なかなかできることじゃないですよね。だからそんなダメな男の歌にこそ共感しちゃうのかもなあ。
1582 「カラス」 KAN 04/11/04
A「Gleam & Squeeze」(01/9/26)
 今日こそは昨日とは違う一日を送りたい。いつもそう思いながらも、折り合いをつけながら昨日とそう
は変わらない一日を送ってしまう主人公。そんな彼は毎日夕方西の空に向かって飛んでいくカラスを
見上げながら「もしカラスのように自分の居場所を毎日自由に変えられたら」と願う男。何かを変えた
いと思いながらも、今日も同じような朝・昼・夜のくりかえしはつづいていく。僕もそんな感じだな(笑)。
3438 「カラス」 千綿ヒデノリ 11/05/19
A「rule」(05/10/7)
 何かの障害にぶち当たった時、その場から逃げることが最も楽で簡単だ。ただ逃げることでその後
多くの後悔に悩まされるのもまた事実。過ぎていってしまった時間は二度とは取り戻せない。こうして
いる今ももう二度とは帰ってはこない。変わっていくことでしか生きてはいけないのに、変わることに怖
さをおぼえる自分がいる。だけど「僕の人生」という幕で主役を張れるのは「僕」しかいないんだよな。
1446 「カラス」 長渕剛 04/06/21
A「JEEP」(90/8/25)
 誰もが人を信じたい。だけどその思いがいつも受け入れられるとは限らない。人が純粋に生きようと
すればその生き方は端から見ればとても不器用なものに映ってしまうだろう。ただそれをないがしろに
してはたして生きているといえるだろうか?その外見だけで人々から忌み嫌われるカラス。金に群がる
我々人間はカラスとどこが違うというのだろう?今にも沈みそうな夕陽が焼きつくように染みてきます。
4572 「カラスとビール」 SION 14/06/26
A「NAKED TRACKS 3 〜今日が昨日の繰り返しでも〜」(10/6/21)
 僕らの周りには常に喜怒哀楽がついてまわる。できれば「喜」と「楽」ばかりが訪れてくれないかな。
でも「怒」と「哀」ばかりが目につくように思える。人間でいることに時々疲れてしまうことありますよね。
「鳥っていいな」なんて思ったり。でもやっぱり人間がいい。だってたとえ「怒」と「哀」が目の前に立ちは
だかったってそれを乗り越える、られるであろう知恵と勇気を持っているんだもの(←弱気だね(笑))。
3123 「カラス鳴いて」 SION 09/07/08
A「10+1」(94/10/10)
 「本当は俺はすごいヤツだ。だけど生きてくためには仕方がないんだ」と妥協しながら日々を暮らす
男。そのくせ自分の身が危うくなると誰かをこきおろして、いかに自分が正当なのかを必死こいて弁明
する。そんな自分だってわかっているから余計に自分自身がみじめになる。そうなんですよ。本当にそ
うなんですよ俺も(笑)。だから本質を見ることを避けて今日も「できる自分」を取り繕って生きている。
1839 「ガラスのささやき」 安全地帯 05/09/18
A「安全地帯W」(85/11/24)
 ホントは誰かにありのままの自分を知ってほしい。だけど無意識のうちに身構えて自分のすべてを許
せると思える人にめぐり逢ったのに「でもこの人とは何もなくていい」とあきらめてしまう女性の心情を綴
った切ない楽曲。自分自身に対しても嘘をつき続けてしまう女性の心のうちを、何でこうも松井・玉
置コンビは表現できてしまうのでしょう?とにかくロックでありながらも、染みてくる一曲なのであります。
1618 「ガラスの30代」 KAN 04/12/10
A「Gleam & Squeeze」(93/4/17)
 自分がどんな人間なのか?ってのは30代になった今でも恥ずかしながらわかっていないというのが正
直なところです(笑)。この歌の主人公もそんな感じの自分の人生をちょっと冷めた目で見てますね〜
(笑)。でもまあ自分って人間がどんなもんなのかってわかってしまったら、それはそれでつまんないよな
って気持ちも、大人のような子供ってのも事実(笑)。う〜ん、ハートに突き刺さるコミカルな歌です。
115 「硝子のピノキオ」 裕木奈江 00/09/25
S(90/2/21)
 この頃、彼女のファンだった覚えがあるなあ。彼女は「曖・昧・Me」という映画で揺れ動く女子高生の
主人公を演じていた。最後は妊娠して出産してしまうんだけどね。このシングルは探すのにヒジョーに
苦労した記憶があるのだ。確か11軒くらいレコード屋をまわったなあ。山崎ハコ作詞作曲による、夕暮
れ時のどうにも言葉にできない淋しさに襲われてしまうような、そんな感情が芽生えてしまう曲ですね。
4916 「身体の中を流れる涙」 中島みゆき 15/06/05
A「問題集」(14/11/12)
 私の身体の中には熱い血ではなく涙だけが流れている。だからこれ以上の悲しみが襲ってくることは
ない。なぜなら涙が私の身体を支配している以上、いつも今が一番悲しいのだから。なぐさめの言葉
も何もいらない。私に響いてくるのはたったひとり、あの人の言葉だけだから。そんな身も心も悲しみに
包まれた女性の心情を綴った一編。どこまでも救いのないこういう彼女の作品、久々な気がするな。
2325 「空風の帰り道」 Mr.Children 07/01/17
A「シフクノオト」(04/4/7)
 自分より苦しんだり悩んだりしたりしてる人間は世の中にゴマンといる。それに比べれば今自分が置
かれた状況なんて屁でもないよな。20代の頃は何かがあるたびにこう考えるようにしていました。それよ
りも人なみに五体満足で働ける自分は幸せなんだ、と。時間は止まってはくれない。だからこの限られ
た時間をもっと大切に過ごそう!と思っていたはずなのに、今あの頃を取り戻したいのはなぜ?(笑)
787 「からっぽ」 ゆず 02/08/21
S(98/11/11)
 失恋の何とも言えない心模様を歌にした彼らの名曲。「さよなら」さえもいつもと変わらない笑顔で
ささやく彼女。そんな彼女に歯痒さと疑いを持ちながらも、街を歩けば彼女の影を探してしまう男の
悲しい真理。今日も生きてる限り、彼女のことを忘れることなんてできない。彼はこれからも心に彼
女という重い十字架を背負いながら生きてゆくのでしょうか?そんなことまで考えてしまいます(笑)。
2502 「ガラナ」 スキマスイッチ 07/07/13
A「夕風ブレンド」(06/11/29)
 ここで自分が変わった。当然その瞬間にはわかるはずもなくそれは後になって「ああ、あの時に変
わったのかもな?」と薄っすらと後からわかることなんですよね。それは自分でも考えられないぐらいに
潔い行動に出た時=恋の告白!(笑)さんざんゴタクを並べて失敗した時のことを考えて臆病風を
吹かす主人公。とても他人とは思えない(笑)。でも何とかそこを突破しようとしてる姿勢がいいな!
3586 「Karan」 SION 11/10/14
A「鏡雨 〜kagamiame〜」(09/7/15)
 雲が流れている。まったく同じ形の雲が空を流れていくことはないけど、いつもどこか心が見透かさ
れているような気になってしまうのはなぜだろう?それは完全にこちらの思い込みに過ぎないんだけ
ど、しょせんひとりの人間なんてそんなちっぽけな存在。だからそんな人間が抱く不安も、雲から見
ればちっぽけな存在なんだよな。と思いつつもやっぱり目の前の不安に負けそうな自分が・・・いる。

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