| 待ちに待った長渕剛のライブがやってきた。 |
| 思えば去年、初の北海道遠征を友人たちと企てていたところへライブ中止の報が! |
| そしてはじめて両親を横浜アリーナ公演に招待しようと大枚はたいてチケットをとり、 |
| 楽しみにしていたところにこの報が飛び込んできて、あの時はかなりガックリした。 |
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| 長渕剛LIVE1999”SAMURAI”ツアー 本人発病のため全公演中止! |
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| この時、長渕好きの友人ふたりと明け方まで喫茶店で「なんでだよう!」と |
| もんどりうっていたものだった・・・。 |
| しかしとうとう彼は復活した。 |
| 今日のライブはたとえ自分が納得するライブでなかったとしても、この"復活"の事実を正直 |
| 喜ぼうと思った。 |
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| 今日のライブは、その友人ふたりと、ボクの弟とその友達、そしてボクの母(やっと片方招待できた!) |
| とボクで臨んだのだった。思えば日本武道館といえば、18のときに「全日本プロレス・馬場復活の日」を |
| 見に来て以来、ニ度目だった。 |
| (このときはすごく盛り上がった。ジャンボ鶴田さん、ボクは最高に強かったあなたを忘れません。) |
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| 武道館へはPM 6:15頃に母とともに着いた。 |
| 駅から武道館までの道では、未公認のグッズ販売店やダフ屋のおっさんたち、そしてギターキッズたちを |
| 見て、「これからライブなんだ」ということを実感した。 |
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| ボクの長渕ライブ歴は「いつかの少年 アコースティックロード」からである。 |
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| 「LIVE95 いつかの少年」 |
10月 |
東京ベイNKホール(公開リハーサル) |
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12/2 |
名古屋レインボーホール |
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12/26 |
東京ドーム |
| 「LIVE96 KAZOKU」 |
5/25 |
大阪城ホール |
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6/6 |
横浜アリーナ |
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7/6 |
マリンメッセ福岡 |
| 「LIVE97 ふざけんじゃねえ」 |
11/14 |
東京ベイNKホール(公開リハーサル) |
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11/27 |
横浜アリーナ |
| 「LIVE98 ふざけんじゃねえ」 |
1/24 |
名古屋レインボーホール |
| 「LIVE99 SAMURAI」 |
11/21 |
東京ベイNKホール(公開リハーサル) |
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| 武道館ライブは初体験だったため、席を探すのに苦労しました。 |
| 「な、南東側?」恥ずかしながら、人に聞いてやっと席に着いたボクだった。 |
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| <アポロ的全曲解説!>*中盤から後の方は興奮していたため、曲順が定かではありません(笑)。 |
| 長渕剛のコーナーと一緒に召し上がっていただくと、よりいっそうおいしくなります(←なんのこっちゃ?)* |
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| 1.Don't Cry My Love |
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いきなりこの曲とは!「ふたりをくるむ しわくちゃなシーツに〜」と始まったとたん、会場 |
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は大歓声!しかしボク的にはスタートは速い曲が良かったのではないかと・・・。 |
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| 2.ひまわり |
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「俺の太陽」バージョン。シングルバージョンよりもこっちの方が好きだったのでヒジョー |
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に良かった。間奏時のあの繊細なギター旋律が忘れられない。しかし本当に彼はギター |
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がうまいなあ。ますますこの曲が好きになった。 |
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| 3.ろくなもんじゃねえ |
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あっと驚くこの曲の登場。ライブでははじめて聴いたので超感動。思わず大合唱して |
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しまいやした。ぴいぴいぴい〜。 |
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| 4.東京青春朝焼物語 |
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「乾杯」「とんぼ」ぐらいしか知らないボクの母も、この曲には聞き入ってました。地方から上京 |
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した母は、きっとこの歌の主人公たちに心を重ねていたのでしょう。世代を超えた名曲である。 |
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でもこの曲から早弾きにいくとは・・・。かっこいいなあ。 |
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| 5.RUN |
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どっちかっていうとオリジナルの方が好きだったので、このブルースバージョンの「RUN」は |
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ちょっと聞き流してしまった。いつかライブでオリジナルアレンジのこの曲を聴けることを願って・・・。 |
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| 6.お家へ帰ろう |
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実を言うと「JEEP」に収録されているこの曲はあまり好きじゃなかった。なんか下品に感じられて。 |
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でも今日「横山ノックバージョン(?)」を聴いて好きになった。ボクには今まであまり好きじゃなかった |
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けどライブで聴いてから好きになった曲が多い。(例えば「あなたとわたしの物語」とか「しあわせの |
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ちいさな庭」とか「ふざけんじゃねえ」とか「俺たちの心にジングルベル」とか・・・ええい!きりがない!) |
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ギター隊のアンサンブルがカッコイイ! |
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| 7.GO
STRAIGHT |
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アルバム「昭和」の2曲目に収録されているロックナンバー。この曲を聴くと、本格的に |
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彼の音楽を聴き始めたあの頃を思い出す・・・。まさに心にストレートに響いてきた。 |
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メンバー全員が所狭しと暴れまわる。 |
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| 8.JAPAN |
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「He・La−He・La」が始まるのか、と思いきや始まったのはなんとこの曲だった。これを |
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見た「JAPAN」にかなり思い入れのある友人は憤慨したと言っていたが、ボクはこれは |
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これでいいんじゃないかな、と思った。 |
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| 9.俺の太陽 |
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「JAPAN」に続いてはじまったこの曲。まるで「JAPAN」のツアーのよう。ベース音がかなり |
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効果的で、超カッコ良かった。母もこの曲には特にノッていた。ホントはあとで「MOTHER」をやって |
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くれたらなあ、とこのとき密かにおもったのだけれど・・・。 |
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| 10.愛してるのに |
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「いつかの少年」ツアー以来この曲を彼のピアノ弾き語りで聴くこととなった。母親はこの |
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時点でハーモニカを吹きながらギターを弾いたりピアノを弾いたりしながらさらに歌う彼の |
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技術に驚いてた。そうだよ、この人はとにかくすごいんだよ。 |
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| 11.巡恋歌 |
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「SAMURAI」ツアーでしかライブで見たことのなかったこの曲を聴けてボクは大満足。 |
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そうだ、この曲を聴かなきゃ彼のライブははじまらないんだよな、と感じた。それにしても |
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いつ見ても彼の早弾きはカッチョイイ! |
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| 12.少年よ 君は強くなる(新曲) |
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アルバム収録の際には、ぜひ瀬尾一三氏にアレンジして欲しいバラード。今起こってい |
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る少年による犯罪や自殺に対しての彼からのメッセージなんじゃないかな?と思った。 |
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聴かせる曲だなあ。 |
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| 13.MY
SELF |
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この曲をやってくれたのがとてもうれしい。「JEEP」発売当初からかなり好きだった曲 |
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だけど、やっぱりいい曲だと再認識させてくれた。「こんなクソッタレの世の中だから、 |
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この曲を・・・」と言った彼もよかった。 |
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| 14.JEEP |
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この曲もライブ初体験だったけど、やっぱりいい。今回3曲が選ばれた「JEEP」というアルバムは |
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目立たないけど隠れた名曲が詰まっている、とライナーノーツにも書いたけど、今度はぜひ |
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「電信柱にひっかけた夢」をやって欲しい。 |
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| 15.乾杯 |
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この日のライブの中で母親が唯一知っているこの曲をやってくれたことはとてもうれしかったし、 |
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感謝したかった。ボクの結婚式でも友人がこの曲を歌ってくれた。そういう思いを感じながら |
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また感動しちまった。 |
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| 16.唄を忘れたカナリア(新曲) |
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「英二」が始まったのかと思ったが、新曲だった。周囲からは「また似たような曲・・・」 |
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の声があったようだが、ボクはこの曲調が大好きでかなりノレた。アルバムが楽しみだ。 |
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| 17.STAY
DREAM |
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この曲の曲順を定かに覚えていない。だいたいこのへんかな? ボク自身「もういいよ」 |
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と思ってしまうほどこの曲は聞き飽きた感があったが、今日のこの曲には、はじめて |
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聴いたときの衝撃が体に走ったんだ。ヨカッタ・・・。でもハーモニカは「己」。 |
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| 18.勇次 |
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物議を醸し出したこの曲。大阪では朗読と通常バージョンと両方やったらしいけど、 |
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やっぱり「勇次」はロックバージョンが似合ってる。クラッカーを無駄にせずによかった・・・。 |
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| 19.HOLD
YOUR LAST CHANCE |
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この曲も「STAY DREAM」同様、はじめてこの曲を聴いたような衝撃が走った。とても |
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感動した。が、この曲でライブが終わってしまったのは残念。ラストには「ふるさと」とか、 |
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「心配しないで」とかが聴きたかったなあ。 |
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| この日のライブは、久しぶりに観た、ということを差し引いても1.2を争うほど好ライブだった。 |
| そして何より、「母の日」にたいしたことをしてやれなかった母を、念願のライブに招待できたことが |
| とてもうれしかった。 |
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| 帰りに友人ふたりと母とボクとで渋谷で飲んだ。当然ライブがよかったことで、話しは盛り上がった。 |
| しかし、ボクに残された睡眠時間は刻一刻と減ってゆくのであった・・・・(笑)。 |
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