B'z "Not Including Albums of Singles"

 
 彼らの楽曲には、シングル、もしくはシングルのカップリングとなりながら、アルバム
には収録されなかった名曲が数多くあります。その中からボクの「これはこのまま埋め
てしまうのはもったいないだろう!」という曲を紹介していきます。
 
 
BE THERE   4th シングル(1990.5.25)
 彼らの初期を代表する名曲といっても過言ではないだろう。それぐらい彼らの
魅力が詰まった楽曲だと思う。詞はかなりメッセージ色が強いんだけど、20世
紀の最終コーナーを曲がったときの感じがよく出ている気がする。
 
星降る夜に騒ごう   4th シングル「BE THERE」カップリング曲(1990.5.25)
 タイトルどおり、まさに星の下でみんなで集まって歌ったり、踊ったりしている
様子が手に取るようにわかる曲。メロディー的にはそんなでもないけど、そんな
雰囲気がすごく伝わってくるような曲。
 
太陽のKOMACHI-ANGEL   5th シングル(1990.6.13)
 もうタイトルのつけ方からいって稲葉節全開!(笑)。まさに真夏の燃えるような
恋の中に自分もいるような、そんな気分になってしまう曲。正確にはアルバム
「WICKED BEAT」には英語版で収録されてはいるが、日本語詞はシングルのみ。
この曲から現在までシングルすべてがチャート1位を逃したことのないという、まさ
に”スタート”である楽曲。
 
Good Bye Holy Days   5thシングル「太陽のKOMACHI ANGEL」カップリング曲(1990.6.13)
 まさにA面の「太陽のKOMACHI ANGEL」が太いビートを刻むダンスチューンなら、
こちらはヒジョーに落ち着きのある、「過ぎ去ってしまった夏の恋」を色っぽく(?)
歌っているバラード曲。2曲連続で聴くと、「真夏」を感じられますぞい!
 
GO!NUDE!GO!   6thシングル「EASY COME,EASY GO!」カップリング曲(1990.10.3)
 A面の「EASY COME, EASY GO!」がゆったりとしたミディアムテンポのナンバー
なのに対して、スピード感で勝負している楽曲。稲葉サンの絶叫も聴けるお買い得
ナンバー(笑)でもあり、アルバム「RISKY」番外編といったところ。
 
LADY NAVIGATION   8thシングル(1991.3.27)
 この曲は浪人中に買いました(笑)。確か新宿の丸井の地下にあるヴァージン
・メガストアで。いけない!この曲の紹介文を書くはずだったのに、関係のない
事を(笑)。そのぐらい、印象に残ってますね。内容が夏らしく、化粧品のCMソン
グにもなりました。
 
Pleasure’91〜人生の快楽〜   8thシングル「LADY NAVIGATION」カップリング曲(1991.3.27)
 どちらかというと、A面の「LADY〜」よりも、こちらの方が印象に残ってますね。
B'zの曲でははじめての等身大の詞ではないでしょうか。自分の身の上が身の上
だっただけに(上記参照)、余計に自分に課せられたマーシャル(重み)を感じた
時期でもありました。それも今となってはいい想い出(笑)。
 
BLOWIN'   10thシングル(1992.5.27)
 さわやかなパンチを食らってるような(笑)、そんな印象の曲。「ボロボロにKOされ
る夢を見て君にしがみついた〜」とはじまるポップなロックナンバー。全体的に爽快
感が感じられる曲。
 
TIME   10thシングル(1992.5.27)
 「BLOWIN'」と両A面で発表されたバラード曲。この2曲に関しては聴いていると
何かそよ風が吹いているような、そんな感じを受ける。この曲に限っては、海の
見える丘の上から街を見下ろしてるような、そんな感覚があります。
 
恋心(KOI-GOKORO)   11thシングル「ZERO」カップリング曲(1992.10.7)
 主人公は学校の教師で、女性とに恋してしまうという微笑ましい設定(笑)。カップ
リングのみではもったいないと思っていたら、ベストアルバム「Pleasure」の収録さ
れた。アルバム未収録でしかもB面扱いであるこの曲が、BEST収録曲投票第1位
を獲得してしまうところが、「いかにこのシングルが売れたか」の証明である。
 
愛のままにわがままに

僕は君だけを傷つけない

  12thシングル(1993.3.17)
 とにかくタイトルが長いんである。しかし、この曲のおかげで、タイトルの異様に
長い曲が何曲もチャートインし、一種のブームの火付け役となった。サウンド的に
はB'zの王道サウンドともいうべきビートを刻む、ロックチューン。イントロのオーケ
ストラによるメロディーが印象的である。
 
JOY   12thシングル「愛のままに〜」カップリング曲(1993.3.17)
 この曲どっかで聴いたことあるな〜と思ってたら、松本さんのソロシングル「LOVE
YA」を焼きなおしたものであった。思えば彼のソロで一番好きな「99」という曲も2nd
アルバムに収められた「ROSY」の間奏に使われてるし、メロディーのみの曲に詞
をつけて発表しなおすのもおもしろいなあ、と思った作品。
 
裸足の女神   13thシングル(1993.6.2)
 心地よいビートが聴く者にさわやかさを与えてくれる、そんな曲。発売日も手伝
って、なぜか初夏の匂いを感じる曲。この頃の彼らの代表曲といっても過言では
ないだろう。「OH MY 裸足の女神よ〜」・・・サビは相変わらず唐突なのですが、
そこも彼らの魅力(笑)。
 
KARA KARA   13thシングル「裸足の女神」カップリング曲(1993.6.2)
 「カラカラに 渇いてるからちょうだい おまえのしずくを〜」なんかちょっとエロ
ティックな歌詞だが(そう思ってるのはボクだけかも(笑))、そのぼかし方も彼ら
らしい。カップリングだけではもったいないほどの出来である。
 
MOTEL   15thシングル(1994.11.21)
 出だしからの転がりながら進むようなメロディーと、サビでの変調が印象的な
ロックバラード。曲そのものもいいんだけど、ラストのコーラスワークが絶品!
アルバム未収録というのもなぜか納得。だって個性強すぎ(笑)。
 
YOU & I   16thシングル「ねがい」カップリング曲(1995.5.31)
 このシングルの前に発表された2枚組アルバム「The 7th Blues」のハードさ
には少々辟易していたボクでしたが、この曲聴いて安心しました。「以前のB'z
が帰ってきた!」と。詞も稲葉さんらしくて少々切なげ、メロディーも松本さん
らしくビート刻んで、「A面」として発表されてもおかしくない出来!とボク勝手
に絶賛(笑)。
 
東京   17thシングル「love me, I love you」カップリング曲(1995.7.7)
 シングルのカップリングとしては珍しい本格的なバラード曲。東京で暮らす
ひとりの男の哀愁を綴った名曲。とくに何重にも折り重なるラスト付近のボー
カルは鳥肌もの。ぜひオススメしたい一品(料理か!(笑))。
 
ミエナイチカラ   19thシングル(1996.3.6)
 ミディアムテンポが心地よい、B’zらしいメロディーが光る一曲。どちらかと
いうと応援歌っぽい印象を受けるが、あんまり押しつけがましくないところが彼ら
らしい(←それってホメてんのか?)。確かアニメ主題歌だったことからも納得。
 
MOVE   19thシングル(1996.3.6)
 「ミエナイチカラ」「MOVE」はB'zとして、2度目の両A面シングルである。
こちらはとにかくハイスピード・ロックチューン。歌詞を追うのも一苦労(笑)。
「進研ゼミ」のCMソングだったことは鮮烈に覚えてはいるが。
 
Real Thing Shakes   20thシングル(1996.5.15)
 シングル20作目を記念してかどうかは知らないが(笑)、英語詞で綴られた
ロックチューン。今まで既発曲を英語バージョンにすることは度々あったが、
オリジナル曲では初めて。発売当初忌み嫌っていたが、数年経ったあとに
聴いて好きになったという「アポロ的食わず嫌いだった」曲(なんのこっちゃ?)
 
ビリビリ   23thシングル「Liar ! Liar !」カップリング曲(1997.10.8)
 イントロのピアノ旋律がボク好みのメロディー。願わくばサビのメロディーが
もうちょっとはっきりしてたらよかったなあ。サビ手前まではすごーく好きなん
だけど、ちょっとサビがね・・・。そのはっきりしない様は、この歌に出てくる主
人公の男の煮え切らなさにも通じている・・・。
 
さまよえる蒼い弾丸   24thシングル(1998.4.8)
 前シングル「Liar!Liar!」の勢いをそのまま受け継いだようなハイテンポ
なロックナンバー。「飛び出しゃいい〜」っていうサビフレーズが強烈に印象に
残ってる弾丸シングル(笑)。
 
HOME   25thシングル(1998.7.8)
 90年代後期のボクの中でのナンバーワン・シングル。ボクはこの曲のイントロ
からエンディングまでこよなく愛しているのです。この小刻みなテンポ、ギターフレ
ーズも大好き。おかげで映画「不夜城」の主題歌であるカップリングの「The Wild
Wind」がかすんでしまった(笑)。
 
ONE   26thシングル「ギリギリChop」(1999.6.9)
 夜明け前の独特の雰囲気が十二分に表現されたミディアムバラード。昨日
までの悲しい過去と訣別し、新しい朝を迎えようという彼らのメッセージがひし
ひしと伝わってくる名曲である。

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