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〜み

1693 「見上げてごらん夜の星を」 DEEN 05/04/24
A「和音 〜song for children〜」(02/3/6)
 坂本九さんの名曲を彼らがカバー。やはり名曲ってのはどんなに時が経ったって名曲なのだ。
夜空に輝く名もない星たちだって、ひとつひとつはホントに小さな力のないもの。だけど自分自身
の力で光り輝こうとすることで、こんなに遠い星にまで光が届くのだから。だとすれば、こんなちっぽ
けな僕にだって何かできることはきっとあるはず。そんな想いが伝わってくる優しい楽曲なのです。
2286 「ミーコとギター」 スピッツ 06/12/09
A「名前をつけてやる」(91/11/25)
 彼らのこの頃の曲って理詰めで理解しようとしてもまったくといっていいほど意味がわかりません。
だけどなんかいいって、そんな感じ(笑)。幸せになれなかったミーコって女の子と主人公。もちろん
今自分の元に彼女の姿はなく、あるのは手垢にまみれたギターだけ。デビュー初期の彼らが生み
出すグルーブ感やアグレッシブな演奏が、淡々としたボーカルとは裏腹な悲しみを感じさせます。
1328 「Meteor 〜ミーティア〜」 TM Revolution 04/02/24
A「coordinate」(03/3/26)
 「機動戦士ガンダムSEED」の劇中に流されたロックバラード曲。惑星が燃えてしまうという光景
を見る機会はありませんが、もしそれを目の当たりにできるとしたら、その炎の中に星で生きてきた
人々の夢や希望も一緒に焼かれてるようで、とてつもなく切ない気持ちになってしまいそうです。
戦争によってつぶされてゆく人々の夢や希望は決してアニメの中だけじゃなく、今この瞬間にも。
105 「見えない明日」 福山雅治 00/09/15
A「BROS.」(91/11/6)
 この頃の彼の楽曲は今のようなポップスというよりは、どちらかというとロック色が強かった。大学
(夜学!)に通ってたときにけっこう彼の曲を聴いていましたが、特にこの曲はイントロが強く心に
残ってるんですよね。なんかすべての物事が乾いてて、どうしようもない刹那、そしてやるせなさを
感じるんですよ。そしてこの曲を聴くとあの頃のことが走馬灯のようによみがえってくるんじゃ(笑)。
1443 「ミエナイチカラ」 B'z 04/06/18
S(93/3/6)
 『ミエナイチカラ』の「チカラ」ってのは「夢」をさしているのかもしれない。でもやっぱりボクも忙しい
からだろうか?その「夢」ってものが今も見つからない。でも「夢」なんて、そんな突拍子のないこと
じゃなくて、もっとささやかなものなのかもしれない。もしかしたらもうささやかな「夢」の中に自分は
いるのかもしれない。それでも男は前を向いて「夢」を探し続けるのだ。ゆったりとした曲だよな。
4167 「見送り」 ザ・ハイロウズ 13/05/17
A「バームクーヘン」(99/6/9)
 いつも「見送る側」を担ってきた僕には「見送る側」が「見送られる側」に圧倒的に心を揺さ
ぶられてしまうのがわかる。「するいな」と思えるほど大きな傷を心に残されてしまう。だからたま
には「見送られる側」になってみたいとも思えるんだけど、こればっかりはその時の状況だからね。
去る人にはわからない残された人にだけわかる葛藤。そんな心の奥底をうまく表現してるよな。
2805 「見返り美人」 中島みゆき 08/06/22
S(86/9/21)/A「36.5℃」(86/11/12)
 ”いいのいいの 誰でもいいの あいつでなけりゃ心は砂漠”ふられ唄うたいの面目躍如というか
この歌詞の理不尽さがそのままこの主人公の女性の心の荒れ具合を表現している気がしてな
りません。相手は誰でもいいの。とにかく私の前から去ったあなたを見返すぐらいの美人になって
やる。その思いの裏側にやはりあなたに見てほしいと願う女性の悲しみが見え隠れしています。
4653 「三日月」 くるり 14/09/15
S(09/2/18)
 君がいなくなってから初めて僕はこの街でひとり過ごしている。きっと君もこの三日月をどこかの
街で見上げているのかな?明日になればこのぽっかりと欠けている三日月の淋しさも太陽がす
べて吹き飛ばしてしまうのだろう。その淋しさはやさしさの裏返しなんだとそこで初めて知った。僕
は明日も明後日もこの街でひとり暮らしてゆく。その淋しさをやさしさに変えていけたら、いいな。
3549 「ミカヅキ」 チャットモンチー 11/09/07
A「生命力」(07/10/24)
 いつもそこにあり、何のメッセージを発さなくても誰かが気にして見上げてくれる三日月みたいに
なれたらいいな。そんな女の子の気持ちを描いたロックバラード曲。私が生きていけばいくほど汚
れていくのが自分でもわかる。逆に生きていけばいくほど心がキレイになっていったあの頃の私の
色が薄らいでくのがわかる。生きてる以上それは仕方のないことかもしれないが、やはり悲しい。
4318 「三日月の長雨」 アンダーグラフ 13/10/15
A「花天月地」(11/4/27)
 あの時はなぜか「さよなら」という言葉が自然に出てきた。今になってなぜあの時「さよなら」を言
えたのだろうと自分自身に疑心を持つ。お互いのためなんだと言い聞かせていた自分に。今にな
ってこんなにも君に会いたくなった。そうなるのはあの時わかっていたはずなのに。人は未来の自分
を予知できない。今の自分の心に手をあて、今の気持ちに忠実に動くことしかできないんだよね。
3293 「ミカヅキミチ」 辛島美登里 09/12/25
A「ブーケガルニ」(07/11/21)
 あなたと私の歩くこのふたりの道はどこまで続いてるんだろう?愛する人と歩いているこの道がい
つか終わってしまうのではないか?いつもそんな不安を募らせる女性の心情を綴った楽曲。生ま
れ変わりを繰り返してやっとあなたに逢えた。中国の楽器”二胡”が曲全体に広がる悲しいよう
なうれしいような微妙な感情を絶妙に引き出しています。しかしボカァこういう曲に弱いな(笑)。
3682 「三日月ロック その3」 スピッツ 12/01/18
S「スターゲイザー」カップリング曲(08/2/6)
 彼らの作品には、どちらかと言えば後ろ向きでいびつな人生を送ってる男が数多く登場します。
この曲も決して明るい内容の歌ではないけど「君」という希望の光さえあれば生きていける、という
男のささやかな救いを歌い上げてる。ただ孤独感いっぱいなのにそう感じさせないのは、やはり彼
らが持つ個性の賜物とポップさからなのかも。未発表の「その1」「その2」もぜひ聴いてみたいなあ。
3 「未完成」 中島みゆき 00/04/21
A「回帰熱」(89/11/15)
 薬師丸ひろ子に提供した曲のセルフカバー。自分の恋人が他の誰かに心を奪われてゆく女の
心情をよく表した隠れた名曲。本人のオリジナルで歌えばよかったのにな、と思えてしまう。「あな
たの目の中で 誰かが踊る 私に捜せない カケラを持っている〜」女の情念を歌わせたら、この人
の人の右に出る人はいないと思う。今にも切れそうな糸のような悲しみが押し寄せてくる曲です。
1894 「未完成」 山崎まさよし 05/11/12
S(03/5/21)
 生きているかぎり、その人が”完成される”ってことはないんだ、とこの曲を聴くたびに思います。つ
まりみんながみんな”未完成”。人間なんて完成しちゃったらつまらないけど、その途中にある悲し
みとか苦しみとかはできるだけ回避したいよなってのも本音なんだよな。ただその悲しみや苦しみ
がなければ完成に近づけないのもまた事実。まあ未完成だからこそ生きてておもしろいんだよね。
3948 「右と左の補助輪」 馬場俊英 12/10/10
A「HEARTBEAT RUSH」(11/4/13)
 子供に対して親の数だけさまざまな接し方があるのだろう。度々起こる悲劇の報を聞くたびにこ
の世のすべての親が真剣に子供を想い接してるとは思えないが、大多数は我が子のために身を
粉にしていると思いたい。子供にとって両親は自転車の補助輪のようなものだ。いずれいらなく
る代物。やがてそれを外して子は世の中へこぎ出してゆく。でも、それでも見ていたいんだよね。
3442 「ミサイルマン」 ザ・ハイロウズ 11/05/23
S(95/10/25)/A「THE HIGH-LOWS」(95/10/25)
 まるで暴風雨にでもさらされているかのような、攻撃的で激しいイントロダクションが印象的な彼
らのデビュー曲。傍若無人に暴れまわるこの「ミサイルマン」とはいったい何者なのか?それは作者
にしかわからないところですが(笑)かなり暴力的なこのキャラクターにスーッとしてしまうこの爽快感
は何だろう?「生きること」の本当の意味を忘れ奢った社会に現れた、警告者なのかもしれない。
1966 「岬めぐり」 山本コータローとウイークエンド 06/01/23
A「ハロー!ウィークエンド」(74/11/1)
 しかし何というイントロだろう。ふと聴いた一瞬で脳裏に焼きついてしまう、優しくなごんでしまう
中に悲しみをも感じてしまう、そんな一曲。君が教えてくれた岬に来てみたよ。二人で来ようねっ
て話していたのにその願いはもう二度と叶うことはないんだ。この旅行から帰った後、彼の中で彼
女の存在はもっともっと大きくなるのだろう。求めてゆけば求めるほど遠くなってゆくとも知らずに。
4628 「短い言葉たったそれだけその一言だけ」 阿部真央 14/08/21
A「貴方を好きな私」(13/8/28)
 たった一言で望みを断ち切られることがある。そんな繊細な人ばかりじゃないのかもしれないが
少なくとも言葉には人を絶望させるだけの力がある。僕が抱いてる同じような感情を君も持って
くれてると思ってた。そんな君が泣きながら僕の前でその短い一言を言い放つ。どうしてもっと早く
言ってくれなかったのか。悲しみと愚かさと恥かしさと、こみ上げてくるそのシーンに胸が熱くなる。
4092 「みじめちゃん」 宇宙まお 13/03/03
A「風とどこかへ」(12/4/4)
 どうなったら大人になったことになるんだろう?おもしろくなくても笑えるようになった時?平気で
ウソをつけるようになった時?だとしたら大人になるってあんまり大したことじゃなさそうだな。かとい
って挫折するたびに下を向いて悩んでばかりいていいんだろうか?どうなったら納得のいく自分に
なれるのだろうか?もしかしたら一生なれないのかもしれない。だけどそれも「自分」なんだよね。

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