フェイバリット・ソングスへ  アーティスト検索

〜ひ

4814 「ピアニシモ」 中島みゆき 15/02/23
A「常夜灯」(12/10/24)
 強い声で歌うから強くメッセージが伝わるとは限らない。か弱い声で歌われたとしても大音量
で力強く歌われた声より強く響いてくることがある。これは歌に限らずいろんなことに言えるんじ
ゃないかな。ただシンプルに強く伝えればいいっていうものじゃない。さりげない言葉や行動がそ
れより大きな振動を伝えてくることがある。もちろんそれじゃ伝わらないこともいっぱいあるけど。
4592 「pieces」 Mr.Children 14/07/16
S「祈り 〜涙の軌道〜」カップリング曲(12/4/18)/A「[(an imitation)blood orange]」(12/11/28)
 僕が埋めてゆく人生のパズルにはどうしても足らないピースが数多くある。それを探してゆくこ
とが人生の意味なのかもね。誰もがいつも笑っている人生を過ごしたいに違いない。でも人生
は容赦なくその笑みを断つ試練を与えてくる。その試練に打ち勝った時に今まで失ったピース
を手に入れられる気がする。たとえ手に入らなくてもその空白は自分で描けばいいんだよね。
3274 「ピースアンテナ」 アンダーグラフ 09/12/06
S「また帰るから」カップリング曲(07/5/2)/A「呼吸する時間」(08/1/9)
 いくら道徳的なことを言ってみても、それは一過性の偽善に過ぎない。自分の本能に忠実
に生きることこそ人間としての美徳なんじゃないのだろうか。だけどその本能を抑え相手のこと
を思いやることができなければ「幸せ」は来ない気もする。人は本能と道徳の中でいつまでも
揺れ動き悩み続ける。その永遠に続く輪の中で悩み続けることが「本当」なのかもしれない。
114 「BE THERE」 B'z 00/09/24
S(90/5/25)
 毎日いろんな人が街の中で喜怒哀楽に切磋琢磨している。そんな街の中で僕は不安を
抱かざるを得ない。だけどいつも君が僕のそばでいつもと変わらない囁きをくれたら・・・常に激
動してる世の中で自分らしさを見失うことなく生きてゆける。そんなテーマのコンピュータ+ギ
ターサウンドで綴られた曲。「流行りすたりを相手に奪い合ってる主導権」ってすごい表現!
3287 「PTA 〜光のネットワーク〜」 ユニコーン 09/12/19
A「おどる亀ヤプシ」(90/11/1)
 もちろん先生だって人間だ。テレビドラマに出てくるような聖人君子のようにはいかない。いつ
もPTAと学校の板ばさみ。若いのに恋人など作るヒマもない。もちろん可愛い生徒がいたって
手が出せない。「先生、つらい職に就いたねえ」という子供たちの上から目線が笑える曲。たと
え先生だって僕らと同じ弱い人間なんだ。弱い心を持つからこそ、人の心がわかるんだよね。
2086 「BEAT」 Say a Little Prayer 06/05/23
A「like」(98/8/5)
 すごくシンプルに感じるメロディなんだけど、なぜか胸の片隅にいつまでも残ってる曲なんで
すよね。夏の海で恋した”キミ”への気持ちを綴った歌なんだけど、たとえばその恋が想い出に
なってしまったとしてもその海は恋をしていた時と同じようにいつもそこにあって、それを見に行く
度に終わったその恋をまた思い出して切なくなる。メロディから何からキュンとしちゃう曲です。
4681 「HEAT」 B'z 14/10/13
A「The Best XXV」(13/6/12)
 僕らの時間は無限にあるようで実はそんなに残されてはいない。だから自分の思いの赴くま
まに生きたいんだ。もちろんプロセスが重要なことはわかっているけど遠回りしてるヒマはない。
あっという間にこの情熱は過ぎ去ってしまい二度とは戻って来ない。だから「そんなにあせるな」
って言われてもあせらずにはいられない。だって「今」というこの瞬間は今しかないんだからね。
1491 「Heat Capacity」 TM Revolution 04/08/05
A「progress」(00/10/22)
 何もかもがダルくて、何にも考えたくなくなってしまう暑い夏。そんな中で彼女だけが自分の
すべてだと歌いまくるロックチューン。どちらかっていうと彼の歌に出てくる男って日常生活では
もうどうにもやる気の出ない感じなんだけど、恋をしている時だけスーパーマンになれてしまう
ような、そんな勢いを感じて、そこらへんになんだかすごくいとおしさを感じてしまうんですよ。
788 「ヴィーナス」 米米クラブ 02/08/22
A「SINGLES」(87/6/21)
 米米クラブのサマーソングの決定版!(笑)いろんな男が声をかけてくるほどの美人なのに
何でボクを選んだの?っていう男の不思議な気持ちが出てるポップチューン。夏になると思わ
ず聴いてしまいますねえ。でも相変わらず彼女に声をかけてくるヤツが絶えないのを、男はあ
せりながらハラハラしてる。なぜかこのメロディーがずっと頭から離れていかないんですよね〜。
497 「ヴィーナスの花」 the yellow monkey 01/10/26
A「smile」(95/2/1)
 世紀末に作られた楽曲だけあって、世界の破滅を予感させる一曲。まだこの頃はノストラ
ダムスの予言とかがもてはやされていていたなあ。世界がなくなるんだったら大好きな君と一
緒にいたいなあという感情、よくわかるけど、それとは対照的に明るいメロディーがとてもいい。
グラムな演奏と共にメロディーが皮肉ってる。その皮肉さも彼らの魅力の一つであるのです。
1372 「Peeping Tom」 米米クラブ 04/04/08
A「K2C」(91/1/25)
 すごくコミカルで、それでいて米米らしいなあって思えるポップチューンなのですが、よくよく考
えてみると、これは米米なりの日本批判の歌じゃないのかなって思えます。曲自体はショート
コント的なビデオクリップを見るとますますよくわかるんですが、自分さえよければ他の国の人な
んかどうだっていいんだよっていう日本人のエゴがそこにある。笑わせながらも考えさせられる。
4294 「Beep Yeah」 スネオヘアー 13/09/21
S「赤いコート」カップリング曲(10/12/8)
 「今日より一歩先へ」ほとんどの人はそう願いながら毎日を重ねているのだろう。でも実際
そこから一歩も動けず立ち往生する日が続く。心の奥底ではそう願いつつも、なかなか社会
に溶け込んでゆけない「ニート」の気持ちを代弁している気もする。誰もが「簡単に抜けられ
る」と思えるトンネルも当人にとってはなかなか出口が見つからない。個性が邪魔するんだ。
2972 「BE FREE」 GReeeeN 09/02/07
S(08/1/16)
 このダイナミックなアレンジの旋律がそのまま「時の流れの無常さ」を感じさせる作品。生きて
いればうれしい事もあれば、もちろんそれと同じぐらいかそれ以上に悲しい事もある。でも悲し
みだって次の「うれしい事」へ繋げるための通過しなければならない道なんだよな。そして人と
人との関係もいつもすべてうまくいくわけじゃない。相反から生まれてくる愛情だってあるしね。
362 「BEAMS」 黒夢 01/06/13
A「FAKE STAR」(96/5/29)
 確かカセットテープのCMソングだったと思うんだけど、そのメロディーラインが素晴らしい。ア
ルバムを聴くとパンクや破滅系な曲もあるんだけど、彼らはやっぱりシングルがすばらしいタイ
プのバンドだった。このあと彼らの音楽はさらに激しさを増していくんだけど、この曲には彼らの
極上なポップさを感じるなあ。坂をひとっ飛びで駆け上がってゆくようなメロディーが印象的。
1615 「柊」 Do As Infinity 04/12/07
S(03/11/6)
 人間は弱く脆い生き物ですぐに過ちを犯したり些細なことにつまづいたりする。最後は自
分ひとりきりなのに。結局自分がどうにかしなきゃ生きてはいけない。だけど自分以外の誰
かのために何かをしたり守りたいと思った時、弱く脆いはずの「人間」は今まで持てなかった
「強さ」を持つことができるのかもしれない。胸にグッと何かが突き刺ささるような曲なのです。
155 「BELOVED」 GLAY 00/11/06
A「BELOVED」(96/11/18)
 この曲がいいなあって思うのは、メロディーもさる事ながら全編日本語の歌詞で歌われてる
ということ。誰もがいつかは直面する人生の岐路に立った時の心情が、感情豊かに綴られて
います。そして愛すべき人が目の前にいてくれたら・・・きっとこれからも押し寄せる荒波にも打
ち勝ってゆけるだろうという、人の心の強さが歌われています。岐路がテーマの曲好きですね。
4176 「ヒーロー」 ファンキーモンキーベイビーズ 13/05/26
S(09/11/18)
 いつも冴えないお父さん。でも彼はその家族を守るために人知れず毎日戦ってる。もっと楽
がしたいだろうに。もっと家族に認めてもらいたいだろうに。でも無言で毎日決まった時間に家
を出て、ラッシュアワーの電車内でも戦い、そして会社内で戦い、最終的に社会と戦ってる。
冴えない父親を持ってると勘違いしてる世の嫁や子供たちよ、耳かっぽじって聴けい!(笑)
3727 「pierrot」 ほたる日和 12/03/03
A「elementary」(10/2/17)
 いつから人を疑い深く見るようになってしまったのだろう?「正直者はバカを見る」残念なが
ら今の世の中それはあながち間違いでもなく騙されまいと身構えて生きてる自分に気づく。心
の底から寄りかかれる存在さえあれば悲しく見えるだけの風景ももっと違ったものに見えるはず
なのに。そんな女性のガラスの心が描かれた曲。「信じる」って簡単でもあり難しくもあるよね。

フェイバリット・ソングスへ