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| 手術中に手が痙攣に襲われるようになったブラックジャックは、医師として続けて |
| いけるかどうかという瀬戸際まで追い詰められるのだが・・・。その病気の原因はか |
| つての少年時代の彼にあった。人間の習性ってのはホントに不思議だなあ。 |
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| 140.「こっぱみじん」★ |
Broken
Into Little Pieces
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| 泥沼のように戦争が長く続いたある国・・・スイスに逃れた大統領婦人はブラック |
| ジャックに電話し、国に残る夫を守ってほしいと依頼するのだが・・・。150億円とい |
| う治療費(驚)。皮肉な事にものを言わなくなって大統領はようやく人の役に立った。 |
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| 141.「命のきずな」 |
The
Only Means of Living
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| 空港で治療費を払わない患者を待ち構えていたブラックジャック。ところが到着 |
| した飛行機がいきなり炎上し・・・。そこまで金にこだわるか?と思わせておいて、 |
| 最後には命にこだわるブラックジャックが素敵。最後のオチにはズルっとなった。 |
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| あるアパートの管理人(ヒゲオヤジ)の後頭部には大きな傷があった。それは戦 |
| 時中にできた傷で、そのせいで失われた記憶が気になって結婚もできず・・・。すご |
| くブラックに展開してゆくストーリーが不気味だけど、これもこの作品の味なのです。 |
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| 143.「犬のささやき」 |
Dearest
Voice
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| 愛する女性を電車事故で亡くした阿部小路忠明は、生前録音してあった彼女の |
| 声のテープを犬の声帯に埋めこんでくれとブラックジャックに依頼するが・・・。人間 |
| の身勝手さがここでも描かれているが、結末を想像させるラストの描写が見事! |
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| おそらく『火の山』という手塚先生の別作品とリンクしてる一編。昭和新山に珍し |
| い石を探しに行った若者が怪我をして下山できなくなり・・・。いけないことと知りつ |
| つも我も我も・・・という、若者の流行を追うという行為に警鐘を鳴らす作品です。 |
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| 145.「雪の訪問者」★ |
Memories
of the Operating Room
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| 大病院の権威・関根教授の手術が決まった山口少年。ところが少年は関根教授 |
| の手術に恐怖を覚え、その姉はブラックジャックのところへ依頼に来るのだが・・・。 |
| どんなに権威と称えられた医者でも、皮をひっぺがえしゃただの人間にすぎない。 |
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| 146.「がめつい同士」★ |
Double
Hold
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| 治療費を滞納してる高利貸・合羽を追いかけてきたブラックジャックは、合羽の |
| 取立てに同行する。そしてそのすぐ後に親子心中が起こり・・・。患者によって治療 |
| 費が5千万になったり50円になったりするのが痛快。特効薬も効き目抜群(笑)。 |
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| ブラックジャックの同窓生だった無理は、教師として一番柄の悪い学校へ赴任し |
| 番長・〆沢と話し合いだけで解決しようとする。それには彼の過去に秘密があるの |
| だが・・・。読んでて胸が熱くなる一編。時代は繰り返す・・・好きな作品ですね〜。 |
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| 148.「ポケットモンキー」 |
Pocket
Monkey
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| 霧の深い夜に車を走らせていたブラックジャックは、誰かにひき逃げの容疑を被 |
| せられた。いっこうに否定するブラックジャックなのだが・・・。ペットと飼い主の関係 |
| ていうのは計り知れないもの。ラストでの主人への一途さには涙してしまうなあ。 |
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| 足の不自由な少年ジュンは、ハム無線で姿が見えないのをいいことに、ニュージ |
| ーランドの友人・トムにできない野球の自慢話をしていたのが・・・。ハンデキャップ |
| を隠すために絶交しなければならないのがつらいなあ。ハッピーエンドでよかった。 |
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| 持ち島である三界島に来たブラックジャックは、そこで世話をしてくれる漁師の息 |
| 子・太一に嫌われている。しかしある日、海辺で命に関わる危険にさらされて・・・。 |
| 命の危険にさらされるのも、大人になるためには必要なことなのかもしれない・・・。 |
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| 151.「戦争はなおも続く」★ |
The
War Never Ends
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| イラン・イラク戦争を題材にした作品。ある学者の妻は腰に持病を持つ息子を治 |
| して早く戦場に送りたいと、ブラックジャックに依頼するのだが・・・。ラストでのどんで |
| んがえしが戦争の悲惨さを物語る。親子の愛をも飲みこんでしまう戦争が憎い。 |
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| 152.「人生という名のSL」★ |
Call
It Life
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| ブラックジャック最終話として描かれた作品。単線のSLに乗って揺られていたブラ |
| ックジャックの前に、次々と今まで彼にかかわった人たちが現れる。そして最後に |
| 現れたのは・・・。きっと彼のストーリーには「終わり」という文字はないんだろうな。 |
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