Live2001 SORA 11.8 神奈川県民ホール大ホール ライブレポート
 
 強力な「ツヨシコール」のさなか、会場は真っ暗闇に!
そしてついに長渕剛登場である!
 
<アポロ的全曲解説!>*曲目の色が変わってる曲は、アポロ「今日の一曲ライブラリー」で紹介しています。
 
1. 勇気の花
 毎回、ライブの1曲目ってなんだろう・・・ってのが楽しみで。でも今回はピタリ賞!(笑)アルバムの
構成的にもこの曲だな!と思ってました。宝くじもこれくらいの確率で当たったらなあ(←バカ(笑))。
イントロのギターが入った瞬間!もう熱狂の嵐!カッコイイの一言!スゴイ!
2. すっからぴんのからっけつ
 その「勇気の花」での熱狂を引きづったまま、順当に2曲目へ!「負けて 負けて 負けて また負
けて♪」・・・おいらあんたに負けたよ!(笑)この曲のイントロの入り方がすごくかっこいい!ボクの財
布の中身のように、心の中まで「すっからぴんのからっけつ」になってしまった(笑)。
3. 空/SORA
 ステージ頭上が明るくなり、天井付近には満面の青空が・・・。「眠らぬ街♪」と始まったとたんに、
もう会場は歓喜の嵐!やっぱいい!この曲!ミディアムテンポのこの楽曲が流れる中、ボクも大合
唱!そしてこのアルバムのカセットを聴いてた父も口ずさむ!う、うれしいなあ。
4. パラシュート
 アルバム紹介のところでも書いたんですけど、このアルバムでは一番彼らしくないような感じの
する曲なんですけど、ライブって不思議・・・。彼のイメージとピッタリと合ってしまっている。とても雰
囲気のある、いいムードが場内を包みこんだのでした・・・。
5. ひまわり
 ヒットシングルの登場!まさかここでやってくれるとは!この曲なら父も母も知ってる!イントロ
のあの神秘的なメロディーがかかった瞬間、やはり場内絶叫!みなさん大合唱!この構成はうれ
しかったなあ。そして照明も神秘的!
6. くしゃみじゃなくてよかったよ
 一定の空白の後、ライブではお馴染みのギター4人組の座談会スタイル(笑)。まず1曲目はス
トレートに激しく、疾風のようにやって来て疾風のように去ってゆく月光仮面のようなこの曲!一応
バースデーソングなんだけど、彼もサイコーにノってたなあ。
7. 涙色の流れ星
 2曲目はしっとりとしたこのバラード。しかし何度聴いてもイントロは「ふたつの責任〜愛してる〜」
と重なってしまう(笑)。しかしこの曲の間、会場内の誰もが立ちつくし、彼の歌声をうっとりと堪能
している。この静と動のギャップが彼の魅力のひとつでもあるのだ!
8. He・La-He・La
 アルバム「LICENSE」に収録されてるこの曲は、ライブではオリジナルにはない3番目の歌詞が
披露される。うちの親父の好きそうな歌だ。「てめえのつら磨きもせず 友達づらするやつ ダイッ
キライ♪」・・・う〜む何度聴いてもひねくれ長渕全開だ!(笑)
 
ここから再びスタンディングです。
 
9. コオロギの唄
 この曲は彼の母親がなくなったときに作られたレクイエムですけれど、やはりライブの方がジー
ンと来る。「そしてこの母(ひと)が僕を産んでくれたんだなって なぜかあたりまえのことを考えて
いました♪」のところでボクは泣きそうになりました。母が横にいるので余計にです・・・。
10.10年前の帽子
 おそらくこの歌は亡くなった彼の友人のことを歌ってると思うんですけど、かぶってた帽子を投
げそで投げないところがコミカルで笑えました。この曲から怒涛の「こぶしあげ合戦」が幕を開け
ました(笑)。両親はこぶしを振り上げてます。弟はもう狂人状態です(笑)。
11.女よ、GOMEN
 久々にこの曲を聴いたんだけど、改めていい曲だなあと思ってしまった(笑)。そう、男って生
き物はほぼ永久的に女性に頭が上がらない生き物なのだ(笑)。そしてイントロと間奏部のあの
メロディーが未だに頭にこびりついて離れません。「こぶしあげ合戦」はまだまだつづく(笑)。
12.泣いてチンピラ
 ここ数年のライブでは盛り上げどころで必ず登場するアップテンポ・ロックナンバー!本人も
相当好きなんでしょうね、きっと。しかしそろそろ腕も疲れてきたし、腰にもちょっとキテる(笑)。
それに場内の熱気でもうムンムンだ!(←死語?(笑))。
13.Hold Your Last Chance
 そして一気に場内の熱気を沈めるかのようにはじまったのがこの曲。今年、シングル「空/
SORA」のカップリングとして歌いなおされているし、カバーアルバム「俺の太陽」でも歌いなお
されてる。それほどの彼の中期の名曲。いい曲は何度聴いても聴き飽きない!
14.少年よ、君は強くなる
 今の少年犯罪の多さ、残酷さに感じたものを、彼なりに歌にしたであろう、ニューアルバム
の最後を飾ったバラード曲。彼の優しくも力強い歌声が、この混沌とした時代に育つ少年たち
に伝わればいいな、と思ってしまう。この時だけは場内は異空間に・・・!しかし最後の最後で
彼はなんと歌詞を間違えてしまったのです!「やめやめ〜 ごめんもう一回最初からやらして
〜」・・・なんて潔い人なんだ!そしてもう一度異空間へ・・・。
 
15.西新宿の親父の唄
 「少年よ、君は強くなる」で本編終了かと思いきや、流れてきたのはこの楽曲!「やるなら今
しかねえ」・・・この言葉は今のボクには一番必要とされる言葉かも(笑)。なんせ何をやるにも
腰が重いので(笑)。この時ほど彼の言葉を重く感じたことはなかったですね・・・。
 
 本編終了。しかしちょっと本編が終わるの早すぎない?・・・と思ってはいたのですが、
それがのちのちのオドロキへと変わってゆくのです・・・。
 
16.巡恋歌
 実はボクはこのライブツアーの公開リハである伊勢原市民会館に行っていたのですが、そ
の時のアンコールとまるで違います。この曲はやらなかったのです。「なんでやんねえんだ!」
と悔やんでいたので、いきなりギター一本・ハーモニカでやられた瞬間シビレました(笑)。
17.勇次
 この曲もやらなかったぞ!おかげでクラッカーを忘れてしまって弟から散々非難を浴びてし
まいました(笑)。この曲でファンになった方がけっこう多いのです。彼が描く少年時代ってちょ
っと反抗的でいて、それでいて純粋さが光ってるんですよねえ。名曲!
18.明日へ向かって
 「SAMURAI」ツアーで一度聴いたんですけど、オリジナルもいいけどライブ版もいいなあ!
こんな混迷する世の中だからこそ、あえて選曲されたんだろうなあ。再び場内の熱気は最高
潮へ!「明日へ向かって ずっとこのまま突っ走ってゆけばいい♪」・・・そうしたいです(笑)。
19.ごめん
 今日のアンコールでは、伊勢原ではやらなかった楽曲ばかりです。この曲もニューアルバ
ムの一曲なんですが、今日聴くのがお初です。彼が誰かに恋するたんびに泣いてきた、愛す
る人(つまり奥さん)への詫びの歌(苦笑)。静かな雰囲気の中にも強い意志が感じられる。
 ここで「また会おう!」の彼の声。しかし、場内のお客さんは誰一人帰ろうとしない。
場内が明るくなっても、みんなへこたれずに「ツヨシコール」を連呼!そこへ首からタ
オルをまいた彼が三度目の登場!「いい加減に帰れよ!(笑)」・・・しかし観客たちは
(当然ボクラも)この瞬間を待っていた。彼はおもむろに舞台袖からハーモニカと、
なんと「ウクレレ」を取り出したのです!場内は歓喜の嵐!
 
20.(新曲)
 この曲は何となく彼の初期の頃を思わせる若者っぽいラブソング。歌詞の内容はあまり
にも興奮してたのであまり覚えていませんが(笑)、「僕」と「君」が繰り広げるシンプルなラブ
ソングでした。これなら「宇多田ヒカル」に勝てるかも!(笑)(もしかしてこの曲やったのは、
さっき歌詞を間違えた、ボクらに対するお詫びだったのかも・・・)
21.とんぼ
 もう一度腕時計を見るふりをして、「もう一曲だけやるよ!」・・・もう興奮のるつぼだ!「これ
から何やるか相談するから」とステージ上で円陣を組んで、始まったのがこの曲!「「とんぼ」
が最高だったな!」この父の言葉だけで、招待した甲斐があるというもの。ありがとう!長渕
さん!
 
 ・・・とまあこんな具合にステージは終了し、も一回出てこないかなあ・・・なんて淡い思いも
場内アナウンスのおねえちゃんの「本日のライブは終了しました」の声にかき消され(笑)、
小雨の中帰路に着いたのでした。(しかも帰りもタクシー!ラッキー!でも財布の中身は
「がら空っきー!」・・・えーん(笑)。
 
 
 2001年9月30日に伊勢原市民会館で行われた公開
リハーサルでのメモリアルチケット。あんときゃあ雨の
中2時間以上外で待ったなあ。でもそんなこともライブ
で吹き飛んじゃったけど(笑)。アンコールでは今回や
らなかった「LICENSE」が染みました。間奏ではロック
バージョンになるメリハリあるアレンジでした。
 2001年神奈川県民ホールで行われたライブ
でのメモリアルチケット・・・というか、今回のホー
ルコンサートではこのチケットが用意されていて
ちょっと味気ないチケットとは違う彼の「ファンへ
の思いやりを感じてしまう。ああ・・・ツヨシさま
・・・(笑)。

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