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〜なみだと

777 「波」 稲葉浩志 02/08/11
A「マグマ」(97/1/29)
 タイトル通り、聴いてるだけでおだやかな波間をただよっているような感覚に陥ります。でもこ
こで歌われてる海とは、日常で自分に押し寄せてくる迷いや悩み、そして不安なんですよね。
人生において背負い込んでしまったものを捨てて思い通りに生きられたとしたら。そんな希望
が歌われているような気がします。こういう男くささを歌えるのも彼の曲の魅力のひとつですね。
2703 「涙」 小松未歩 08/03/12
A「未来」(98/12/19)
 恋が終わったという目の前の現実をなんとかプラスに変えていこうと考える女性の心情を綴
った楽曲。結局彼とは解り合えなかったけど、でも夢の中では今でも彼といつも同じものを分
かち合えてる・・・というちょっと現実逃避じみた幻想も描かれてますが、そこに彼が目の前から
いなくなってしまった、という寂しい現実を紛らわそうとした彼女の本心が見えてきたりします。
16 「涙」 スピッツ 00/05/04
A「オーロラになれなかった人のために」(92/4/25)
 このアルバムは、全編オーケストラアレンジされている5曲入りのミニアルバムなんだけど、そ
の中でもこの曲はその美しい旋律に魅了されますね。スピッツの曲って詩人・草野正宗がつ
くる独特の世界が広がっているから、詩がどうこうとは言いづらいけど、なんつうか、なんかいい
んだよね(←く、苦しい(笑))。落ちた涙の雫が地面でパチンと跳ねる、そんなイメージかな。
667 「涙 -made in tears-」 中島みゆき 02/04/22
A「グッバイガール」(88/11/16)
 男と別れたばかりの女性の心情を涙と共に綴った静かなバラード曲。おそらく男の方から別
れを切り出したのだろうけど「男運は悪くなかった あんなにいい人いやしないもの」とそれでも
なお愛しているその健気さ。彼との思い出の場所も今ではまったく違う風景に変わってしまっ
た。この曲を包む全体の雰囲気がたまらなく好きであるのと同時にとてつもなく悲しいのです。
1653 「なみだ」 ヒステリック・ブルー 05/01/14
A「blue-blue-blue」(02/2/20)
 ポップでキュートなんですけど、聴いた後に不思議な悲しみが沸き起こる楽曲。「青春」とか
「人生」って、自分ひとりでそれらを何とかしていこうと思ったら、もしかしたらますます孤独感を
おぼえてしまうかもしれない。だけど誰か自分の指針になる人とか、見てて励みになる人がい
てくれたら、なんとなく壁を越えられそうな気になる、そんな思いを歌ったラブソングなのです。
3428 「涙」 ファンキーモンキーベイビーズ 11/05/09
S(10/1/27)
 「涙を流す」ことが「大人げない」という風にとらえられるようになったのはいつからなのだろう?
もともとこの国には「人前では涙は見せない」ってことが美徳になりがちな部分もあるからなん
だろうけど。ただ逆に、いくつになっても涙を流せる人はそこからもっと強くなれる可能性を秘め
てるってことなんだよね。何に対しても自分の心に対しても素っ裸になれるってことなんだから。
3600 「涙」 森山直太朗 11/10/28
S(09/10/21)
 今この瞬間ですらもう二度と戻って来ない。人は「一期一会」と言うけれど本当にそう思う。
だから涙があふれてくる。でもこの涙はいったいどこからやって来るのだろう?それを解明できた
人はいないし、きっとこれからも現れないだろうな。人に解明できないからこそ素晴らしいものも
あるんだよね。ちなみに中盤から後半へ流れる直太朗スキャットが実に感動的な曲なのです。
382 「涙あふれて」 浜田省吾 01/07/03
A「イルミネーション」(78/9/21)
 どこまでもその悲しさを追求した楽曲。相手のためにどれだけ自分を殺すことができるのか。
自分の恋する相手は当然自分自身ではないのだから、自分と違った考え方の時だってある
し、自分を殺さなければいけなくなる場面は出てくる。その時に自分を殺すことのできなかった
男の涙がこの曲にはあふれ広がっている。僕は常日頃から献身的にですね、ウソです(笑)。
2102 「涙色」 河村隆一 06/06/08
A「Love」(97/11/22)
 かつて酒井法子さんに提供した楽曲を彼自らカバーしたポップチューン。このまま淋しさや切
なさが続いたら、私は今までの自分じゃいられなくなってしまうかも・・・でもその淋しさや切なさ
があるからこそ、いつか微笑みに変わってゆくんだ。未来へ進めば進むほど”平凡な幸せ”は手
に入れにくくなってる。”平凡な幸せ”を手に入れることこそ誰もが望んでいるもののはずなのに。
1757 「涙色の流れ星」 長渕剛 05/06/28
A「空/SORA」(01/6/27)
 まるで若き日の長渕剛がそこにいるかのような、そんな印象を受ける悲しいんだけどうれしい
楽曲(笑)。彼女は「生まれ変わったらまた手を握ってね」と彼につぶやいた。そして彼は「僕
のどこがいけなかったの?」と彼女に尋ねた。だけど彼女から返ってくる言葉はなく、ただ夜空
に無数に広がる星たちだけがそこにたたずんでいた。初々しいけどやっぱり悲しい曲だよなあ。
4996 「涙がきえるなら」 いきものがかり 15/08/24
S「情熱のスペクトラム」カップリング曲(14/10/15)
 今日を歩く。それは流してきた涙をぬぐう旅でもあるんだ。悲しいことはいつもある。そこで涙
を流し立ち止まるのは誰もが持つ自由だ。でも人はいつまでも涙を流しながら生きてゆけるほ
ど単純じゃない。悲しみという暗闇のトンネルの向こうに、きっと涙がきえる世界が待っている。
そう信じてまた誰もが新しい一日を歩いてゆく。そう信じることでしか、歩いていけないものね。
296 「涙がキラリ☆」 スピッツ 01/04/07
A「ハチミツ」(95/9/20)
 シングル「ロビンソン」での大ブレイクの後に出たシングルだが、クオリティー的には決して「ロビ
ンソン」にひけを取らない曲。スピッツの王道であるスローロックバラードに仕上がっており、聴い
た後に余韻を残す。「同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら〜」一度聴いただけですぐに覚え
てしまう曲。どこかやるせなさというか今の状況に満足いかない男の子の像が浮かぶんだよな。
2313 「涙がこぼれそう」 馬場俊英 07/01/05
A「人生という名の列車」(06/4/12)
 男は時に実質的な愛情を求めるようになる。それはたとえば風俗のお店に行ったりして、た
とえそれが擬似の愛情だとわかっているとしても、男たちは金を出してそれを求める。「涙がこぼ
れそう」・・・その涙の意味っていうのは自分の心から欲しかった”本当”の愛情を手に入れられ
なかったやるせなさから来るんだろうな。この曲のアレンジもそのやるせなさをうまく表現してる。
4016 「涙が出ない」 斉藤和義 12/12/17
S「僕の見たビートルズはTVの中」カップリング曲(93/8/25)
 泣きたいのに、心では泣いているのに涙が出ない。若い頃はすごく感情に忠実に涙が出た
のに、今は出ようとする涙を抑えつけようとする心理がはたらく。確かに大の大人が人前でビ
ービー泣いているのは格好のいいものではない。でもせめてひとりの時ぐらい感情にまかせて涙
が出たっていいと思うんだけど、やっぱり出ない。デビュー時からすごい歌作ってんな、この人。
1231 「涙が流れてしまうのは」 柿島伸次 03/11/18
A「太陽の鼓動」(96/2/21)
 昔は好き勝手なことを言ってた。きっとそれは自分に自信がなくて、そんな自分を守ろうとし
ていたからなのかもしれない。でもその言動がある友達を傷つけていたと知って以来、僕は何
を言うにもまず言おうとしてる言葉を飲みこんで、相手がこれを言ったらどう思うか?と考えて
から発言するようになった。いいかどうかはわからないけど僕も躓きながらも生きてきたんだね。
3004 「涙空」 GReeeeN 09/03/11
S(08/1/16)
 人は成長してゆくたび「涙を流すことは恥ずかしく幼いこと」という変な意識が刷り込まれて
ゆく。でも本当は反対で、何回涙を流せたかが大事な気がするんですよね。それは涙を流し
たのと同じ数だけ本当の素直な自分に向き合ったことになるから。そして涙するたびに人は
少しずつ強くなる。それでもまた何かに負けそうになった時には、また涙すればいいんだよね。

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