オフコースの数あるアルバムの中でも屈指の名盤!まず聴くならこのアルバムを!と自信を持ってオススメできる |
アルバムです(←どこから来るんだその自信(笑))。雨の中を走り去る車の音からピアノに入るあの瞬間がたまらない |
悲しい曲「1.雨の降る日に」に始まり、「2.昨日への手紙」は夜明けを感じさせる作品。「3.眠れぬ夜」はヒット作ですが、 |
歌われている内容は男の虚しさを表現した一曲。「4.倖せなんて」はメランコリックな一曲。でもやるせなさが迫ってきま |
す(笑)。表題曲「5.ワインの匂い」はオフコースの魅力である声の美しさが全面に出ています。「6.あれから君は」は友 |
人の妹と想い合っていた主人公の心の葛藤を描いた一曲。彼女にとって兄である友人が死んだ時、彼女は・・・。「7.憂 |
き世に」は汚れてしまった地球を嘆いてるスケールのでかい一曲。「8.少年のように」はヒジョーに短い一曲ですが、1st、 |
2ndの流れを汲むオフコースの王道のように感じるのはボクだけか?(笑)「9.雨よ激しく」は失恋の瞬間を描いた名曲。 |
すべてを雨に洗い流してしまいたいという男の願いが、この曲からは伝わってきます・・・。その激しさを沈めるかのよう |
に始まるのが「10.愛の唄」。文字通り「愛の唄」なのですが、何かを哀れんでいるような、なぜかそんな印象を受けてし |
まうから不思議。でもやっぱり愛っていうのは、そんな相手を思いやる想いから生まれてくるものなのでしょう。「11.幻想 |
」はこのアルバム唯一のふたりの合作です。ぶつかりあった個性がうまい具合に溶け合っているような、そんな感じが |
しますね。そしてラストは「12.老人のつぶやき」。高校時代からこの楽曲を聴くたびに涙ちょちょ切れそうになってしまう |
のはなぜなんでしょう?間奏に流れるフルートがさらにボクの目頭をジーンとさせてくれます。彼らのアルバムの中でも |
特に思い入れの強いアルバムですね(詳しくは「このアルバムを聴け!」のコーナーへどうぞ)。 |