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めあめのほ

2475 「雨」 森高千里 07/06/16
S(90/9/10)
 彼女の数ある楽曲の中で最も認知度のある曲のひとつ。この冷たい雨にいつまでも濡れていた
い。きっとあなたのぬくもりも、あなたへ届かぬこの心の悲しみも洗い流してくれるから。そんな女性
の悲しみがグッと伝わってくるバラード曲。当然、雨がその悲しみを流してくれるはずもないのだけ
れど、雨に濡れているだけで叶わぬ想いを忘れられそうっていう、この感覚がすごく好きなんです。
3217 「雨が空から離れたら」 熊木杏里 09/10/10
S(09/4/8)/A「ひとヒナタ」(08/11/5)
 大事なものとそうでないものを選ぶとしたらそこから生きる力が生まれるかどうかってところがポイン
トになるような気がします。もちろん真実ばかり主張してウソをつかずに生きていけるほど人生は甘
くないけど、悲しみの雨ばかりと思い込んでる視線を少し変えてみるだけで道は見えてくるはず。マ
イナスになるものばかり追うんじゃなくて、プラスになるものも追っていこうよ・・・肝に銘じます(笑)。
1201 「雨が空を捨てる日は」 中島みゆき 03/10/19
A「みんな去ってしまった」(76/10/25)
 この楽曲では”雨”は「どうしようもない悲しみ」をさしているような気がします。そのどうしようもな
い悲しみが辺り一面に降っていたのがやむと、その後には自分の胸の中に降り出した。という心象
風景がこの曲を聴くたびに蘇ります。しかもこの心の中に降る雨に終わりはなく、この先もずっと降
り続けるだろうというとてつもなく哀しい歌。劇的なイントロが早くもその世界に引っ張り込みます。
2798 「雨が降る」 徳永英明 08/06/15
A「JUSTICE」(90/10/9)
 「好きだよ」と自分の想いを告白した僕。「ごめんね」とただ一言告げて立ち去る君。僕は大人
を装い「大丈夫だよ」とつぶやく。なんて切ない光景なんでしょう。そしてそこにはただ雨が降って
いる。ただでさえ心の中に雨が降っているのに、さらに追い撃ちをかけるかように僕を濡らす雨が。
秘めた想いを告白したにもかかわらず、アレンジも含めただ寂しさだけが増幅してゆく悲しい曲。
3655 雨だけど雨だから」 森山直太朗 11/12/22
A「あらゆるものの真ん中で」(10/6/9)
 まどろみの中、街角にたたずんでいるかのような雰囲気が印象に強く残るアコースティックな楽
曲。雨は降っているけど、夜の街はクリスマスが近づきみんながみんなどこか浮かれ気分。なのに
僕の心はそんな人たちに冷めた視線を送り、何かに縛られたようにいつまでもここから離れられず
にいる。「雨だけど」「雨だから」それに続く言葉が出てこない。うまく言えないけど、なんかわかる。
1619 「雨と泪」 ゆず 04/12/11
A「ゆず一家」(98/7/23)
 何かひとつの目標に向かって進んでいく時、当然周りからヒガミややっかみ、罵声や心を踏みに
じるような声も出てくるだろう。でもそんな声を気にせず、君は君の思う通りに進んでいけばいいん
だっていうメッセージがこめられた歌。「雨降って地固まる」ではないけれど、「君の流した泪が大粒
の雨になり やがて大地を固めるだろう」っていう表現がすごく印象に残ってるやさしい曲なのです。
2116 「雨に消えたジョガー」 松任谷由実 06/06/22
A「時のないホテル」(80/6/21)
 救われることのない難病にかかってしまった青年に思いを馳せる楽曲。あんなに元気に走ってた
はずなのに、彼はあと幾ばくかの年月を過ごしたに後この世からいなくなってしまう運命にある。信
じ難い現実を淡々と歌いあげている彼女のボーカルが、逆に彼の元気よく走る姿をもう二度と見
ることができないという、途方もない悲しみを伝えてきます。人の寿命とは時には残酷ですよね。
2334 「雨の樹」 GOING UNDER GROUND 07/01/26
A「かよわきエナジー」(01/10/24)
 ”窓の曇りは訪れた冬の吐息”すごくいいな、このフレーズ。雨は街の風景を変えてゆく。どんな
に賑やかな街並も、雨が降るとどこか淋しそう。そんな雰囲気を与えてくれるんですよね。普段は
見えなかったものが雨が降ると見えてくる。何だか不思議とそんな気がしてしまうのも雨のせいな
のかな?もしかしたら雨って、忘れかけていた大切なことを思い出させてくれるものかもしれない。
4722 「雨のち晴レルヤ」 ゆず 14/11/23
S(13/11/18)/A「新世界」(14/2/19)
 「降りしきる雨もやがてあがり、きっと晴れわたるはずだ」ずっと降りっぱなしの雨の中でこう思うの
はなかなか難しいことだけど、それでも晴れることを信じて待つにはそれなりの意識と努力が要る。
あ、もちろんこれは心の中のお話なんですけどね。何にもしないでただ漠然と晴れわたることなんて
ない。あきらめることはいつでもできる。ならばいつか晴れる日が来ることを信じて進んで行こうよ。
3573 「雨の日」 辛島美登里 11/10/01
S(84/3/21)
 雨降りの日の少女の恋心が散りばめられた、彼女のデビュー作品。好きな人への想いが悲しみ
や寂しさとあいまって響いてきます。私の想いはあなたに届いているのでしょうか?もし届いていな
いのなら、あとどれくらいで届くのでしょうか?最初と最後に挿入された「お寺の花子さん」の唄がと
ても効果的。個人的には村下孝蔵さんの世界観にも似た、聴くほどに心に染み入ってくる曲だ。
721 「雨の日のささやき」 浜田省吾 02/06/16
A「ラブトレイン」(77/5/21)
 彼のセカンドアルバムの一曲目に収められたポップチューン。彼の楽曲に出てくる青年ってみんな
どこか疲れてる感じがするのですが(笑)、そこがなおボクの共感を呼びますね(笑)。恋しい人の寂
しさを癒すことは、同時に自分の寂しさを癒すものだということを教えてくれる彼のオリジナリティーあ
ふれる一曲。しかもまたもや二人以上でなければ限りなく歌いづらい曲なのではありますが(笑)。
4189 「雨のプラネタリウム」 原田知世 13/06/08
S(86/6/21)
 イントロからして80年代である(笑)。こういう曲に胸がキュンとしてしまうのは、やはりあの時代に
少年期を過ごしたからだろうか。車の中、ふたりはずっと黙ったまま。カーラジオからは思い出の曲が
こちらの気も知らずに流れ続けている。「もう会わない方がいい」と切り出した彼の優しさがまるでナ
イフのように彼女の心に突き刺さる。雨のプラネタリウム。それは今の彼女の心を映し出した風景。
227 「雨の降る日に」 オフコース 01/01/27
A「ワインの匂い」(75/12/20)
 この曲は非常に短い。しかしこの短さの中に、別れてしまった愛する男性を想う女性の気持ちが
ことごとくちりばめられている。イントロの雨の中を車が走り去ってゆく効果音が、やがて心の中に染
みてゆき、そして悲しげなピアノ演奏で曲は始まる。3分弱の曲の中にこれだけのドラマが収められ
ているのには圧巻。とにかく数ある女性の心を歌う彼らの楽曲の中でも名曲中の名曲なのです!

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