彼のオフコース時代の楽曲を、アレンジも含めてセルフカバーしたアルバム。というより、シ |
ングルのカップリングで発表していたセルフカバー曲を集めたものと言った方がいいかな? |
唯一の新曲「1.君との思い出」は、文字通りもう二度と会えないであろう彼女との思い出を綴 |
った楽曲。もし今も彼女と一緒にいたら、僕はどんな人生を過ごしていただろう・・・そんな男の |
切ない想いと過ちを切々と歌い上げたポップチューンです。この手のアルバムって、聴き手が |
持つオリジナルへの思いの深さによって賛否両論別れるところがありますが、ボクも発表当時 |
にこのアルバムを耳にした時、複雑な感情が芽生えたひとりであります。小田さんが「実はこ |
うも表現してみたかった」という観点から、印象が大幅に変わってしまっている曲もありますが |
いいものもあれば当然「え〜!?そんな風にしちゃうの〜!?そりゃあ違うだろ〜!?」って |
曲もあったりします。どの曲に違和感を感じたのかはここでは言いませんが「5.Yes-No」と「10. |
秋の気配」、「11.僕の贈りもの」・・・それはないだろ〜!?と当時は思っていたんですよ(←言 |
ってるじゃねーかよ(笑))。でも今現在(2006年)こうやって聴き返してみると、これもありかな |
?と思えるから不思議(笑)。同じ曲を聴くのでもその人の精神状態や状況、年齢を重ねるこ |
とによって印象が変わってくることってあるんだなってことを改めて痛感させられた貴重な一枚 |
でもあります。ただこの盤につけられていたキャッチフレーズ”これぞヨコハマサウンド!”・・・ |
これは昔も今もダサいと思うのは変わらないしきっと何十年たってもそう思うに違いない(笑)。 |