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つす〜み

4085 「Midnight Scarecrow」 松任谷由実 13/02/24
A「KATHMANDU」(95/12/1)
 君は今孤独の中にいて誰にも助けを求められない状況に身を置いているのかもしれない。でも
ね、君は決してひとりぼっちじゃないよ。君は自分をちっぽけな存在にしか思えないかもしれない。
だけど君が生きてるってこと自体、僕にとって大事件なんだ。だから孤独に負けずに生き延びてほ
しい。僕はこうして君には見えぬ場所から見守っているから。そんな真夜中の案山子の独り言。
195 「MIDNIGHT FLIGHT 〜ひとりぼっちのクリスマスイブ〜」  浜田省吾 00/12/23
A「Club Surf & Snow bound」(87/6/28)/A「WASTED TEARS」(89/9/1)
 浜田省吾の代表的なクリスマスソングであるが、けっしてメリークリスマス!といえる作品ではなく
やはりアンハッピーエンドな曲なのである。しかしここいら辺が男の心をくすぐり、ボクの大好きな一
曲として存在している。「形のある愛だけを信じてきたあなたは 本気で愛すること 恐れてるだけ
〜」・・・だけど、そう言ってるこの男の方こそがそれを恐れている気もする。うーむ、深い歌です。
1600 「MIDNIGHT BLUE TRAIN」 浜田省吾 04/11/22
A「イルミネーション」(78/9/21)
 人は自分の望む時代まで戻って人生を一からやりなおすことはできない。そして最初に描いた夢
と今自分の置かれている状況のギャップがますます自分を苦しめる。たとえ今置かれている状況を
全部投げ捨ててみたって、そこから何かが生まれるはずもない。ならばもう後ろを振り返らずに、前
だけを見て進むしか道はないんじゃないか?そしてそれこそがこれから進む道だと信じたい。それが
生きることだと答えてほしい・・・そんな、誰もが一度は突き当たる想いを綴った初期の名曲です。
24 「みつめていたい」 福山雅治 00/05/12
A「BOOTS」(92/11/21)
 彼の4thアルバムの最後を飾るアコースティックを前面に出した名曲。まさにすぐそこで彼がギター
を弾いているような印象を受ける。曲の内容は、恋人同士のふたりはそれぞれの夢のために次の
朝になったら旅に出なければならないけれど、僕はいつも君のことを遠くの空から見つめているよ!
って曲。紫色の夜明けの風景を見ながら聴くと、なおいっそうの効果があり、ジーンとしますねえ。
674 「緑の日々」 オフコース 02/04/29
A「The Best Year of My Life」(84/6/21)
 「君のために強くなる 僕にはもう何の迷いもない」っていうフレーズに、主人公のこれから彼女と
生きていく上での覚悟を感じます。「まるで君が望むような 僕にはなれないかもしれないけど」って
ところに、主人公の葛藤が見えてきます。前半部のシリアスさと後半部の包みこまれるようなメロデ
ィーの構造には脱帽したなあ。暖かい春の風を感じる、オフコースの後期を代表する一曲です。
3420 「緑の街」 小田和正 11/05/01
S(97/8/29)
 誰にも「あの日あの時の自分に戻ってやり直したい。そうすれば今の状況とは違った望むべき
状況に・・・」という気持ちはあると思うんですよ。当然僕にもあるんですけど・・・いや、ありまくりな
んですけどね(笑)。気持ちを伝えられなかった人、傷つけてしまった人に今の自分の気持ちを伝
えたい。たとえその想いを伝えられなかったとしても、それが独りよがりの自己満足だったとしても
2551 「皆殺しのメロディ」 ザ・ブルーハーツ 07/08/31
A「HIGH KICKS」(91/12/21)
 人間とは元来バカなのだ。なのに叡智あるものだと身分不相応に自画自賛するから地球全体
がおかしくなるのだ。バカで結構。バカで何が悪い。人間なんて欠陥部品の塊だ。だからこそ数々
のドラマが繰り広げられるんだ・・・そんなヒロトの叫びが聴こえてきそうな一曲。いくら誇ったって大
地がなけりゃ生きていけない人間なんてたかが知れてる。時にはそんな謙虚さも必要じゃない?
2807 「水無月十三夜」 村下孝蔵 08/06/24
A「野菊よ 僕は・・・」(89/11/1)
 父はただ家族のために働いてきた。そしてついに身体を壊し、今病室でこの世を去ろうとしてい
る・・・そんな状況の中で、父親の生きてきた人生をあらゆる風景をからめて歌い上げた重厚な
一曲。彼には今まで働いてきた汗のほかに家族に残すものがない。父のくやし涙と残される者た
ちのやり場のない悲しみが、アレンジやメロディーも含めこれでもかと迫ってくる気がする曲です。
2845 「水底の町」 さだまさし 08/10/03
A「夢回帰線U」(90/2/25)
 故郷だった町は今ダムの底に沈んでいる。そして今身を置いているこの大都会も何か得体の
知れない大きなものに飲み込まれ、水底に沈もうとしている・・・そんな思いを抱く青年は都会の
暮らしに疲れ、すべてをあきらめようとしている。でも雨の少なかったある年の夏、ダムの底から顔
を出した故郷の面影を見て、また歩き始めようとする青年の心象風景がジーンとくる傑作です。
1727 「南風」 レミオロメン 05/05/29
S(05/2/9)
 まるで大空を駆け巡っているような、そんな気にさせてくれる気持ちいい楽曲。多分目の前にい
る愛する君よりも、僕の方がもっと君を愛してる・・・そんな想いが伝わってくるなあ。そっと手を合わ
せれば世界が揺れる・・・この主人公にとっては、それほど”君と一緒にいること”が世を揺るがすぐ
らいの一大事なんですよね。こんなこと言うのはくやしいけど、やっぱり若いっていいよなあ(笑)。
1772 「南風の頃」 ふきのとう 05/07/13
A「ふたり乗りの電車」(75/6/1)
 都会でひとりきりで生きていくって淋しさは半端なものではないと思います。この曲は田舎から都
会へ出てきてひとり暮らしをする青年の姿とと季節の移り変わりを、きらびやかなメロディーとハーモ
ニーで歌っていますが、やはりその心の裏側にある悲しみのような淋しさが、ボクの胸には伝わって
くる気がします。このメロディーと主人公の心情の裏腹さがすごく心を揺らし、くすぐってくるなあ。
718 「南三条」 中島みゆき 02/06/13
A「歌でしか言えない」(91/10/23)
 街でふと出逢った女性は、かつて主人公の愛する男を奪った憎き女性だった。しかしずっとその
男と幸せに暮らしていると思っていた彼女は、別の男性と家庭を持っていた。「あなたさえ私たち
の前に現れなければ私たちは・・・」と彼女を憎んだ主人公。やがて主人公の憎む矛先は男を惚
れさせることができなかった自分自身へと・・・忘れたかった思い出が悲しくよみがえってくる名曲。
3310 「南十字」 GOING UNDER GROUND 10/01/11
A「TUTTI」(06/2/22)
 今まで進んできた道はもうどうにも変えることができない軌跡。だけど今ここから先の道は自分の
舵とりひとつでどうにでも変えられる世界なんだ。今見ているこの世界だけがすべてじゃない。もしか
したらその外には自分の想像だにしなかった素晴らしい世界が広がっているかもしれない。だから
僕らは進む。たとえそこに光り輝く未来があろうとなかろうと、あると信じて進んでいくしかないんだ。
3059 「水面の蝶」 コブクロ 09/05/05
A「5296」(07/12/19)
 水面に落ちた羽の折れた蝶。だけどその蝶は必死にどこかへ向かおうと手負いの羽を一生懸命
動かしている。楽な状態から開けた道って、実はすごく脆いもののように感じます。苦しみや悲しみ
を繰り返し、迷いの中それでも前進しようとした思いの中にこそ、揺るがない道があるような気がす
る。そしてその歩みを後押しするかのような彼らの力強いボーカルとサウンドがとても心強い一曲。

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