幻想的なイラストレーションが印象的な6th。やっぱり彼らの作品はこういう絵ジャケがよく似合う |
と書いたら怒られてしまうかな?(笑)すべては今日から始まると歌った「1.さかさまワールド」に始ま |
り、サックスフォンを効果的に多用した「2.TRAIN」、「東京」という街で飲み込まれそうになる心を抑 |
える「3.海にまつわるエピソード」、前半戦のハイライトと言える「4.PLANET」は「生きていることは是 |
か非か?」を考えさせられる胸に突き刺さるミディアムバラード曲。「人生はいつでも鬼ごっこ」と言 |
わんばかりの「5.暗夜行路」、ハイテンションなGIG「6.ナカザのロック」で前半終了・・・って、なんだ |
かこのアルバム、ミニアルバムを2枚足したような印象があるんですよね。ボクだけかな?(笑)。 |
さて後半1曲目(笑)の「7.TWISTER」は組曲のようなシングルナンバー。嵐が来たって僕らの歌声 |
はどこまでも響いていくんだ。そしてここから始まるすべての物語には僕らが「8.Title」をつけるん |
だ。自分の人生の主役は自分。どこに逃げたってその事実からは逃げられないんだからできそこ |
ないだって構わないのさ、と「9.カウボーイによろしく」では歌ってる。そして表題曲の「10.モンスター |
」。心の中にもうひとりいる自分。いつもは見えないけど、ちょっと角度を変えれば出会えるもうひと |
りの自分。誰もが持っている、それがモンスター。目の前からいなくなった君の想いが今ならわかる。 |
そんな男の後悔歌「11.愛のうた」、そして僕たちの想い出はいつか消えちゃう。だけどそれでも今を |
せいいっぱい愛し合いながら生きていこうと歌われたシングル曲「12.胸いっぱい」、静かに語りかけ |
るようなアカペラ曲「13.おやすみ」でこの盤は幕を閉じます。はっきり言って彼らのアルバムにはハ |
ズレがありません。少なくともボクの心には(笑)。ホント若手の中でもすごく貴重なバンドですね〜。 |