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〜たいと

80 「DARKNESS IN THE HEART −少年の夏−」 浜田省吾 00/07/10
A「FATHER'S SON」(88/3/16)
 浜田省吾が父親の死に際して作ったロックチューンで、このアルバムの核ともなっている曲。ボクが
父親の死に際したとき、一体何がしてやれるんだろうと思うと、この曲が重たくのしかかってくる。しか
し好きな曲であることは確か。ビデオ「ON THE ROAD FILM」ではラス前を飾っているが、この映像
には心震えるものがある。「答えのない心の中の暗闇」それを追い続けるのが人生なのだろうか?
4661 「DARK RIVER」 GLAY 14/09/23
S(13/7/24)
 彼らの作品には丁寧にメロディを聴かせる「歌もの」と激しいロックサウンドが同居してる。ロックバ
ンドなのにどこか懐かしい日本歌謡的な雰囲気を醸し出してる。同年代だから共感しやすいのだ
ろうけどそこが最も好きな理由かもしれない。その川は昨日よりも今日の方が深く見える。それは今
まで生きてきた経験が反映されているのだろう。浅く見えていたものが本当は深く暗かったものだと。
4530 「Turtle Walk」 槇原敬之 14/05/15
A「本日ハ晴天ナリ」(02/11/7)
 一番になる必要があるだろうか?SMAPに提供した『世界に一つだけの花』で彼は「ナンバーワン
ではなくオンリーワンになればいい」と主張している。そう、争う相手は他人でなく自分だ。だから焦る
必要などない。だって争うべき相手は自分の一番身近にいるのだから。ただそう簡単に勝てる相手
じゃない。時には忍耐も必要だ。そうしてるうちにいつか「僕らしい」僕にたどり着くんだ、と信じたい。
3614 ターミナル」 スネオヘアー 11/11/11
A「スカート」(07/2/21)
 メロディーが明るい分だけすごく前向きのような歌に聴こえるのですが、実はとても悲しい歌なん
じゃないかな。多くの人でごった返す週末のターミナル。いつものように彼女は約束の時間になって
も現れず。だけどそれを責められないこの男に同情しちゃうんだよね。たとえどんなにすれ違いが続
いていこうとも、いつかきっとふたりには幸せが訪れる。と、信じ込んでいるこの男の行く末やいかに。
1974 「ダーリン」 ゆず 06/01/31
S「飛べない鳥」カップリング曲(00/10/18)
 君さえいてくれれば、どんな苦難が目の前に立ちはだかったって何とか生きてゆけるような気がす
る。そんなかけがえのない存在に向けて歌われたバラード曲。ふたりはまだお互いを理解してるわけ
じゃない。君が悲しんでいるなら理由を知って一緒に悲しみを分かち合いたい。君が「大丈夫」って
言ってくれるなら僕はまた明日を歩いてゆける気がするんだ・・・夜聴くといちだんと染みてくるなあ。
902 「ダイアモンドダストが消えぬまに」 松任谷由実 02/12/21
A「ダイアモンドダストが消えぬまに」(87/12/5)
 確かにふたりで過ごしていたはずの真夏のクリスマス。でも冬が来て彼と別れてひとりぼっちで過
ごさなくてはならなくなった女性の悲しい状況。ひとりシャンパンをグラスに注ぐとそこには無数の泡
が。その泡を見て、女性は思い出すのです。楽しかった彼との海でのメモリーを・・・。きっとユーミン
にしか描けない曲でしょうね。ノリのいいサウンドが、逆にさらなる悲しみを届けてくれる名曲です。
2659 「ダイアモンドの街角」 松任谷由実 08/01/28
A「ダイアモンドダストが消えぬまに」(87/12/5)
 曲が聴こえてくるだけで、辺り一面が凍りついてしまいそうな印象を受ける作品。恋をしていると
街の風景も違って見えてくるっていうのは、なんだかわかるような気がします。いつも見ているはず
の見慣れた風景のはずなのに、心の持ちようによってその顔を幾通りも変える街。彼女のバラード
曲には、聴く者を不思議な世界に引き込んでしまう力があるなって聴くたびに思ってしまいますね。
2429 「ダイアリー」 GOING UNDER GROUND 07/05/01
A「ハートビート」(03/10/22)
 人は毎日何かをものさしにして生きている。でもそれはあくまで誰かに決められたものじゃなく、自
分が勝手に「正しい」と思い込んでるものにすぎない。だからいつも迷い、嘆き、悲しみながら生き
てる気がします。でも本当のところは自分の心のありのままに振る舞いたいんですよね。でもそれが
できないからこそ、そこに歌が生まれる。まるでどんな時でも信じられる何かを探してるかのように。
2425 「大安吉日」 村下孝蔵 07/04/27
A「花ざかり」(84/12/8)
 「結婚」ってものを考えると、まだ結婚してない人はきっと「好きな人とずっと一緒にいれる幸せ」
を思い描くのだろう。実際に結婚してからもずっとそういう気持ちで過ごせる夫婦はある意味すごい
と思います。でもやっぱり・・・いろいろあるよね(笑)。この曲は自分を知るすべての人から祝福され
た「結婚」にピリオドを打つ瞬間の女性の悲しい心情が綴られている。タイトルがまた切ないなあ。
1778 「体温」 hitomi 05/07/19
S(99/10/6)
 せかされて自分の立ち位置さえ確認できないまま世の中を歩いてる・・・ほとんどの人はそんな感
じで生きてるのかもしれない。まあボクはそうなんですけど(笑)。そんな世の中を歩いていく中で人
は疑う心を持ち、素直な瞳は次第に消えていく。けどホントはそんな素直な瞳をできるだけ長く持
ち続けたい。自分の力でできるだけいろいろなものを暖めてゆきたい。そんな願いを歌った曲です。
3879 「代官山リフレイン」 ゆず 12/08/02
A「2 -NI-」(11/2/16)
 若かった頃のその日暮らしの生活に比べれば今は数段上にはなっただろう。同じ毎日を無難に
繰り返せば、ある程度の暮らしは確保できるようになった。でも時々心にポッカリ穴が開いた感じに
なるのはなぜ?それはきっと若い頃にたくさん持っていた「お金じゃ買えない可能性」を失ってしまっ
たからなのだろう。ただ、今が終点な訳でもない。そうこうしてるうちにまた明日はやって来るんだ。
4252 「第三質問期」 GOOD ON THE REEL 13/08/10
A「透明な傘の内側より」(12/11/21)
 何もかもが終わらないとそのこと自体理解できないのかもしれない。幸せを実感するのが難しい
ように、いざその状況がなくなってみないとわからない。わかると言う人でさえ、それがなくなったら思
っていた以上の喪失感を味わうはずだ。あの時ああしておけば。それは人に課せられたサガなのか
もしれない。どんなに文明が進もうといつまでも欠陥品であり続けるだろう。でもそれが人なのだ。
2133 「第三者」 さだまさし 06/07/09
A「うつろひ」(81/6/25)
 恋人たちの別れを喫茶店の客になぞらえて歌われた技あり(笑)の楽曲。今まで同じものを信
じた同志だったのに、明日から君と僕は異教徒になる。確かに恋愛って宗教に似てるところがあり
ますよね。信じるのは同じもののはずなのに考え方の違いで対立する。ここいら辺が彼の歌にうな
らされてしまう所以でもあります。そして二人の最後を知るかのようにラストオーダーの時間が・・・。
744 「第三病棟」 さだまさし 02/07/09
A「帰去来」(76/11/25)
 明るいメロディーで入院生活が綴られていますが、向かいの病室の元気な男の子が治らぬ病に
冒されていると知った時、そのメロディーの明るさが切なさへと変わるのです。自分よりも目下の人
が亡くなるのってホントに切ないです。ユーミンの『ひこうき雲』が有名ですが、ボクの中ではこの曲
がその双璧をなしています。少年がいなくなった後も時が流れてゆくことに無情さを感じてしまう。
4577 「だいじなこと」 back number 14/07/01
S「花束」(11/6/22)カップリング曲
 君が今までどんな人生を送ってきたかを聞きたい。昔の男にやきもちを妬く自分が見え見えだけ
どね。そして僕も君のこと言えた義理でもないんだけどさ。そんな僕の優しさも誰かを傷つけたりし
ながら手に入れてきたもの。それを君に向けるのはちょっと複雑でもあるんだけど。許し合うことがで
きてさえいたら僕は他の誰かと違った人生を歩いていたのだろう。だけど君に会えてはいなかった。
3958 「大事なものは目蓋の裏」 KOKIA 12/10/20
A「Remember me」(03/11/12)
 本当に大事なものは今目にしているものの中にはなく目蓋を閉じた時にその暗闇に浮かび上が
るものの中にある。だから心配や不安は目に見えているものの中にしかない。もちろん目蓋を閉じ
たからってそれらがかき消されるわけでもない。ただその暗闇の中にはそれらをかき消してくれるだけ
の希望が潜んでいる気がする。結局すべては自分と向き合えるかどうか、にかかってるのかもな。
3480 「大事にするよ」 徳永英明 11/06/30
A「WE ALL」(09/5/6)
 辛いと思えることはすべて自分がしたことから来るしっぺ返しなのかもしれない。その辛いこともい
つか自分の生きる糧になると思えれば、なんとかそこからまた前に歩き出せそうな気がする。一番
大切なものが何なのかを見失いそうになるようなこの時代。そんな時代に疑うこともなく信じられ
る人がいたら、きっと生きるということに意味を見いだせるのだろう。それが生きる力になるのだろう。
3081 「ダイジョウブ」 小田和正 09/05/27
S(07/4/25)
 どんなにつらいことがあっても笑顔だけは忘れずにいたいものですよね。だって誰かの心を和ませ
られるのは笑顔だけなのだから。とはいえ、確かにつらい時にまで笑顔でいることは難しい。いつも
笑顔でいれるほど世の中はそれほど優しくはないし。でもこの「人生」という小さなひとつの物語の
答えは決してひとつだけじゃない。笑顔を作り出すことで何かを越えてゆける、そんな気がします。
2694 「大丈夫」 斉藤和義 08/03/03
A「FIRE DOG」(96/2/28)
 軽快なメロディーにのせて観覧車に乗りにいく話・・・と書いてしまえばそれまでなのですが(笑)
実はこの主人公、かなり重い悩みを抱えてたりするんですよね。確かに壁にぶち当たればその場
から動けなくなってしまいます。でも時には「どうにかなるさ」っていう開き直りも必要なんですよね。
広い街も観覧車から見りゃ狭いちっぽけな街に見えるもの。悩みって案外そんなものなのかもね。
1562 「だいじょうぶ I'M ALL RIGHT」 KAN 04/10/15
A「GIRL TO LOVE」(88/6/25)
 「恋はふられた時点から始まる」う〜む、これは真理かもしれない(笑)。何でもかんでもうまくい
きゃそれにこしたこたあないんだけど、逆に自分を磨くという点では、何事もなく彼女と幸せになれ
る状況ではダメなんだろうな。きっと自分の欠点ってのが見えてこないし。この歌はいつか彼女を
自分の方に振り向かせるために、もっと自分を磨こうとする男の誓いを描いてるんだと思うなあ。
657 「退職の日」 さだまさし 02/04/12
A「夢の轍」(82/12/11)
 本来「生」とは「死」と隣り合わせのものだと思う。昔この国は戦時下にあった。自分はいつ死ぬ
かわからない。だから生きてるその日その日がすごく大切に思われたに違いない。今この国はとても
平和な時代だ。でもだからこそ言葉が軽く扱われる。このお父さんの退職の当日を綴った曲を聴
くたび、ボクはそういう思いを感じてしまうんだ。無言の背中には、何者もかなわない何かがある。
275 「だいすき」 Hysteric Blue 01/03/17
S(00/10/25)
 この曲を初めて聴いたのは奥さんの実家でケーブルテレビを観ていて、この曲のビデオクリップが流
れた時なんだけれども、そこは森の中の結婚式場。出席者は誰もいなくて、たったふたりきりで式を
挙げるというシチュエーション。そんな風景を思い浮かべながら聴いていただくと、いっそうおいしくいた
だけます(なんのこっちゃ?(笑)。この曲の持つ荘厳さっていうものがすごく染み渡ってくるんですよ。
2301 「大好きな君に」 小田和正 06/12/24
A「そうかな 〜相対性の彼方〜」(05/6/15)
 優しいメロディとアレンジ、そして彼の歌声に包まれた楽曲。どんな世の中になったとしても大切
なものはたくさんあるはず。なのに、なぜこんな悲しみばかりが生まれてくるのだろう?そんな彼の感
性にまたもうならされてしまいます。もちろん悲しみがあるからこそ、うれしいことや楽しいことがより光
り輝くのだろうけど。ささやかな幸せにこそ実は最も大切なことが隠されてるんだと、そう信じたい。
4527 「大切」 ファンキーモンキーベイビーズ 14/05/12
S(10/5/12)
 あなたがいつもそこで笑っていてくれている。ありふれているように思える風景も実は奇跡が連続
で起きている結果にすぎないんだということに僕らは気づかない。僕の求めているものはずっと遠くに
あると思ってしまいがちだけど、実はこんなにも近くにあった。いや、いてくれた。これから起こる悲し
みも苦しみも分かち合っていこう。僕が君にしてあげられることなんて、それぐらいしかないのだから。
2532 「大切な人」 辛島美登里 07/08/12
A「12K」(98/3/25)
 家族よりも恋人よりも自分に癒しをくれる人。そんな大切な人をテーマに歌った楽曲。”昨日より
今日のほうが楽しかった”・・・そう思える日々ってすごく幸せなことですよね。そんなかけがえのない
存在にめぐり会えた幸せがポップなメロディーにのせて歌われています。”人生にムダなものって何ひ
とつない”生きていくことって、悲しみももちろん増えることあるけど大切なものも増えるんですよね。
2580 「たいせつなひと」 さだまさし 07/09/29
A「すろうらいふすとーりー」(03/10/22)
 本当に”たいせつなひと”っていう存在は自分が幸せを感じている時点では現れないのかもしれな
い。幸せがあればその逆には必ず悲しみがある。自分が生き方に迷い、不安を募らせている時にこ
そ現れるひとなのかもしれない。そしてその存在はこの世のどんな素晴らしいもの以上に輝き、生き
る力を与えてくれる。結局人生って自分がどう思うかでどうにでも転がるものってことなんですよね。
3365 「橙」 チャットモンチー 10/03/07
S(07/9/5)/A「生命力」(07/10/24)
 1年前の私は「昨日とは違う今日」をいつも探してた。でも今私は「昨日と同じ今日」を望んでる。
もうこれ以上先には進みたくない。もうこれ以上何も失いたくない。そんな現実を知ってしまった女の
子の心情を綴ったロックバラード曲。こういう思い、すごくよくわかってしまうんですよ。昨日と今日が
同じ日であることに対して退屈と感じるのか安堵を感じるのか、どちらがいいのかはわからないけど。
388 「大地の物語」 TMN 01/07/09
A「EXPO」(91/9/5)
 作詞・小室哲哉/作曲・木根尚登による壮大なバラード曲。その昔(とはいっても数年前)深夜
に宝石店が大量に同じCMを何度も流すといったことが話題になった。この曲もそのうちのひとつだっ
たのだけれども、映像と楽曲がマッチした印象に残る出来映えだった。宝石店というのがその時代
のバブリーさを示しているよな(笑)。だけどこの楽曲には、それに反して普遍的なものを感じます。
3109 「Title」 GOING UNDER GROUND 09/06/24
A「おやすみモンスター」(07/11/7)
 自分の人生にタイトルをつけるとしたら、いったいどんな題名になるのかな?もちろんひとつのタイ
トルにくくれるほど人生は単純なものじゃないけど、ただそのタイトルを考えた時おぼろげながら何か
が見えてきそうな気がする。どんな物語になるにしてもその始まりはいつも自分から始まるってこと。
涙や勇気がそのページを一枚ずつめくってゆくってこと。楽な道はどこにもないってことなんですよね。
4101 「タイトルなし」 SION 13/03/12
A「Naked Tracks 4 ”同じ空の下、違う屋根の下で”」(11/8/27)
 あの日さえなくなるのなら俺は何だってやるのに。お前を、すべてをかっさらって行ってしまったあの波
さえ来なければ、今も俺の横で微笑んでくれているに違いないのだから。でもお前がいなくなって塞ぎ
込んでいる俺を見てお前はいったい何を思うだろう。下を向いてばかりいる俺よりも、前を向いて歩い
ていく俺をお前に見せたい。それがこんな俺を愛してくれたお前へしてやれる、精一杯のことだよな。

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