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〜う

3035 「うまく言えない」 ゆず 09/04/11
A「WONDERFUL WORLD」(08/4/16)
 いつも大切に思ってることほど簡単に言葉にはできないものですよね。それを言葉にしてしまっ
たら、その想いがすごく軽いものになってしまうような気がしたから。というのはあくまでも照れ隠し
(笑)。本当に大切な想いというのは人に伝えるためにあるのではなくて、実は自分の中だけで
温めてゆくものなのかもしれない。そんな気がしてしまう、温かくどこか淋しさを感じる曲ですね。
4233 「うまくは言えないけれど」 GOOD ON THE REEL 13/07/22
A「透明な傘の内側より」(12/11/21)
 僕らは目に見えるものしか信じられなくなってしまった。だから神様にさえ形をつけた。そんな僕
らがこれからやってくる未来のことなんか考えられるはずがない。通りすぎたはずの過去だって飲み
み込めてはいない。なら今どう動くかしかないんじゃないかな。今動いたからってうまくいくことの方
が少ない。でも何も考えずにのんべんだらりと過ごすよりはきっとプラスが待っている、はずだよね。
475 「生まれ来る子供たちのために」 オフコース 01/10/04
A「Three and Two」(79/10/20)
 この曲を聴くと、真夜中のどこまでも果てしなく続く真っ暗な海の上でいかだのような船に乗っ
て漂流してるようなイメージがわくんです。この国も多くの過ちを犯してきたのかもしれない。でも
その罪を背負っていくのはボクらはもちろん、ボクの下の世代、そしてこれから生まれて来る子供
たちなんだ。そう考えるともっと世の中をよくしなきゃな!なんて思うんだけれども、実際は・・・。
1775 「海」 長渕剛 05/07/16
A「JEEP」(90/8/25)
 この頃の彼の作るバラード曲にはこの「海」のほか「激愛」や「炎」など、男と女の情事を描いた
楽曲が多いんですが、だからこそ自分のずるさや心の汚れを素直に認め、二人で明日から生き
ようとする決心にリアリティを感じるんです。彼の曲にはマニュアルにあるような生半可な色恋沙
汰ではなく、人間対人間の生きるか死ぬかの勝負が広がっているような気がしてしまいますね。
1821 「海」 ぶんやともあき 05/08/31
A「僕の声きこえるかい」(04/11/3)
 君がもし横にいてくれたなら、この黒くよどんだ海もキレイに見えるのにな。目の前に大きく広が
る海を前に、こんなことを考えてる男の心情を綴ったピアノ主体のバラード曲。静かで哀しげなイ
ントロの旋律と不器用そうなボーカル(笑)が届かぬ思いを抱く男心の不安定さを伝えてきます。
「海」は見る者のその時の心境によって楽しくも淋しくも映るとても不思議な存在なんですよね。
1498 「海とあなたの物語」 未来怜可 04/08/12
A「海とあなたの物語たち」(99/3/17)
 少年・少女時代っていうのは未来に明るい夢を託すもの。それが大人に成長していくにしたが
って、悲しいかなその夢というのは自分の中からだんだん薄れて行ってしまう。だから夢を素直に
描ける今のうちにいっぱい夢を話そうよっていう少女の思いが伝わってきます。小室哲哉氏のメロ
ディーもさることながら、彼女の少しノスタルジックで伸びやかな歌声がすごく印象的な一曲です。
1743 「海鳴り」 中島みゆき 05/06/14
A「愛していると云ってくれ」(78/4/10)
 ただひとり浜辺で海鳴りと対峙している女性。若い恋人たちが彼女を通りすがってゆくたびにか
つ自分もここを恋人とはしゃぎながら歩いたことを思い出す。そんな女性の、もう愛する人に手の
届かない哀しみを綴った一編。ただ”時計だけが約束を守る”の表現が余計に哀しみを増幅させ
彼女を孤立させる。そして結局今日もここに残ったのは、私と寄せては返す波、お前だけだね。
3868 「海鳴り」 馬場俊英 12/07/22
A「HEARTBEAT RUSH」(11/4/13)
 「幸せ」か「不幸せ」かを決めるのは状況により違ってくる。誰かが「幸せだ」と思える状況も「不
幸せ」と別の誰かが感じることもあるだろう。この主人公は「あなた」がそばにいるだけで「幸せ」を
感じられたのでしょう。だから何をしている時でも「あなたの声」が海鳴りのように押し寄せて来る
る気がしてしまう。それは「あなた」への愛情の証であり、悲しみの原因にもなっているのだけど。
3404 「海にまつわるエピソード」 GOING UNDER GROUND 10/04/15
A「おやすみモンスター」(07/11/7)
 平均的に生きるってなんでこんなに難しいんでしょうね。世の中でまかり通ってることってすべて
の人の考え方の平均のはずなのに、なぜかそこに達せない。もちろん達したからって幸せになれ
るかっていうと、そんな保証もないんだけど。そう考えると人はみんなアウトサイドな世界で生きて
いる。世の中の平均的なスタイルで過ごしてる人って、いったいどれぐらいいるんだろうね?(笑)
2363 「海ねこ」 スピッツ 07/02/24
A「オーロラになれなかった人のために」(92/4/25)
 オーケストラを配した今作の中で、ブラス隊を多用したポップな楽曲。他の曲が静かに奏でら
れた中で歌われていた分、この曲の草野さんのボーカルは逆にどこか平坦でのっぺらぼうのような
感じがします。が、そののっぺらぼうさがこの曲の持つ「もしかしたら明日で世界が終わっちゃうか
もしれないんだよ?」って無常観をうまく引き出している気がする。明るいんだけど暗い歌だな。
59 「海のステーション」 南野陽子 00/06/18
A「ヴァージナル」(86/11/1)
 この曲を聴くと、やはり中学生当時のことが走馬灯のようによみがえってくる。南野陽子の曲と
いうのは前にも書いたけど、とてもよくできている曲が多い。この曲はワルツ調の曲で、周囲から
認められない「君と僕の愛」を、彼女にしては珍しく少年の立場から歌った、美しい旋律が心に
残るボクにとっても想い出深い曲。海の駅でふたりぼっちでたたずむ少年と少女の未来は・・・。
2160 「海のバラッド」 レミオロメン 06/08/05
A「ether(エーテル)」(05/3/9)
 海岸線に広がる海を目前にしていると、ホントに自分に素直になれてしまう気がするから不思
議ですよね。”君”と一緒にいると本当の自分に近づいてゆく自分がいるんだ、とこの曲では歌わ
れているけれど、それには海の力が大きく作用している気がする。いつも感じることはないけど本
当の自分ってわかっているようでいて、実は自分自身にすらわからないものなのかもしれないな。
1220 「海よ」 中島みゆき 03/11/07
A「私の声が聞こえますか」(76/4/25)/A「おとぎばなし」(02/10/23)
 海は人との密接な関わりを持っている。ただ単に生活上というだけではなく、心のふるさとなん
だ。だからすべての人が舟乗りだって言えるかもしれない。大昔人を生み出したこの大きな海は
また、多くの命も飲み込んできた。そんな海に語りかけるように歌われた彼女の一曲。アルバム
『おとぎばなし』ではより壮大に、より優しくなって帰ってきてくれました。みゆきさんの声いいなあ。
1106 「海を見つめて」 オフコース 03/07/14
S「あなたのすべて」カップリング曲(78/7/20)
 「やさしさとか思いやりは ただなぐさめにすぎない」う〜む重い言葉です。信じ合っているふたり
の間には言葉は要らない。ただ手をつなぐだけ、それだけですべてがわかる。なんか悟りの境地
を開いているかのようにも感じますが、もしかしたら言葉はその瞬間に限っては邪魔な存在でし
かないのかもしれない。今目の前にこうして愛する人がいる。ただそれが全てなんだ、という歌。
2530 「海を見ていた午後」 荒井由実 07/08/10
A「MISSLIM」(74/10/5)
 もう会えない恋人のことを、想い出のレストランで思い起こす女性の心象風景を綴った静かな
楽曲。あの時強がらずにもっと自分の本心から彼にぶつかっていれば、きっと今も彼とここで海を
見ながら一緒にいることができたのだろうな・・・そんな想いが何度も彼女の脳裏を静かにかけめ
ぐる。でも忘れなくちゃ。極力抑えた演奏が暗に今の彼女の心持ちを強調している気がします。
3444 「海を渡る風」 馬場俊英 11/05/25
A「延長戦を続ける大人たちへ」(09/7/1)
 人は同じ過ちを繰り返す。以前に感じた痛みを繰り返すまいと思い、どんな対策をとったとし
ても同じ事でまた躓いてしまう。もしかしたらそれはその痛みを忘れさせまいとする、その人の良
心からくるものなのかもしれない。その痛みからいつも解き放ってくれる”あなた”という存在。そ
の存在があるからこそ生きていけるんだ、と叫ぶ青年の思いが込められてるミディアムチューン。
169 「うめぼし」 スピッツ 00/11/26
A「スピッツ」(91/3/25)
 彼らのファーストアルバムに収められた不朽の「迷曲」である。別に卑下してるのではなくて「う
めぼし食べたい僕は 君に会いたい」という、なんでそのふたつが結びつくのか、というところがおも
しろいんだけど、きっとこの歌詞にも深い意味があるに違いない。きっとそんな些細なことの中に
幸せってのはあるんだろうな。聴けば聴くほどジーンとくる曲調がまたなんとも良いんだなこれが。

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