| 初めてイエローモンキーを聴く人にはこのアルバムをお薦めしたい!そんな彼らの |
| 4thアルバム。1stアルバムから3rdアルバムまでのコンセプトをうまく融合させたような |
| 集大成的アルバムなのであります。吉井和哉氏のささやきで始まる導入部「1.Smile」 |
| からもうその世界に引き込まれ、「ボンジュールジャポン」とフランスからのお客様「2. |
| マリーにくちづけ」、ヒットシングル「3.Love Communication」では「明日は会えるかわ |
| からない」という死ととなりあわせの愛を、「4.サイケデリック・ブルー」は歌詞だけでな |
| く演奏さえも怪しく(笑)、「6.争いの街」は戦時下での若き恋人たちの悲しい行く末を、 |
| 「7.エデンの夜に」では神話に出てくるのような愛を、「9.ヴィーナスの花」では華やかな |
| グラムロックの中に潜ませた悲しみを重厚な音で聴かせ、「10.”I”」ではむきだしの欲 |
| 望を、「11.Hard Rain」では時代に引き裂かれてしまう恋人たちの愛を、インディーズ時 |
| 代の名曲「12.嘆くなり我が夜のファンタジー」では真実の愛を、そしてラスト「13.熱帯夜 |
| 」では妖艶な魅力を醸し出している(←随分駆け足な説明である(笑))。13曲というボ |
| リュームでありながら不思議な統一感を感じるこのアルバム、すごく好きですね。 |