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~さいけ

4368 「Circle of Rainbow」 槇原敬之 13/12/04
A「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」(07/11/7)
 大切なものは自分から遥か遠くにあって、身のまわりに落ちているはずがない、と思いがちだ。自分
以外の多くの人が評価したものこそ本当でそれ以外はすべて取るに足らないものだ、とも思いがちだ。
でもどこに行ってみたって大切なものは自分のすぐそばにある。遠くから美しく見える風景も、近くに行
ってみれば身のまわりの風景とそう変わらない。大切なものは実はそこらじゅうに落ちているんだよね。
325 「Survive」 B'z 01/05/06
A「SURVIVE」(97/11/19)
 男のささやかな決意が歌われた楽曲。混沌とし、迷走するこの世の中を渡り歩いていく男の心構え
は「絶対にこの世界で生き残ってみせる」ということだった。ボクも何度か「ああもうだめだ」と思いかけた
こともあったけど結局は生き延びていかなくてはならないんだ。「SURVIVE」どこか夜明けを感じさせる
この歌が好きだ。イントロのこの切ない旋律聴くたびに、なぜか背筋がピンと伸びてしまうのです(笑)。
2007 「サービス」 ユニコーン 06/03/05
A「PANICK ATTACK」(88/7/21)
 男は彼女に夢中だった、はずだった。でもいつからかストレートにそ気持ちをぶつけるのをためらいは
じめる。そして彼女の言動、行動、すべてに苛立ちを覚えてくる。でもこの男が苛立っている本当の
対象は自分自身のような気がするな。自分はいつも安全パイな場所で楽をしながら生きている。だ
けど一方ではそんな自分を変えたいと願っている男の姿が浮かんでくる、ポップで切ない楽曲です。
4254 「Surfer King」 フジファブリック 13/08/12
S(07/6/6)/A「TEENAGER」(08/1/23)
 彼らの全シングル中、最も滑稽無双でダイナミックな作品。要はアメリカ人の丘サーファーのお話。
普通に歌詞だけ見ていると明らかにアメリカ人批判ともとれる辛辣な内容なんですけど、それが彼ら
の演奏にのると「もうそんな細かいことはどうでもいいよ」って感じになっちゃうから不思議(笑)。愉快
というか痛快というか、もう説明つけるのがアホらしくなっちゃうほどの変調てんこ盛りな作品ですね。
2629 「サーモン・ダンス」 中島みゆき 07/11/17
A「転生」(05/11/16)
 夜会『24時着・0時発』のクライマックスで歌われた躍動感あふれる楽曲。平凡な今の生活とは違
うもうひとつの人生を手に入れた女性を軸に物語は展開していきますが、とにかくボクには内容が難
解すぎましてどうにも。ただこの曲の「生」への執念にも似た心に迫ってくるテーマが非常に強い印象
を残します。夜会のこの曲の映像を観るとみゆきさんのアグレッシブなダンスと歌唱に圧倒されます。
3997 「Sigh」 KOKIA 12/11/28
A「Remember me」(03/11/12)
 できれば自然に流されてたどり着いた未来ではなくて、自分の力で引き寄せた未来へ行きたい。
それには今みたいに窮屈さを感じながら自分の意思をかみ殺しているような生き方じゃダメなのはわ
かってる。溜息ばかりついているような毎日を送ってるようじゃその場所にいつまでもたどり着けない。
だから自分の選んだ道を自分の力で歩こう。溜息を深呼吸に変えて、さあここからまた始めよう。
293 「最愛」 中島みゆき 01/04/04
A「御色なおし」(85/4/17)
 柏原芳江さんへの提供曲ですが、やはりオリジナルは聴いたことありません(キッパリ!(笑))。しか
し幼い頃(といっても中学生の時)、ひょんなことから借りた彼女のセルフカバー集「御色なおし」を聴
いて、「でも一番に好きだったのは 私誰にも言わないけど 死ぬまであなた」というフレーズが強烈に
残ったのです。港から見知らぬ女性と去って行く彼を見送る女性の悲しみが綴られてる名曲です。
4740 「最愛」 福山雅治 14/12/11
A「残響」(09/6/30)
 あの時今までの人生は間違ってはいなかったと思えた。それはあなたがそこにいて、まるで陽だま
りのような温かい笑顔を私に向けてくれたから。今あなたはここにはいない。でもどこかで少しでもい
いから私のことを気にかけていてほしい。あなたがそうしてくれていると思えるだけで私は生きてゆけ
る気がするのです。今の私はただ、あなたと過ごした夢のようだった時間に心を傾けるだけだけど。
952 「最悪」 中島みゆき 03/02/10
A「36.5℃」(86/11/12)
 男性歌手になりきって歌われた(のであろう)楽曲。裏切られた女性の心情を歌ってきた彼女が、
裏切られた男性の気持ちを激唱するという新境地を開いたロックチューン。「僕はあいつを好きという
ほどじゃない あいつは僕を少しも好きじゃない」っていうフレーズが彼の彼女への想いの深さを物語っ
ている気が。にしてもこのイントロ、ヘリコプターでも降りてきたんじゃないかと思ってしまいます(笑)。
692 「サイキック No.9」 the yellow monkey 02/05/17
A「8」(00/7/26)
 活動停止前の最後のアルバム「8」に収められたハイスピード・ロックンロール。決して「サイボーグ0
09」ではありません(似たようなもんか(笑))。一見、いや一聴(笑)意味のない言葉の羅列のように
思われますが、ボクにはそこにこのバンドの栄光と終焉が散りばめられてるような気がしてなりません。
華やかな舞台から、不可能を可能に出来なくなった彼らの苦悩があらわれてるような気がします。
3194 「サイケデリックブルー」 the yellow monkey 09/09/17
A「smile」(95/2/1)
 まるで開けてはいけない扉を開けてしまったような、知らなくてもいい事実を知らされてしまったような
聴いていて”いい意味で”後ろめたくなる楽曲(笑)。彼らが誘うレイトショーにはもう振り返りたくない、
でも振り返りたくなってしまう過去が渦巻いている。ロックバンドの作品にもかかわらずなぜか演歌的に
聴こえてしまうのはやはり吉井和哉という人が持つ独特な個性なんでしょうね。あ、毒特かな?(笑)

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