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〜はあと

632 「パーキング・メーターに気をつけろ!」 浜田省吾 02/03/18
A「Promised Land 〜約束の地〜」(82/11/21)
 「マイホーム タウン」という曲と連動して都会の若者の病んだ心を投影している。こんなにも一
生懸命に朝から晩まで働いているのに、なぜ自分にだけは幸せが巡って来ないのだろう?そん
な青年の悲しみにあふれている。若い女性を襲う犯人の心境って、まさにこういうものなのかも
しれない。いくら思案を巡らせたとしてもその本心は本人にしかわからないのかもしれないけど。
1233 「パークハウス 701 in 1985」 長渕剛 03/11/20
A「LICENSE」(87/8/5)
 愛は日々形を変えてゆく。経験を積めば積むほど初めて会った時の接し方に比べてだんだん
慣れてきますよね。別に彼女に不満があるわけじゃない。むしろ以前よりも愛してると思う。でも
「愛している」と素直に出てこない。それを彼女は不安がる。「愛情」は走り始めは満タンなんだ
けど、そのあとに決して給油されることのない自動車のガソリンみたいなもの?と感じてしまうな。
3661 VS」 吉井和哉 11/12/28
A「The Apples」(11/4/13)
 何かあるとつい昔の自分を振り返ってしまう。だけど「生きてゆく」ことは常に新しい何かに挑
んでゆくってことなんだよね。最終的に人生の中の最強の敵は「自分」なのかもしれない。この
先どう転んで行こうが、道を決めて歩いて行くのは「自分」なんだから。勝ったとしても負けたと
してもその原因はすべて「自分」にあるのです。それにしてもこのレトロな曲調、中毒になるな。
3239 「ばーじにあ・すりむ」 ふきのとう 09/11/01
S「春雷」カップリング曲(79/2/25)
 僕の中で君がどんどん変わってゆく。君が大人になってゆくことを僕は拒んだから、君とはもう
さよなら・・・そんなドライな悲しみが展開してゆきます。でも本当は自分の手の中からすり抜け
ていきそうな彼女を見て、彼女の方から姿を消すことを怖れて自分から「さよなら」を切り出した
ようにも思えます。彼女の吸っていたバージニア・スリムが彼の回想をいっそう悲しくさせる楽曲。
4957 「Virginity」 V2 15/07/16
S「背徳の瞳」カップリング曲(92/1/18)
 小室哲哉とYOSHIKIが組んだ夢のユニット「V2」唯一のシングル曲のB面。この2曲しかない
んだけどね(笑)。キーボードとドラムでハイスピードに繰り広げるA面に比べ、こちらはほぼ半分
がYOSHIKIと外人女性の英会話。その都度サビとして小室哲哉のボーカルが入るんですがそ
のバランスが絶妙。アルバムも聴いてみたかったけど当時から病弱だったからね、片方が(笑)。
376 「VIRGINITY」 レベッカ 01/06/27
A「Nothing To Lose」(84/11/21)
 ボクの志向としてシリアス調のメロディーに心が惹かれるというのがあって、この曲もその部類に
入るのだと思います。詞はかなり独特的な世界を歌っているんですけど、とにかくこのメロディー
がとても響いてくるんですよね。中にはこのようにメロディーがいいってだけで好きになっちゃう曲も
あるんですよ。この真夜中をさまよい疾走するような感じが聴いていてなおたまらないのです。
2691 「Virgin Emotion」 access 08/02/29
S(92/11/26)/A「FAST ACCESS」(93/2/25)
 どんな物事でも誰しも最初の瞬間にだけは細心の注意を払ってかなりのエネルギーを使いま
すよね。逆にそれに慣れてきちゃうと、あまり気にもならなくなってしまうものです。本当はいつで
も初心でいなければいけないと頭ではわかっているんですけどね。人はいつも後悔する。そして
最初に触れたあの感覚を取り戻せなくなった状況になってから思い出す。悲しいサガですね。
4521 「Birth」 KOKIA 14/05/06
A「REAL WORLD」(10/3/31)
 「生命の誕生」とはどんな理屈も寄せつけぬ、人間がいかに無知であるかを見せつけられる
一瞬だ。もちろんその反対側にある「死」についてもね。いずれ「死」が待ってるにもかかわらず
生まれてくる生命の意味するものは何なのか?それはどんなに文明が進んでも解き明かされ
ることのない命題なのだろう。生まれた時にこそ最も輝く。ある意味それは、その通りだよね。
31 「BIRDS」 徳永英明 00/05/19
A「BIRDS」(87/5/21)
 初期の彼は詞を他の作詞家に任せて自分は作曲担当というスタイルが確立していました。
この頃のそんな彼の歌がとても好きなのです。この曲は出逢い、愛しあい、そしてわかれてゆく
恋人たちを鳥にたとえて歌ったバラード曲。「指を離すよ もうこれ以上君の微笑み ついばむ
前に」ヒジョーに悲しい表現です。曲調もニューミュージック時代を感じさせますが、いいなあ。
4866 「bird's sorrow」 back number 15/04/16
A「blues」(12/11/21)
 僕にとっていつもと変わらぬ一日が、他の誰かにとっては一生を左右するような大事な一日
だったりする。そしてその逆も然り。誰かが悲しんでいる。誰かが苦しんでいる。その同時刻に僕
は腹を抱えて笑っていたりする。一日を生き抜くことが奇跡だとするならば、僕はいつのまにかそ
の奇跡を当たり前のことだと勘違いしている。どこかの誰かの悲しみをどうすることもできずに。
3633 バースデー」 スネオヘアー 11/11/30
A「バースデー」(08/11/12)
 暗闇の中に照らされる一筋の光。この曲を聴いていると、その一筋の光が力をくれるような、
そんな感覚に陥ります。僕のすべてを包んでほしい。僕をいつまでも見続けていてほしい。そん
な男の弱さ。なのに今抱えているものを捨てて彼女のもとへ走れない男の心の葛藤が曲全面
にあふれている気がします。この表題曲の雰囲気が全体に広がってるこのアルバム、好きです。
4685 「バース@デイ 〜ひとりぼっちの応援歌〜」 森山直太朗 14/10/17
A「諸君!!」(08/3/5)
 誕生日は年に一度の記念日。でもその日だけ特別に感じるのはちょっとどうなんだ?だって
今生きているのは年に一度の日ではなく毎日の積み重ね。だとしたら毎日が誕生日だと思っ
て生きていけば、きっとその濃さも変わってくるんじゃないかな?と思うのは簡単だけどね(笑)。
何かに躓いて途方に暮れたとしてもまだ何も終わってはいない。いや、始まってもいないんだ。
4012 「パーソナルワールド」 アンダーグラフ 12/12/13
A「ゼロへの調和」(05/6/15)
 冒頭の歌詞通り、40歳を過ぎてもこんなことを書いている。思えばこの曲を最初に聴いたの
は30代前半だった(笑)。「不惑」の40代に到達したはずなのに惑わされてばっかりの毎日だ。
思い描いた自分像へはまだ届いてはいない。いや、知らないうちに届いてるのかもしれないん
だけど、それは今の自分にはわからない。後になってからじゃないとわからないからタチが悪い。
4757 「HEARTS」 吉井和哉 14/12/28
A「18」(13/1/23)
 何もかもが自分のタイミングに合わせてくれるなら、これほど都合良い人生もないだろう。何
もかもがそううまくは進まないからこそ、偶然が重なりうまくいった時にそこに喜びが待っているの
だろうけど。前奏から曲終わりまで「これぞ吉井和哉の作品だ」と言わしめるかのような切なさ
とそれでも前に進んで行かなきゃ、というその焦燥感に僕のハートはがっちりとつかまれました。
1654 「HEART」 福山雅治 05/01/15
S(98/4/30)
 この頃の彼の楽曲って初期のようなロックな感じが抜けてきてて少し遠ざかっていたのですが
この曲のアコースティックな演奏と、シンプルなんだけど染みてくる詞が当時のボクの胸にこれま
たジャストフィットしてしまったわけなのです(笑)。今君と出逢えたから、これまでの悲しみのす
てが君と出逢うための布石なんだと今では思える。こう思える恋ってすごく憧れちゃいますね。
734 「Heart on wave」 dream 02/06/29
A「Dear・・・」(01/2/28)
 どんなに離れていても、あなたのことを想ってる。こんなテーマが多い彼女たちの楽曲ですが
そんなテーマに弱いアポロです(笑)。星占いでやさしい答えを手に入れられればこの寂しさも
紛らわすことができる。なんて健気な女の子の想いなのでしょう。愛する人に実際に逢うより
も逢えずに想い続けてゆくその想いのチカラの方が、実際は強いものなのかも知れませんね。
2786 「ハートが帰らない」 スピッツ 08/06/03
A「隼」(00/7/26)
 君の微笑みだけ取り戻すことができたらもう何もいらない。という男の心情が描かれた切な
いロックバラード曲。もちろんこのあと「君の微笑み」が帰って来るわけはないし、それを失った
原因はこの主人公にあるんだろうけど、それでもそう都合よく思ってしまうところにこの曲の切
なさを感じます。「あれからハートが帰らない」のリフレインがたまらなく印象に残る作品です。
1754 「Bird Cage」 Mr.Children 05/06/25
A「IT'S A WONDERFUL WORLD」(02/5/10)
 自分のことで精一杯にもかかわらず、お互いを誤魔化しながら今日まで過ごしてきた恋人
たち。だけどそんな日々も今日で終わり、明日から晴れて自由の身になるはず・・・なのにた
だ何の駆け引きもなく彼女と楽しく過ごせていた日々が男の頭の中から遠く離れてゆく。こん
な屈折してる恋を失う歌って珍しいけど、だからこそ彼らの歌にリアリティを感じるんだろうな。
2488 「ハートビート」 GOING UNDER GROUND 07/06/29
A「ハートビート」(03/10/22)
 少年が青年へと成長するときに遭遇するホロ苦い、言葉じゃうまく説明のつかない精神状
態をうまく歌にしてるなあ、と思えてしまう一編。生きてるかぎり鼓動は常に動いてる。それは
心が晴れの日も、もちろん雨の日も。そして少年たちは壁にぶつかり大人になってゆく。失い
たくないものばかりを失ってゆく少年時代。だからこそ少年たちは生き急いでしまうのかもね。
1706 「バードメン」 ミッシェル・ガン・エレファント 05/05/08
A「チキン・ゾンビーズ」(97/11/1)
 とにかく聴いてるだけで勢いを感じる曲。なんだかじっとしていられなくなるこの衝動をいった
いどう説明すればいいのでしょう?(笑)この歌を聴くとネチネチとどうにもなるもんでもない悩
みにひたすら苦しんでるのがイヤになるような、そんなロックンロールな一曲なのです!とにも
かくにも「あとはトぶだけ!」・・・ボク的にこの歌を一文だけで表すと、こうなりますねえ(笑)。
13 「HARD RAIN」 the yellow monkey 00/05/01
A「SMILE」(95/2/1)
 当初あまり感じなかったんですけど、聴き重ねていくうちに戦前の日本人のラブソングじゃな
いかと思えてきました。「この夜が終われば 僕は旅立つ」「優しい笑顔よ またいつか」「そこに
春がもう来ていた」「泣かないで 忘れないで」そう思って聴いてみると、赤紙がきてしまった恋
人たちの悲しい運命を歌っている気がします。どうしようもない悲しみを感じてしまうのです。

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