extra album

「色色衣(いろいろころも)

04.3.17

1. スターゲイザー     6. メモリーズ     11.孫悟空
2. ハイファイ・ローファイ     7. 青春生き残りゲーム     12.大宮サンセット
3. 稲穂     8. SUGINAMI MEMORIES     13.夢追い虫
4. 魚     9. 船乗り     14.僕はジェット
5. ムーンライト     10.春夏ロケット      
 
 今までのアルバム未収録だったシングルや、シングルのカップリング曲、そしてアマ時代の曲にニューシングル「1.スターゲイザー」
加えた『花鳥風月』に続く第2弾のコンピレーションアルバムです。「2.ハイファイ・ローファイ」は1999年発表のマキシ『99ep』に収められ
たスピード感あふれる一曲。「3.稲穂」『さわって・変わって』C/W曲。この曲聴いてると、なんか列車の車窓から流れる稲穂を見てい
るって印象を持つのはボクだけでしょうか?(笑)「4.魚」『99ep』から。毎日好きな人と会う街を海にたとえて、その無常感を歌にしてる
優しいメロディーが印象的。「5.ムーンライト」『ホタル』のC/W曲。スピッツには珍しい少し駆け足のメロディーなのに浮遊感がある独
特な一曲。「6.メモリーズ」はハードな演奏が耳に残る一曲。ホントこっちがハラハラしてしまいそうな一曲だ(笑)。「7.青春生き残りゲー
ム」『99ep』から。やはりハードロックな印象があるんだけど、草野氏の声が乗るとホント、スピッツらしい曲になってしまうから不思議
です(笑)。「8.SUGINAMI〜」『ハネモノ』のB面として眠らしておくのがホントもったいないくらいの名曲。こういう曲がこのバンドにはた
くさんあるんだよなあ。逆にいえばそれだけ出し惜しみしてないってことなんだけどね(笑)。「9.船乗り」『遥か』のC/W曲。パンク色の
強い出だしと、気持ちいいくらいのサビの突き抜けが同居した一曲。「10.春夏ロケット」『ホタル』のC/W曲。相変わらず詞の意味は
難解ですが(笑)、やはりこの突き抜け方はまさに”スピッツ”だ。「11.孫悟空」『水色の街』のC/W曲。やはりポップな疾走感がこの曲
にも宿っていますねえ。「12.大宮サンセット」『夢追い虫』のC/W曲。フォーク色の強いこの曲は、この街での思い出を綴った一曲とし
て静かに奏でられている。そしてボクの中では名曲中の名曲「13.夢追い虫」の登場です。「ユメで見たあの場所に立つ日まで」っていう
フレーズがすごく好きなんですよね。そしてこのぶ厚い演奏が見事にマッチしてる。いやあくまでボクの中でね(笑)。ラストはデビュー前
の楽曲「14.僕はジェット」。やはり若さというか、歌声もメロディーも初期の彼らを思い起こさせますが(←あたりめーだ(笑))、なんかこ
の曲が最後に来たのっていうのが逆にいいなって思います。簡単に言ってしまうと「寄せ集め」のアルバムなんですが、不思議と統一感
があるのは、やはり音楽に対する彼らの姿勢っていうのが一貫してるからなんでしょうね。ある意味オリジナルアルバムですよねえ。

スピッツページトップへ