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4419 「HIGH & LOW」 吉井和哉 14/01/24
A「The Apples」(11/4/13)
 人生は浮き沈みの両方でできている。それを感じることができる分だけまだ幸せなのかもしれない。
中には沈みっぱなしと感じてる人だっているんだろうから。この曲に説明をつけようとすること自体無意
味なことなのかもしれない。即興のようにも思えるし。このロードムービーを思い起こさせるようなアレン
ジとエフェクトされたボーカル嫌いじゃないです(笑)。こういう曲があるから彼の作品、好きなんですよ。
3396 「はいからさんが通る」 南野陽子 10/04/07
S(87/12/2)
 恋する乙女の心模様が小気味いいテンポで繰り広げられるポップな楽曲。確か彼女主演の同名
映画の主題歌だったなあ。若き日の阿部寛さんとか出てたなあ。あなたがいないとどうすることもでき
ない弱い女性にはなりたくない。いつまでもあなたとこうして一緒に歩いてゆけるかわからない不安も
もちろんあるのだけど。自立した女性を目指す乙女心になんとも意地らしさを感じてしまいますね。
1012 「拝啓ジョンレノン」 真心ブラザーズ 03/04/11
A「GREAT ADVENTURE」(96/9/21)
 一部のファンから「ジョン・レノン批判だ」との声が出たことを覚えてます。それほどこの歌詞は痛烈で
した。彼を「あのダサいおじさん」「バカな平和主義者」「現実見てない人」「夢想家」などと。でもそれ
は歌詞の一辺をとらえただけで、ホントは「ジョンも普通の人と変わりないんだ。そして彼という巨大な
偶像を一度壊さなければ新しい音楽は生まれないんだ」という、彼らなりの主張があると思うのです。
3866 「拝啓、絶望殿」 野狐禅 12/07/20
A「鈍色の青春」(03/12/3)
 このユニットの最大の魅力はギターとキーボードが中心となり奏でるメロディアスな旋律に乗せて人
生での挫折を機関銃のようにまくし立てるボーカルにある気がする。当然誰も絶望なんかに会いたく
はない。できるなら避けて通れればそれに越したことはない。でもそれに出会わなければ前に進めな
いことがあるのも事実。絶望とは希望の裏返し。絶望の淵に立ったから希望に向かえることもある。
2837 「拝啓○○さん」 やなわらばー 08/07/24
S(06/11/15)/A「歌ぐすい」(07/8/29)
 「人生山あり谷あり」とはよく言うけれど、人はみんな山ばっかりの人生を夢見て生きている。だけど
谷がなければ山は空気の薄いただの平地であり、他の人から見れば山の上にいるように思われても
本人はそんな自分に気づくこともできません。つらい時を過ごしたからこそわかることがあります。過ご
さなければそれはそれで楽に暮らせるんだろうけどその分大切な何かを見失ってしまう気がしますね。
1677 「灰皿の上から」 ゆず 05/02/07
A「ゆず一家」(98/7/23)
 どこからがどこまでが大事で、どこからどこまでが愚かなこと?それはきっと人それぞれなのだろうな。
自分にとって大事なことでもほかの人にしたら取るに足らないことなのかもしれないし、また逆もある。
そんな心の不安定な若者の日常を描いた楽曲。明け方の静けさの中に身を置くと、昼間や夜中に
は思いつかなかったようなことが想えたりもします。「夜明け」って、なんだか不思議な空間ですよね。
4660 「敗者復活の街」 馬場俊英 14/09/22
A「キャンディー工場」(13/10/9)
 自分の腕を信じて歩いてきた人ほど、それが役に立たなくなった時のショックってデカいのでしょうね。
どんな職業にも言えるけど今の自分のまま一生苦なく暮らしていけるほど人生は甘くない。変わりゆ
く世の中で我を通して生きていける人なんてほんの一握り。その中で生きていくには自分も変わって
いかなくちゃならない。世の中のせいにするのが飽きたらそこから敗者復活のチャンスは生まれるんだ。
4409 「ハイスクールガール」 back number 14/01/14
A「あとのまつり」(10/6/2)
 「明日朝起きてみたら君が彼女になっていた」なんてことないかな。裏を返せばそれだけ彼女に自
分を認めさせるほどの自信がないということなのだろうけど。まわりの友だちは「当たってくだけろ」なん
て簡単に言うけど、そんな風に終わってしまうのは耐えられない。君がいないところではこんなにも容
易に気持ちを伝えられるのにな。結局彼はこの後気持ちを伝えることが、できてないな、きっと(笑)。
3414 「Highschool Rock'n' Roll」 尾崎豊 11/04/25
A「十七歳の地図」(83/12/1)
 誰もが同じように朝起きて駅へ向かい、ぎゅうぎゅう詰めの電車に押し込まれ、ただ時間を費やす
だけの毎日を繰り返す。そんな退屈な現状からどうにかして逃げ出したい!と思う高校生の心情が
とてもよく出てる曲。その主張が合っているのか間違っているのか、というのはどうでもいいような気が
する。ただそこに誰の意見にも左右されない彼自身の意思と迷いが120%描かれてる気がします。
4603 「ハイド&シクシク」 GOOD ON THE REEL 14/07/27
A「マリヴロンの四季」(13/8/21)
 僕らはすぐに忘れてしまう。いや忘れることができるから前に進めるのかもしれない。今自分の手には
過去に積み重ねてきた経験や後悔しかない。もう終わってしまったことを携えて、まだ経験したことの
ない未来に備えたってすべてうまくいくわけないよね。つまり今より先に今までの常識が通じない何で
もアリの世界が待ってるとも言えるよね。だから未来は暗いと悲観ばかりする必要もないんだ、きっと。
113 「背徳の瞳」 V2 00/09/23
S(92/1/18)
 TMNの小室哲哉とXのYOSHIKIが組んだスーパーユニット・V2(ブイツー)が出した唯一のシング
ル。ふたりのピアノでの前奏から一転、小室のハイスピード・シンセと、YOSHIKIの織り成す怒涛の
ドラムソロに胸をすくわれる。とにかくこの不思議な世界観に心を奪われますね〜このユニットには。
このシングルのカップリングである「VIRGINITY」もとんでもなく名曲なのですが、それはまたいつか。
4121 「バイバイ」 宇宙まお 13/04/01
A「風とどこかへ」(12/4/4)
 悲しいのに涙が出ない。涙も流せないほど僕は弱虫になってしまったのだろうか。春が来るたびに
自分の中の何かを変えられるような気がしてる。でもそれはあくまで気のせいなのかもな。ゲームのよ
うに今までの自分を簡単にリセットすることなんかできない。いろんなものを見過ごせるようになって初
めて大人と呼べるような気もする。少年のような彼女の歌声がその心の痛みに拍車をかけるのです。
4224 「Bye Bye」 フジファブリック 13/07/13
A「MUSIC」(10/7/28)
 つないでた手を僕はもう離してしまった。君がいなくなっても僕は変わらず毎日を過ごしてる。何事
もなかったように暮らしてるよ。と自分に言い聞かせてみても、やっぱり寂しい。君は今どんな風に暮
らしているのだろう。君が新しく選んだ人はきっと優しい人なんだろうな。そんなこと思ってた矢先、君
とその人を見かけた。想像してた通り優しそうな人だったね。ポップなのに切なさに涙しそうになる曲。
3241 「Bye Bye My BLUE SKY」 上原あずみ 09/11/03
S(02/2/20)
 どこか懐かしさすらするメロディーラインとは裏腹に、早々に夢を捨ててしまった少女の空虚な気
持ちが綴られたロックチューン。青空は夢に描いた「いつか」という未来の自分の象徴。その青空す
ら捨て去ろうとしていた彼女を救ってくれたのは、いつでも自分を見守っていてくれた「君」という存在
だった。いつか心の底から笑える日が来るまで。それが彼女が目指すべき新たな「青空」になった。
1453 「Bye Bye My Love」 サザンオールスターズ 04/06/28
A「KAMAKURA」(85/9/14)
 忘れられない女性に思いをはせる男の切ない心情を描いた一編。おそらくこの男はみんなの前
では明るく振る舞っているけど、ひとりになると彼女のことを思い出し人知れず涙するような、そんな
切ない心の持ち主なんだろうな。この「Bye Bye My Love」というタイトルとは裏腹に、彼の心はま
だ彼女と別れられずにいる。そんなセンチな男心をボクはこのロックチューンに感じてしまうんです。
1800 「Bye Bye 〜忘れてしまうしかない悲しみに〜」 長渕剛 05/08/10
A「Bye Bye」(81/10/1)
 アマチュア時代に過ごした博多の街での出来事を歌にしたものだと思いますが、すごくつらい思い
を彼自身も周りの人々もしてきたんだろうな。ただ、悲しみなくして幸せにはなりえない。幸せは悲
しみの上に成り立っているのでは?と思える10分にも及ぶ大曲。居心地のいい街だけど、いるべき
街はここじゃない。今の立ち位置に妥協することなく東京を目指す彼の原点が刻まれている”唄”。
3693 「ハイビスカスは冬に咲く」 チャットモンチー 12/01/29
A「告白」(09/3/4)
 やりたいことだけやって死ねたらそりゃ最高だよね。でもやりたいことだけやって、はたしてそれで一
生を全うしたことになるんだろうか?なんて固いことを言ってるからダメなんだろうな、オレは(笑)。ガ
マンするためだけに生まれてきたわけでもないしね。ただどんな状況に陥ったとしても「進んでいく」と
いうことには変わりないのだから、結局「自分の行きたい方向」に向かっていくのが一番なんだよね。
1602 「ハイファイ・ローファイ」 スピッツ 04/11/24
S「99ep」(99/1/1)
 メロディー、歌詞、共にすごく勢いを感じる一曲です。「ムダなことがこぼれそうでも交尾のための生
じゃなく」っていう一節にすごくストレートに「生きる」っていうことをとらえてるなあって思えるし「誰も彼
もイイこと言うが 欠けた夕陽が見えるだろう?」ってところからは、世の中教科書通りにうまくことが
運べばみんなそんなに苦労してないだろ?って言われてる気がする(笑)痛快さすら感じる曲です。
436 「HIGH PRESSURE」 TM Revolution 01/08/26
A「triple joker」(98/1/21)
 この曲聴くと「夏」って感じがするんですよねえ。まさに目の前に大きな波が押し寄せてくるようなそ
んな感じがする楽曲。それにしてもTM Revolutionの歌詞ってすごく特徴あるよなあ。教科書通り
の言葉ではなく、現代のしゃべり口調が見事にメロディーにのっかっており、それを歌いこなす西川く
んもたいしたものなのである(笑)。夏に聴くと思わず腰が宙に浮いてしまいそうになる曲ですよね。
1244 「by myself」 hitomi 03/12/01
A「by myself」(96/9/11)
 「自分自身」ってものを考えた時に、今の自分を今の自分が理解するってのは、もしかしたら無茶
なことなのかもしれない。どちらかっていうと今からある程度時間がたった時に遠くから「ああ、あの時
の自分はこうだったんだ」って振り返るようにしか、自分自身を知るというより、落ち着いて見ることは
できないのかもしれない。この楽曲は当時の小室ソングの中でもメロディー・詞ともに大好きな曲。
1413 「ハイランダー」 爆風スランプ 04/05/19
A「ハイランダー」(88/11/2)
 人種差別以上にこの国では同じ国に生まれたにもかかわらず差別が行われている。今ではそれ
がいじめにつながってるような気もするんです。この国が動いているのは主導者が優れているからで
はなくて末端の人たちの汗と涙のおかげなのに、この国の主導者たちはその人たちに痛烈な痛みだ
けを押しつける。それをわからないまま死んでゆく人は確かにしあわせなのかもしれないが、不幸だ。

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