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〜い

653 「田舎の生活」 スピッツ 02/04/08
A「オーロラになれなかった人のために」(92/4/25)
 最初聴いた時は、都会から田舎に遊びに来た家族のお父さんの気持ちを歌ってる歌なのか
なと思っていたんだけど、ず〜っと聴き続けてるうちに「もしかしてこの歌ってもう世にいない死者
かの視点ら歌ってる歌なのでは?」と思えてきた(←また深読みか?(笑))。「さよなら」してる
窓の外の風景とは生前自分と過ごしてくれた家族に対して、と思うとキュンと来てしまうのです。
4307 「稲川くん」 GOING UNDER GROUND 13/10/04
A「Roots & Routes」(12/11/14)
 社会科見学のお弁当が吉野家の牛丼だった稲川くん。運動会の親子競技に先生と出場
した稲川くん。いつもひとりぼっちで遊んでいた稲川くん。この歌を聴くたび心が突き刺される思
いがするのはなぜだろう。そして幼い頃から自立を迫られていた彼は今どこで何をしてるのだろ
う?こういう心の奥に入ってくる等身大の歌を描ける人って、たくさんいそうでそうはいないよね。
1579 「稲穂」 スピッツ 04/11/01
S「さわって・変わって」カップリング曲(01/12/12)
 何でかわからないんだけどこの歌を聴いていると、特急列車の窓の外に流れてゆく金色の稲
穂が浮かんでくるんですよ。「クジ引きだらけの街」っていう表現がすごいなって思います。夢をふ
くらましては軽くあしらわれ、そんな「クジ引き」ですべてが決まっちゃうような街の中であきらめて
いた僕をよみがえらせてくれたのは君だった!そんな状況を軽快なメロディーで綴られた一曲。
4761 「犬はライオンになりたくない」 馬場俊英 15/01/01
A(12/8/1)/A「キャンディー工場」(13/10/9)
 どう自分を取り繕ってもどうしても地というモノは出てしまうよね。犬はライオンになりたくはない
しなれるわけがない。「こうならなきゃ」「ああならなきゃ」「自分を変えなくちゃ」誰もがそう自分を
鼓舞して「今」を脱出しようとしてる。でもそれで現状を脱出できたとして解決できたといえるだ
ろうか?「こうならなきゃ」「ああならなきゃ」と思う自分がいなくなったら終わりのような気もする。
2986 「潔白(イノセント)」 南野陽子 09/02/21
A「ジェラート」(86/4/21)
 この曲の内容というよりこの曲自体がすごく印象深い作品なのです。聴くと一気に中学生当
時の南野陽子の大ファンだった自分に戻れてしまいそうな、そんな勢いです(笑)。「友達を失
くすより 嘘つきは嫌いだから」ってフレーズがなんか強烈なのです。寂しさを知ってる人ほど他人
の心が分かる。当時は分からなかったことが今なら分かる。だから歌って不思議で素敵ですね。
639 「いのち」 長渕剛 02/03/25
A「ふざけんじゃねえ」(97/9/3)
 静かな曲調の中に力強い息吹を感じる曲。「いのち」とは誰にでも平等に分け与えられたも
の。しかしそれを活かすも殺すも自分次第なんだということを再認識させられます。「うら優しい
母の愛より 物言わぬ親父の背中に 甘え抱かれたかった」「強い者ほど細やかな風に泣き みっ
ともないくらいの恥を誇りに思うものだ」この気持ち、きっと欧米人にゃわかりづらいものでしょう。
984 「命の別名」 中島みゆき 03/03/14
S(98/2/4)/A「私の子供になりなさい」(98/3/18)
 人として生まれた以上その存在がどんなに小さくてもその人には”生きる”っていう義務がある。
社会の中でその存在が大きかろうと小さかろうとすべての心には平等に”命”があり”心”がある。
人間は完全ではないから過ちを繰り返す。そして過ちを繰り返すことがそのまま”人生”になるの
です。だから”命”を途中で自ら放棄するってことはこの世で最も罪の重いことなのかもしれない。
3030 「命のリレー」 中島みゆき 09/04/06
A「転生」(05/11/16)
 人はいつ死ぬか自分で知ることはできない。もしかしたら明日死んでしまうかもしれない。だけ
どそんな状態でも、いつ辿り着けるかどうかもわからない何かを目指して走ろうとする魂こそが実
は人間を生きさせている根本なのかもしれません。確かに人ひとりの力ではそこで終わってしまう
かもしれない。だからこそ人の想いだけはどこまでも限りなく続いてゆくと信じていたいんですよね。
2189 「命果てるまで」 ゆず 06/09/03
A「1 -ONE-」(04/9/15)
 ”生きられるのに死んだ人がいる 死にたくないのに死んだ人がいる 生きているのに死んでる
死んでる人がいる”今の世の中の大部分の大人は”生きているのに死んでいる人”のような気が
する。もちろんボクも含めて(笑)。人間は遅かれ早かれいつか死ぬ。ならばいっそ命果てるまで
燃えていこうぜ!っていうパワフルさと健気さを感じさせてくれます。やっぱ若いっていいな!(笑)
3769 「祈り」 熊木杏里 12/04/14
S「君の名前」カップリング曲(09/6/17)
 誰かを「好き」になる。でも「好き」と声に出して言葉にするのはちょっと違う気がする。なのに言
葉にしなければ相手に伝わらないという歯がゆさ。ちょっとした行き違いだけでも不安になる。言
葉で説明できる「好き」は本当の「好き」ではない気がする。本当の「好き」は想っただけで涙が
あふれてくるような、うまく言葉にできない、どうすることもできないそんな感情なんじゃないか、と。
2859 「祈り」 さだまさし 08/10/17
A「風のおもかげ」(83/11/30)
 人間に残された最終手段は「祈る」ことじゃないかと強く感じます。確かに祈ってるだけじゃ事
はすぐに運ばないかもしれない。だけど祈ることって誰にでもできるし、特別な力も要らない。そ
の祈りが人から人へと伝わっていくことによって、やがて大きな力になってゆくような気がするし、
そうなると信じたいのです。たとえ人類がまた同じ過ちを犯しても「次こそは」と信じたいのです。
3341 「祈り」 千綿ヒデノリ 10/02/11
A「キセキ」(03/1/24)
 世界中の悲劇は今もなお続いている。もし神様がいるのなら、なぜこの悲劇を続けさせるの
だろうか。それともこの悲劇の先に何かが待っているのだろうか?だけどその中で君と出会えた。
「愛おしい」と感じるには、それなりの悲しみが必要な気もする。その「愛おしさ」を改めて実感
するために。でもやっぱりいつかは何の不安もなく笑いあいたいんだよね。矛盾してるんだけど。
4721 「祈り 〜涙の軌道〜」 Mr.Children 14/11/22
S(12/4/18)/A「[(an imitation)blood orange]」(12/11/28)
 僕を取り巻く環境が変わり、すべてが僕に対して冷たくなった。本当にそうだろうか?実は僕
自身の物の見方が変わっただけじゃないだろうか?「そんなこと無理だ」とすぐ現実的になる自
分に嫌気がさす。そんな現実をひっくり返してきた人たちがいたからこそ今ここに僕がいるんだよ
ね。時につらい涙を流してもそれがいつか綺麗な川になるならそれでいいんじゃないだろうか?
2852 「祈りの歌が聞こえてくる」 槇原敬之 08/10/10
A「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」(07/11/7)
 鳥がどんな木にもとまるように、歌もどんな人の口にもとまる。歌がふいに口をついて出るのっ
てうれしいことや楽しいことがあったりした時が多いけど、誰かに聞かせようと構えて歌ってるわけ
じゃないその歌は、変に想いを言葉にしてしゃべるよりも素直に人の気持ちを表現してる気が
するんです。ふいに誰かが鼻唄を歌ってるの聞くと、確かになぜかうれしくなってくるんですよね。

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