| 今までのアルバムの中でアルバム単位としてみると、この一枚が一番好きかも |
| しれない。それぐらいまとまっているというか、一曲一曲の完成度がボク好みなの |
| だ。「1.かげふみ」は幼い頃の恋への回顧録。「2.夢のつづき」は普通の愛から |
| 一歩踏み出してしまったとたんに別れがやって来てしまったという悲しいポップス！ |
| 夜空の星座も彼が歌うとここまでセンチメンタルになってしまう「3.北斗七星」、と |
| ても聴くに耐えないほど悲しい（←それだけいいということです（笑））「4.似顔絵」、 |
| 離婚する当日の女性の思いを綴った「5.大安吉日」。このタイトルと内容のギャッ |
| プがまた悲しい。しかもデュエット！「6.少女」は彼の代表曲でもある名曲。見知ら |
| ぬ少女に憧れる少年の心が十二分に出てる傑作。「7.女優」はハイスピードなナ |
| ンバー。上っ面の恋ばかりで、本当の恋をしたことのない女性を「女優」と呼ぶこ |
| のセンスがすごい。「8.手紙」はこのアルバム中一番明るいナンバー。学生時代 |
| の恋を懐かしむ彼がそこにいる。そしてこのアルバムで最もアポロさんの胸を串 |
| 刺しにした（笑）「9.とまりぎ」の登場。この一途な女性の心情に涙さえ浮かべさせ |
| られた当アルバムNo.1ソングです。そしてラストはタイトル曲「10.花ざかりの森」。 |
| この悲しくも盛りあがるメロディーに、さだまさしも真っ青な（笑）自然の美しさをとり |
| いれた一編。まさに名曲。このアルバムはとにかくオススメしたい一枚なのです。 |