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〜か

2361 「駆け足の生き様」 中村中 07/02/22
A「天までとどけ」(07/1/1)
 生きていく意味を考える。歳をとってゆけばゆくほどこういう考えを持つ暇がなくなりますよね。いや、もしか
したら心の何処かで意識的に考えないようにしているのかもしれない。けど自分が思春期の頃はそればっか
り考えてたような気がします。建前など関係なく素直に疑問を持つことって、実は人間として最も当たり前
なことだ。でも皮肉にも大人になるたび本来のものから遠ざかってしまう。これも人間のサガなのでしょうか?
81 「崖っぷちの少年」 染谷俊 00/07/11
S/A「愛にあいたかった」(93/4/21)
 テイストがどこか尾崎豊を彷彿とさせる(どこかの雑誌のレビューにもそんな事が書いてあったけど)が、彼
は彼なりの独自の世界を持っていて、このデビューアルバムはすごくボクの胸に響いたんだ。特にデビューシ
ングルのこの曲。目をつぶりながら聴くと、学生時代の情景(特に悲しい思い出だけ(笑))が浮かんでくるの
がいいんですよね。ジャケ買い(ジャケット見てのみで買う事)だったんだけど、なんか得した気分でしたね。
1351 「かげふみ」 村下孝蔵 04/03/18
A「花ざかり」(84/12/8)
 子供の頃って、いくらでも大きな夢を持てたような気がします。確かにさまざまな現実を体験してきた今
突拍子もない夢を抱くことはおかしいことなのかもしれない。でも無邪気にいろんな夢を持てた子供の頃の
あの純粋な気持ちってすごく大切なものだったと今思います。たとえそれが人生の選択肢が狭まった今とな
っては決してもう二度と手に入れることができないものだとしても、でもその気持ちだけは持っていたいよな。
3176 「かげぼうし」 いきものがかり 09/08/30
A「My song Your song」(08/12/24)
 あなたが私にくれた幸せは夕陽の向こうに消えていった。いつまでもあなたと笑いあっていれたらなと祈って
いたけど、それも叶わない夢になっちゃったな。だけど私はそこで立ち止まらないよ。この声がいつかきっとあ
なたに届くと信じて。そんな女の子の心情を綴った楽曲です。願った夢が簡単に叶うのならこれほどうれし
いこともないけど簡単に叶わないからこそその夢への想いが強くなりよりその夢が光り輝いてくるんですよね。
1525 「翳り」 TM Revolution 04/09/08
A「restration LEVEL→3」(97/2/21)
 男は彼女との恋に夢中になって、仕事にも行かずに彼女と一緒にいることが彼女を大事にすることだと
思っていた。そのことが彼女に不安を与えていたとも知らずに。この部屋で彼女と一緒にいた時も、彼女
がいなくなり自分独りだけになってしまった今も同じように訪れた夜の闇に男にできるのは、ただ叫ぶことだ
けしかなかった。叫んだとしても答えが返ってくるはずもないと知っているのに。そんな悲しい男の歌です。
640 「翳りゆく部屋」 荒井由実 02/03/26
S(76/3/5)
 すごく重厚な音の中で綴られた失恋の歌。しかも歌詞中に「死」を匂わせるものがあることから、さらに運
命の過酷さ、運命の非情さすら感じてしまう。黄昏時から夜になる、まさにその瞬間の情景がすごく頭の
中に浮かんでくる楽曲。彼女はもうふたりの間が元には戻らないことを悟っている。そしてたとえ再び出会え
たとしても、以前の通りには・・・という悲しみが、ジワジワとこちらの胸に押し寄せてくる名曲であるのです。
4620 「かげろう」 斉藤和義 14/08/13
S(13/10/16)/A「斉藤」(13/10/23)
 人はいつしか他の誰かと同調し、本当はこうじゃないのにと思いつつその輪の中に溶け込んでゆく。それ
は社会の中で暮らしてゆくのに不可欠なことである反面「本当の自分」をかき消してしまう弊害でもある。
自分をごまかし生きてゆくことはできる。でもいつまでも続けられるかといったら、できる人にはできるのかな。
世の中には心を打たれることがある。心打たれたのなら、それは自分にとって正しいことなんじゃないかな。
588 「陽炎 -KAGEROH-」 T.M.R-e 02/02/02
S(99/6/23)
 正式名称が『the end of genesis T.M.R. evolution turbo type D』というとてつもなく長い名前のユニット
なんですけど、要は「TM Revolution」なんです(笑)。ですがこの名義で発表された3曲のシングルはどれも
傑作!その1曲目がこの曲。ハードな面はなりを潜め、どちらかというとメロディーを大事にしてるなあって印
象を受ける組曲的なサウンドがグー!西川さんのボーカル、そして浅倉大介氏のプロデュースが光ります!
3256 「陽炎」 馬場俊英 09/11/18
A「鴨川」(02/8/30)
 人生は誰もが必ずどこかで苦労するようにできてる気がします。もしそれが小さな頃ならラッキーなのかも
しれない。だって大人になってから苦難にぶち当たったとしても、その経験が糧になり、何とか切り抜けられ
るような気がするから。でもな〜んかこの先にもっとでかい苦労が待ってるような、そんな気もするんですよ
ね。だから何があっても手放しじゃ喜べない。う〜む、この石橋をたたき過ぎる性格には困ったものだ(笑)。
3873 「陽炎」 フジファブリック 12/07/27
S(04/7/14)/A「フジファブリック」(04/11/10)
 夏が来るたび蘇る少年の日の記憶。日常のちょっとしたことで泣いたり笑ったりしてたあの頃。感情を素
直に表現できなくなった今、思い出すたびにあの頃が愛おしくもあり悲しくもある。曲を聴くたび胸しめつけ
られる印象を受けるのは、僕も大人になる過程でいろんなものを失いながら歩いてきたからなのだろう。ア
ップテンポながらこうもノスタルジックな気分になる曲も珍しい。彼らの作品の中でも強烈な印象を残す曲。
4676 「過去と未来と交信する男」 Mr.Children 14/10/08
A「[(an imitation)blood orange]」(12/11/28)
 未来を見通せる力が自分にあればなって時々思うことがあります。この人生の先にいったいどのくらいの
幸せや不幸せが待っていて、どんな風に自分は歩いてゆくのかがわかればこんなに楽なことはないですよ
ね。でもこんなにつまらない人生もないですよね。未来を知ることができないから誰もがその可能性に賭け
ることができるんだから。そのギャンブルこそ人生の醍醐味なのだから。そう考えるとこの男はとても不幸だ。

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