|  名実ともに日本を代表するデュオとなった彼らの6thアルバム。実は前作を聴いた時に「ちょっと離れた存 | 
            
            
                | 在になっちゃったかな」という危惧を抱いていたのですが(←勝手に(笑))この盤を聴いて安心しました。彼ら | 
            
            
                | 自身の名を冠せただけありコブクロのいいところがいっぱい詰まった大袋になってます(笑)。夢を追いかけ | 
            
            
                | ていた頃の自分を思い返す「1.蒼く
                優しく」は悲しさあふれるけど文字通り優しいバラード曲。確かに500円 | 
            
            
                | 玉より10円玉の方が偉んだと思えるラブソング(笑)「2.コイン」。受話器のこっちとあっちで繰り広げられるド | 
            
            
                | タバタ劇が微笑ましいな。代表作となった「3.蕾」は、いつも自分を優しく見守ってくれていた大きな存在に想 | 
            
            
                | いを馳せる名曲。「世界はおんなじ過ちを繰り返すけど
                君にはおんなじ涙はもう流させやしないよ」って一節 | 
            
            
                | が印象的なポップチューン「4.どんな空でも」、やっぱりこの人たち真っ直ぐなんだなって感じちゃう「5.君とい | 
            
            
                | う名の翼」と続き、名バラード「6.WHITE
                DAYS」へ。ひとりで生きてきたように見える道だって実は他の誰か | 
            
            
                | のおかげで歩いて来れたんだっていう普段忘れがちなことを思い出させてくれる曲です。「7.君色」は恋した | 
            
            
                | ”君”に対するありったけの想いを綴ったラブソング。羽の折れた蝶が水面を揺らすように、どこか心が欠け | 
            
            
                | た僕らが時代を動かすんだと力強く歌われた「8.水面の蝶」、軽快なメロディーに乗せて子犬の冒険を歌った | 
            
            
                | 「9.風の中を」、強さではなく弱さがあるからこそ前に進み出せる時もあるんだと歌われた「10.月光」から、シ | 
            
            
                | ングルのカップリングだけにしておくにはあまりにも惜しい「11.風見鶏」へ。ぬるま湯の中に身を置くのではな | 
            
            
                | く、いつも向かい風ばかり探す風見鶏のように何かに立ち向かい生きていきたいと歌われたこの曲の力強さ | 
            
            
                | に感銘。彼らの真骨頂でもある(笑)恋人たちの仕草を等身大でとらえた「12.Diary」、そして脆い心ならいっ | 
            
            
                | そ叩き壊して未来に立ち向かえと歌われた「13.Fragile
                mind」で終幕。彼らの優しさが満ち溢れた一枚です。 |