11th Album honesto

1999年6月2日

  1. 花 〜balada〜   6. 青い契り
  2. 僕のバラード   7. 七色の花
  3. 愛の力   8. honesto
  4. 砂漠   9. 限りなく僕らは
  5. cool down   10.翼の勇気
 
 レコード会社を移籍しての第1弾アルバム。なんだか彼はこのアルバムから本格的にバラードシンガーとして歩き始め
たようなそんな気がしてしまう名盤です。「1.花 〜balada〜」はシングルではミディアムテンポだったこの曲を大胆なバラ
ードへアレンジが変わっています。だから詞もシングル以上に響いてきますね。大人になることやきれいになることだけ
がすべてじゃない・・・そんな感情を歌った楽曲。つづくシングル「2.僕のバラード」は自分の気持ちに素直になりたいけど
何かが邪魔してる・・・そんな男の心の葛藤を描いた傑作。「3.愛の力」は恋人と別れて初めて「愛」というものを見つめた
男の素直な気持ちを歌ってる。このメロディー、すごく優しくて好きだな。「4.砂漠」は、まるで今の人間社会を砂漠にたと
えて歌われている。もうダメだと思った瞬間誰かに水をかけられる・・・それが人の優しさなんだと言いたいんだろうな。
「5.cool down」は自分の中に一線を引いて、欲望に走っちゃいけない・・・でも思いのままにやりたい・・・という自分の弱さ
を認め、強くなりたいと願う男のシャウト!シングル「6.青い契り」は重厚なサウンドに彩られた、遠い昔の恋人に向けて
今の自分の気持ちを告白したバラード。「7.七色の花」は元気をくれるラブソング。7つの色の花に自分の想いを込めて
君に贈りたいっていう歌。なんかいいんだよなあ〜。タイトル曲「8.honesto」はどんなに時がたっても、どんなにつらい思
いをしても、やがて笑って話せる時がくればそれでいい・・・と静かに綴られた一曲。「9.限りなく僕らは」は「失うものはも
うない そう思えばどんなに強くいられるだろう」という一節が印象的な疾走感あふれるミディアムナンバー。「10.翼の勇
気」はまず自分の弱さを認め、そして必ずはばたける日が来ると自分に言い聞かせる彼独特の表現で歌われた楽曲。
まさに少年の心を歌った名曲中の名曲。全作詞・作曲/徳永英明、全編曲/瀬尾一三という強力タッグで作られたこの
アルバムには、すべての曲に「honesto(素直さ、誠実さ)」が散りばめられていた。ボクの大好きな一枚です。
 
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