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〜お

4086 「同じ月」 フジファブリック 13/02/25
A「CHRONICLE」(09/5/20)
 僕は今もあの時の君の言葉に縛られている。経験によって成長していくはずなのに、僕はあの
日からちっとも成長してないな。できればあの日に戻りもう一度君と向き合いたいけどそれを取り
戻すことはできない。なら君も見ているだろうこの月を君だと思って思いふけるしかないんだよな。
そんな青年の回顧録。「にっちもさっちも」なんて親しみやすい言葉に悲しみが込められてるな。
2167 「同じ月を見てた」 GOING UNDER GROUND 06/08/12
S(04/12/8)/A「h.o.p.s.」(05/2/9)
 生まれた街も育った街もまったく違うふたり。そんなふたりが偶然出会って、そこから一緒に生
きてゆく。いつも不安ばかりを感じるけど、これだけはしっかりと言える。僕はどんな時でも君の味
方だと。そんなナイーブな青年像が浮かんできますが”出会い”って弱い人間にとってすごく力に
なることがありますよね。”出会ってくれてありがとう”きっとそれはこの青年の本音だと思います。
4560 「同じ空の下、違う屋根の下で」 SION 14/06/14
A「Naked Tracks 4 ”同じ空の下、違う屋根の下で”」(11/8/27)
 最も厄介で、どこまで逃げてもいずれ必ず闘わなければならない相手がいる。それは、自分。
この強敵かつ逃げ切れぬ存在にいつも自身を苦しめられる。一時期「鈍感力」って言葉が流行
ったけど、自分に対してはそれも一時的な隠れ家でしかない。あらゆるものがあらゆる方向から
襲いかかってくる状況に立ち向かうしかない。同じ空の下、違う屋根の下でみな闘っているんだ。
4429 「鬼は外」 SION 14/02/03
A「Naked Tracks 2 〜鬼は外〜」(09/9/13)
 人の世にはいらないものが多すぎる。だから節分の時に「鬼は外」なんて言いながら豆をまく習
慣ができたのだろう。悪いものを外に出して福ばかり手に入れるなんて都合のいいこと言ってるけ
ど実は鬼の中に福につながるものがあったり、外にある福にいいことばっかり詰まってるわけでもな
い。両方あって成り立つ。人生は山あり谷あり。だから山を感じることができるんだろうから、ね。
1588 「honesto」 徳永英明 04/11/10
A「honesto」(99/6/2)
 「ずっと後になって笑い合える日が来ればそれでいいさ」そう静かに歌われたバラード曲。日々
を過ごしていく中で自分の思い描いていたものとはほど遠い環境になったとしたって、それが自
分の現在なんだと受け入れて、もっと後になって「あの頃は煮詰まってたよなあ」なんて笑い話
にできるように今をがんばっていけばそれでいいんじゃないかなって、今はそんな気がしますね。
2251 「O.NO.RE」 稲葉浩志 06/11/04
A「志庵」(02/10/9)
 この言いまわし。かっこいい言いまわしよりもこの言葉遣いこそが彼の真骨頂のような気がしま
す(笑)。B'zの音楽を聴き始めた頃、他のアーティストにはないような言葉遣いに惹かれたの
がすごく懐かしいです。「奥は深いのう」「やりたきゃやりゃええんじゃ」「やらずに悔やむよりゃええ
」決してキレイな言葉遣いじゃないけど、人間の本能って元々キレイなもんじゃないしね(笑)。
2119 「己」 長渕剛 06/06/25
A「家族」(96/1/1)
 何をするにも最終的には自分がどうするかなんですよね。そしてそれを決めるのも自分自身。
決して許しちゃいけない、譲っちゃいけない、我慢しちゃいけない、笑っちゃいけないもの。それが
己という存在。短い楽曲なのですが身が引き締まる思いがします。”本性”とはいつも目に見え
ないもの。だからこそ自分というフィルターを磨かなくちゃ”本性”はいつまでも見えてこないのだ。
4607 「オパビニア」 スピッツ 14/07/31
A「小さな生き物」(13/9/11)
 想像している理想の自分と現実に今ここにいる自分。両者は同一でありながら異なる生きも
のだ。孤独を抱えすべてをあきらめかけてた現実の自分はいつしか理想の自分に近づいていた
ことに気づく。恋や希望を取り戻した瞬間すべての風景が一変して見えた。これはいくら他人に
説明しようとしてもわかってもらえないことだろうな。自分という「唯一無二」を感じる瞬間だね。
1144 「お早うの朝」 小室等 03/08/23
A「いま生きているということ」(76/9/25)
 1976年に放送されたTBS系テレビドラマ『高原へいらっしゃい』の主題歌。都会で心に傷を負
った人々が紆余曲折を乗り越えながら、一人も客の来なかった高原のホテルを成功させるとい
う人情味あふれるドラマでしたが、歌が非常にマッチしてました。アルバムではまた違った味わい
を感じます。どんなに悩んでも、挫折しようと、恋に落ちようと、生きてる限りお早うの朝は来る。
1924 「OPERA NIGHT」 小室哲哉 05/12/12
A「Digitalian is eating breakfast」(89/12/9)
 彼の初のソロアルバムに収められた楽曲。そこは真夜中のどこかの舞踏会場。ある意味この歌
の歌詞にはまったくといっていいほど現実感がありません(笑)。だけど何か魅せられるものがボクに
はあるんですよ。小室さんのボーカルは確かにあまり上手じゃありませんが(笑)でも聴いていくうち
にどことなく妙な味わいを醸しだして来るのです。最近やっと、そう感じるようになりました(笑)。
2277 「オホーツクの海」 長渕剛 06/11/30
A「SAMURAI」(98/10/14)
 この曲を聴いて思うのは、形のある優しさだけが優しさじゃないってこと。言葉で優しさを表現す
ることは難しい。ある意味その優しさを言葉で表現したら、逆にとても薄っぺらいもののように伝わ
ってしまうこともあるし、かといって何も言わなきゃその優しさが相手に伝わることもない。”優しさ”
って言うのは簡単だけど、もしかしたらこれほど伝えることが難しいものはないのかもしれないね。

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