| 今までの地味さ(もちろんいい意味でのね!(笑))を吹き飛ばすかのように勝負に打って出たポップチューン |
| 「1.クリスピー」から始まる4thアルバム。ジャケットも明るくなったね。演奏自体にも今までにない明るさが感じら |
| れる。「2.夏が終わる」も明るい歌なんだけど、ところどころに秋の訪れの淋しさがちりばめられてる。「3.裸のま |
| まで」はつい最近初めてPVを見たんだけど、なんか無理してるぐらいのノリノリさ。スピッツらしいメロディーを含 |
| みながらも、新しい境地を開いた感じ。「4.君が思い出になる前に」はとてもリアルな歌詞が逆に印象的。今まで |
| は「詩」を歌っていた感じがするけど、この曲に関してはまぎれもなく「詞」だ。意味がわかるもん(笑)。「5.ドルフ |
| ィン・ラヴ」は今アルバム中、一番ロックを感じる楽曲。「6.夢じゃない」は後年シングルカットされたミディアムテ |
| ンポの名曲。浮遊してるような感じがする不思議な楽曲。「7.君だけを」は壮大さすら感じるバラード曲。ひとりの |
| 女性を一途に想う男の心情が強く伝わってくる、これまた名曲。重厚なサウンドがまたさらに胸に染みてくるんだ |
| な、これが(笑)。うって変わってポップな「8.タイムトラベラー」なんだけど、ポップなわりになぜか哀愁を感じてし |
| まう。それがスピッツの魅力でもあるんだけど。アルバムの中で最も静けさを感じる「9.多摩川」の世界には独特 |
| のものがある。実際のこの川はボクの家のすぐ近くなんだけど、なんだか川を見る目が変わっちゃうなあ(笑)。 |
| ラスト「10.黒い翼」は空へ駆け昇ってゆくようなイメージがある。でも黒い翼ってことは・・・カラスか?(笑)とにかく |
| このアルバムには今までのマニアック(苦笑)なものが感じられず誰が聴いても聴きやすいアルバムとなってる。 |