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〜は

2315 「裸の王様」 ザ・ブルーハーツ 07/01/07
A「THE BLUE HEARTS」(87/5/21)
 「王様は裸じゃないか!」と叫べるような勇気が欲しい。それは小さい時からずーっと思ってきたこ
となんです。でもあと一歩のところでそれを叫べない自分がいる。それは今もたいして変わってないん
だけど(笑)。たとえ笑われたって、怒られたっていいじゃないか。でも真実を隠されることよりも笑わ
れたり怒られたりすることに未だ恐怖を感じるボク自身にこの歌は強烈な痛みを与えてくれるのだ。
595 「裸のままで」 スピッツ 02/02/09
A「Crispy」(93/9/26)
 この楽曲が発表されるまで、どのシングルにもちょっとした翳りが見え隠れしていたんだけど、この曲
はとにかくつき抜けるように明るさを全面に打ち出してる。プロモ・ビデオでもやっぱりノリノリな感じが
する映像に仕上がっているんだけど、なんかギコチない感じもするのです(特にメンバーの表情全面
に(笑))。でもそのぎこちなさも含めたものこそが、当時のスピッツの魅力でもあったんだけどね(笑)。
2311 「裸足で走れ」 中島みゆき 07/01/03
A「親愛なる者へ」(79/3/21)
 「喜怒哀楽」のうちの「喜」と「楽」だけ選択して生きて行けるほど人生は甘くない。「怒」と「哀」が
存在するからこそ、「喜」や「楽」が存在できるんじゃないかな。この曲は人生で生きていくうえでの痛
みや悲しみを巧みな節回しで表現しています。時にはガラスの荒地を血を流しながら走ってゆかざ
るをえない状況もでてくる。できれば避けたい。でもだからこそ人の痛みを知ることもできるんだよね。
1733 「裸足の太陽」 徳永英明 05/06/04
A「太陽の少年」(95/12/8)
 楽しい時っていうのはものすごい速さで過ぎてゆくように感じるけど(笑)苦しみや哀しみに打ちひし
がれている”時”だって、感じ方はどうあれ、いつかは過ぎ去ってゆくものなんだ。だから人は生きてい
られる・・・。人は光でできている、そして昨日でできている。だから明日という日に立ち向かうことがで
きるんだというメッセージを放つ、大らかで包み込まれるような一曲。曲調もなんかノレていいんだな。
1165 「裸足のままで」 柿島伸次 03/09/13
A「夜明け前」(94/3/2)
 人生において、挫折ってのは必ず目の前に立ちはだかる。挫折なく到達した目標ってのはそんな
に大した目標じゃないのかもしれない。楽して生きていくより挫折にぶつかって、それを切り抜けた時
人はまた成長する。社会に出た頃できるだけ挫折に出会わないことを祈ってた。でも何度も挫折に
ぶつかったから今の自分がある気がする。といってまだ素晴らしい自分に出会えたわけじゃないけど。
985 「裸足のまんまで」 長渕剛 03/03/15
A「昭和」(89/3/25)
 ”雨の降る中を歩いている男”というイメージが湧くこの楽曲ですが、ボクには不思議と”荒れ狂う
海辺の砂浜を歩いている男”というイメージが強いんです。自分自身を信じぬく。今の世の中なか
なかできないことです。変動の激しい毎日が続く中で確固たる自分を持つ。そんな自分に近づくた
めに毎日を生きているんじゃないか、というような気もしています。やはり彼の歌は力をくれますね。
4303 「20歳のめぐり逢い」 シグナル 13/09/30
S(75/9/21)
 君はまだ20歳にもなっていないのにその恋に命を懸けていたんだね。懸けていた重みがそのまま
君へのしかかっているのだろう。だからその失望を僕が癒してあげる。過去など忘れてしまえるほど
彼女を幸せにしてあげたい青年の想いを歌った曲。破れてなおその恋を想い続ける彼女とそんな
彼女をどうにかしてあげたい男の素直さがここまで痛く感じるのは僕が若くなくなったからなのだろう。
1450 「二十歳の夜」 石川よしひろ 04/06/25
S(92/11/11)
 夢のために恋をあきらめる。聞けば聞くほどかっこいいことなんだろうけど、そのほとんどの場合「あ
あ、あの時あの恋を捨てておいてホントによかった」って人はまずいない。その時に自分から身を引
いてくれた彼女の優しさ、悲しみを感じて後になって悔やむんだ。その時、その恋を捨てなければ
今の自分はなかったかもしれない。そしてその時の後悔が、これからの自分を作る糧になるんだ。
1539 「butterfly」 辛島美登里 04/09/22
A「melting」(02/3/6)
 愛する相手に対する女性の情念を感じるようなバラード曲。う〜ん、彼女のデビュー当時からは
考えられないようなドロドロとした世界なんですけど、もしかしたらこっちが彼女の本当の世界なのか
もしれませんね。この愛に永遠はない。「愛は空に震えている蝶の羽根」のようにもろいものなのかも
しれない。明日私はもうあなたに会えないかもしれない。その想いが彼女の愛をさらに深くしてゆく。
3229 「働く男」 ユニコーン 09/10/22
S(90/7/21)/A「ケダモノの嵐」(90/10/1)
 仕事ができる男が好みの彼女のために気合入れて仕事に就いたはいいが、あまりにも忙しすぎて
彼女と会えなくなった本末転倒な輩の物語。彼女のためにと仕事に就いたのに彼女からは「忙しい
のはあんただけじゃない」と邪険にされる始末。いったい何のためにこんなにセコセコと働いてるんだろ
う?そんな「働く男」は今日も思うのです。せめて自由に過ごせる夢の中だけでも君に会いたい、と。
4838 「8」 スネオヘアー 15/03/19
A「8」(13/5/22)
 夏の終わりというのは、もうすぐ祭りが終わってしまうその終わりかけの時間帯に似ている。ちょっと
ややこしい書き方になるんだけど、うまくは説明できないんだけど心の奥底からこみあがってくる震え
を感じる瞬間があります。なぜか冷静ではいられなくなる。周りが騒々しくても心の中には一抹の寂
しさが生まれる。まだ終わってほしくはない。でもそれは自分に素直になれる瞬間、でもあるのです。
2494 「鉢植えの子供」 さだまさし 07/07/05
A「美しき日本の面影」(06/9/13)
 今の大人は子供たちを導くという使命を忘れ、私利私欲に走る人が多いように思える。「大人」
と「子供」にははっきりとした境界線がないから、子供の心のまま大人に成った人たちが多いのかも。
子供たちはそんな大人たちを横目に、携帯メールにだけひたすら自分の思いを打ち込む。「愛して
る」当たり前の言葉が、文字では書けても口に出しづらくなってるのは世の中のせい・・・なのかな?
457 「バチェラー・ガール」 稲垣潤一 01/09/16
A「REALISTIC」(86/3/1)
 この曲はもう「横浜ゴム(タイヤの会社)」のCMの映像がくっきりと今でも頭の中に残ってる。霧の
中を走り去ってゆく車の映像。そして「雨は壊れたピアノさ♪」と高音ボーカルが響き渡る。まるで幼
少時代のトラウマのように(←曲に対して失礼だ!(笑))、この曲は記憶の奥底に眠っていたのを
今回引っ張り出しました(笑)。この曲の出だしを聴くだけで少年時代に戻れるような気がします。
416 「八月の歌」 浜田省吾 01/08/06
A「J.BOY」(86/9/4)
 この国は二個の原子爆弾を落とされ、第2次世界大戦最大の被害者となった。しかしその最大
の被害者は、最大の加害者でもあった。そんな危害を加えた国々に、この国は「金」だけでその罪
を償おうとしている。そのような国の若者に「誇り」を持たせることができるのか。それはこの国の今後
最大の課題になるのであろう。そしてこれから先必ずボクらの身の上に降りかかってくる問題なのだ。
1183 「80km/hの気持ち」 槇原敬之 03/10/01
A「君が笑うとき 君の胸が痛まないように」(90/10/25)
 いや〜やっぱり何度聴いてもこのアルバムは甘酸っぱく、そして切ない!(笑)この曲はすごくポップ
なんですけど主人公の男の子のモジモジさと憂鬱さがにじみ出てますねえ。好きな彼女が自分に恋
の相談をしてくる。しかも彼女の好きな相手というのが自分も知ってるとてもいい人だから、なおさら
やるせなさが。彼はこのあと逆転して想いを遂げられたのか。それが描かれてないからいいのかもね。
1851 「ハチミツ」 スピッツ 05/09/30
A「ハチミツ」(95/9/20)
 キュートな女の子のジャケットが印象的(←お顔は初回盤のケースでしかわからないが(笑))なこ
のアルバムの、軽快なギターサウンドとともに始まるアルバム・タイトル曲。おそらく彼は初めて自分の
心をさらけ出せる女の子に出会ったんだろうな。う〜ん毎回思うけど、スピッツの楽曲について書くこ
とほど難しいことはないのだ(笑)。感覚的に好きだ。それが彼らの音楽への最大の言葉なのかも。
3446 「8ミリメートル」 スキマスイッチ 11/05/27
A「ナユタとフカシギ」(09/11/4)
 いつからか君と会うたびに僕は8ミリカメラをまわしてた。この幸せな風景がこのまま先へずっと続く
と思ってた。そういえば頬を赤らめながら撮った、結婚式で流そうと思ってた自分たちへの誓いのメ
ッセージもあったっけ。その誓いは今ではもう何の意味も持たなくなってしまった。もう君は隣にいな
いけど、残された8ミリフィルムの中の映像が僕にとって君がいかに大切だったかを今物語ってるよ。

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