| 1970年代から80年代初頭にかけての彼の隠れた(いや実際は隠れてるわけじ |
| ゃないんだけど(笑))名曲たちにスポットを当て、4人の名うてのプロデューサーが |
| 手がけたセルフカバー・アルバム。「1.初夏の頃」、「12.夢にいざなえ」は愛奴時代 |
| の曲。実は浜田省吾のページを作っておきながら、愛奴の曲は一回も聴いたこと |
| がありません。すみません(笑)。1stから5thまでのアルバム、そしてシングルカッ |
| プリング曲から選出されていますが、やはりボクの大好きな5th『君が人生の時・・・ |
| 』から3曲も出ているのがうれしかったことと、もっとも特筆すべきは「11.行かないで |
| 」という曲なのです。オリジナルでは情緒あふれるどこか心細いようなアレンジでし |
| たが今回のこの曲でのエレキギターは泣いている。むせび泣いているのです。ギ |
| ターアレンジの名手・土方隆行さんの手がけたこのアレンジには聴くたびに胸がつ |
| まります。泣きそうになります。それにしても彼の初期の曲ってホントにみずみずし |
| いなって感じますね。1stがモロヘヴィーなだけに、この転換はどうしちゃったの?っ |
| て、多分当時から聴いてたらボクは思っていたでしょうね。まあ1stアルバム発表の |
| 時点でボクは4歳ですから、そりゃ無理ですが(笑)。「2.街角の天使」や「3.雨の日 |
| のささやき」など、改めて曲のよさを再認識させてくれた、好企画な一枚です。 |