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〜よ

4855 「夜明け 〜rebirth〜」 KOKIA 15/04/06
A「KOKIA∞AKIKO 〜balance〜」(09/3/18)
 時にはすべてを投げ出したくなるような日がやってくることもある。明日を生きてゆく勇気を失ってし
まう瞬間が突然やってくることもある。だから一度リセットできるように「夜明け」という時間が与えられ
ているのかもしれない。ずっと陽に照らされたままなら、どこで区切りをつけたらいいかわからなくなって
しまうものね。生きている限り「再生」はできる。そのチャンスはその時を生きている僕らが持っている。
3810 「夜明け」 フラワーカンパニーズ 12/05/25
S(99/1/21)
 「夜明け」はやり直すチャンスをくれる。もちろん現実のすべてが真っ新になるわけじゃないけど「もう
一度仕切り直してがんばってみよう」って気にさせてくれる時間のように思える。真っ暗だった街に夜
明けが色をつけてゆく。今まで見えなかったものが目に映り込んでくる。なんだか新しい自分になった
ような気になる。もちろん現実は何も変わってはいない。ただ何においても気の持ちようなんだよね。
4888 「夜明けの雲」 松任谷由実 15/05/08
A「POP CLASSICO」(13/11/20)
 この盤では彼女の作品がかつて持っていた、ドライな状況にいながらウェットな感情を紡いだもが
多いような気がしますね。ここ最近の作品はなんか底抜けに明るくて奇をてらったように感じてしま
うものが多かったので正直うれしいかぎりです。あなたを想い続けるこの気持ちは、たとえあなたであ
っても消すことはできない。そんな内に秘めた心模様と、その逆側にある憂いが同居したような歌。
3296 「夜明けのスキャット」 the yellow monkey 09/12/28
S「嘆くなり我が夜のファンタジー」カップリング曲(95/3/1)
 由紀さおりの言わずと知れたかの名曲をカバーした歌謡ロックバラード。重厚な演奏と吉井さんの
妖艶なボーカルがこの楽曲の世界をさらに色濃く反映している気がします。この頃の彼らがテーマに
してた「愛と死は隣合わせ」にすごく合致してるし、冷たいだけのはずの「死」に「美」を感じてしまい
ます。それにしてもスキャットが大部分を占めるにもかかわらず聴く者を飽きさせないこの曲、すごい。
4202 「夜明けのBEAT」 フジファブリック 13/06/21
A「MUSIC」(10/7/28)
 山もなく谷もなくという表現が合っているかどうかはわかりませんが、そんな平坦なメロディーに青年
のもどかしさがつめ込まれてる曲。その平坦なメロディーに思いっきりアグレッシブなアレンジをかけるだ
けでここまで痛快な作品に生まれ変わってしまうとは。”バクバク鳴ってる鼓動 旅の始まりの合図さ”
って確かにそうだよな。まだ足を踏み入れたことのない場所に恐るおそる進んでゆく心情がリアルだ。
1420 「夜明けのブレス」 チェッカーズ 04/05/26
S(90/6/21)
 その昔この『夜明けのブレス』という曲を夜明けに白い息を吐きながら聴いていた経験があります。
だからどうだってことはないんですけど(笑)。これからもずっと君を守ってゆくよっていう男の誓いがこの
曲にはこめられている気がします。そして君が生きている、それこそ僕が生きている証なんだ。う〜む
簡単に言えそうな言葉だけど、真面目な顔してなかなか言うことできないよなあ、この言葉(笑)。
3209 「夜明け前」 ユニコーン 09/10/02
A「ケダモノの嵐」(90/10/1)
 真っ暗闇の中から語りかけてくるようなほぼアカペラに近い作品なんですが、不思議な雰囲気を
醸し出している曲です。2分強という短い時間の中に、愛しい人の寝顔を見つめてるだけでささや
かな幸せを感じる男の横顔が浮かんできます。ただこの二人、ちょっとわけありで公然とは愛し合え
ない間柄のようです。いつの日か堂々と愛し合えるようになるその日まで。そんな切ない曲ですね。
395 「夜明け前に」 柿島伸次 01/07/16
A「夜明け前」(94/3/2)
 この曲が収められた彼のアルバムは屈指の名盤。ぜひ探してでも聴いてもらいたい楽曲の数々。
それはさておいても、この「柿島伸次」ってアーティストをこのまま埋もれさせたくないなあ。この曲は
彼のファーストシングル。「夜明け」ってこれから何かが始まるというような妙な期待感を持たせてくれ
るひとときなんだ。実際は仕事中のためそんな雰囲気にまったくひたってられないんだけど(苦笑)。
4815 「夜明けを待っている」 高橋優 15/02/24
A「僕らの平成ロックンロールA」(12/12/26)
 不安を無理矢理やりこめたくて夜中につけたテレビのニュースで報じられている、世界中で起こ
っているさまざまな事件に心を痛めるとしても、それがどんなに深刻な問題なのだとしても、身のま
わりで起こっている些細なことの方に心をもっていかれてしまうのはやはり人間のサガなのだろうか。
僕は今夜も夜明けを待っている。君と笑顔で何もかもが分かち合える朝が来ることを願いながら。
4036 「酔い語り」 河島英五 13/01/06
A「作品集」(79/5/25)
 人生は誰から何を言われようと最終的にすべて自分の責任なんだ。誰かのせいにしてみたって
誰も責任なんかとってくれない。ただ自分の人生だからと好き勝手に生きるのも違う気がする。好
き勝手生きてるように見える人にも裏にはきっと言いたくないことのひとつやふたつあるだろう。畳職
人になろうとした青年の歌。人は時代錯誤というかもしれない。でもこの歌、すごく好きなのです。
4136 「陽」 奥田民生 13/04/16
A「FAILBOX」(97/6/9)
 彼の作品の中で異色ともいえるほど、暗い(笑)。とはいえ、歌われている内容まで暗いわけでは
なくて、君たちの行く手に何が待ち受けていようともさじは投げるな、媚びるな、という人生指南のよ
うな曲。今より先を見てきた人はいないんだからね。辺り一面が暗いからこそ、その先まで走り続け
ていけば、やがて陽の光が君たちを照らしてくれるだろう。そんな意味にもとれるタイトルですよね。
4599 「よう挑んだ」 野狐禅 14/07/23
A「野狐禅」(08/12/17)
 いったい何を目指していたのだろう。どんな人間になりたかったんだろう?走り出す前はあんなに
も未来に目を向けていたのに、最近じゃすっかり昔を振り返ることが多くなった。それが再び走り始
める合図だ。今までの人生をくぐりぬけて来たことは決して無駄にはならない。その苦悩がより心を
タフにしてるんだ。今まで大変だった人生に、よう挑んだ。そしてこれからの人生に、用意ドンだ!
1902 「ようよう」 SION 05/11/20
A「抱きしめて」(95/11/22)
 タイトルどおり「ようよう!」と話しかけてくるように歌われた曲。「チャラチャラした歌はもうたくさん。
イカしたやつを聞かせておくれよ」という詞。その当時の音楽業界事情とかも反映されてるのかなあ
?(笑)まあ理屈抜きにとにかくものすごいやつ聞かせてくれたら、オレはもうどこにでもついていっちゃ
うよってある意味彼らしい歌だよなあ(笑)。やぶからぼうに話しかけてくるような歌って好きですね。
4373 「ヨーイドン」 Mr.Children 13/12/09
S「四次元 Four Dimensions」(05/6/29)
 僕らはいつの間にか合図もなしに大人になっていた。子供の頃に想像もつかなかった悩みやつら
いこともたくさん増えた。迷うのは若い頃だけだと思っていたけど、充分大人と呼ばれる年代になっ
た今だって迷いまくっている。でもすべての人がそうかといえばそうでもない。まわりには理想的な歳
のとり方してる人もいるし今の悩みやつらさもきっとこの先役立つだろうし。そう思いたいよね(笑)。
685 「夜風の中から」 中島みゆき 02/05/10
A「みんな去ってしまった」(76/10/25)
 自分の前から消えた彼女は今も笑いながら夜の街をさまよってるんだろうな、と思ってる男の歌。
この男は今でも彼女を忘れられずにいるんだなってことが曲の行間から読みとれます。こうした行間
から歌詞以上のものが読み取れるアーティストは数少ない。しかも彼女は2ndアルバムからやっての
けているってところがやっぱりすごい。メランコリックなこの曲調からは淋しさが響いてくるんですよね。
2524 「予感」 MY LITTLE LOVER 07/08/04
A「akko」(06/12/6)
 何とも切なくなるメロディーに乗せて歌われた楽曲なのです。ふと、ある瞬間に幸せを感じてどん
なに「このまま時間よ進まないでほしい」と願っても、無情にも時計の針を止めることなどできない。
そして悲しいことに人の心もいつまでも同じ場所にとどまってはいられない。常に流動的な心を持つ
人間が今よりも幸せを感じられるようになるかどうかは、やはり自分自身にかかってくるんですよね。
4566 「預金通帳の歌」 馬場俊英 14/06/20
A「キャンディー工場」(13/10/9)
 預金残高がゼロになる時、それは自分がゼロになるということを示しているのだろうか?確かにお
金は生きてゆくうえでの大切なツールだ。でもその残高で自分というものが推し量られてしまうとい
うのもどこか悔しい。この曲では見覚えのない会社からじゃんじゃん通帳に入金されてしまう男が描
かれています。それをラッキーだと思うか、恐怖を感じるか。お金って怖ろしい。でも、欲しい(笑)。
2235 「欲望」 ホフディラン 06/10/19
S(98/7/1)
 その曲を聴いた瞬間、その歌を初めて聴いた当時に心が戻ってしまうような曲って誰にでもあると
思います。この曲がまさにそうなんです。この輪廻が繰り返されるような魅惑なメロディーに、今聴い
てもとりこにされてしまいます。道に迷って泣いていたらいつの間にか君がそこにいて、気づくと泣きや
んでいる僕がいた。詞に心動かされたってわけじゃないんだけど、ああなぜか心は1998年へ(笑)。
4848 「よく虫が死んでいる」 森山直太朗 15/03/29
A「自由の限界」(13/12/11)
 「私の部屋ではよく虫が死んでいる」という、またもどうでもいいんだけどやっぱり気になるこのテーマ
をGS歌謡風ロックにのせて歌った曲。確かに恐竜の時代から滅びずに生き延びてきた割には簡単
に死んでしまうこのはかない存在。虫は話の主になることはあまりないけど、でも人生の中で常に最
も身近な場所にいるね。この盤で『どこもかしこも駐車場』と二分するほどの存在感を放ってるね。
4310 「横顔」 鶴 13/10/07
A「ハートの磁石」(11/12/7)
 思えばいつも君に対して上から目線で見ていたな。「僕の気持ちを確かめないと不安になる」と
こぼしていた君の気持ちをなぜあの時流してしまったのだろう。一緒にいた時に何気なかった君の
すべてが今こんなにも愛おしく感じられる。こんなことならちゃんと僕の気持ちを伝えておけばよかっ
たな。もう僕の元には戻ってこない君の横顔。何かにつけて浮かんでくるその横顔に男は今日も。
2318 「横恋慕」 稲葉浩志 07/01/10
A「Peace Of Mind」(04/9/22)
 この曲を最初に聴いた時は単なる男女の三角関係を歌った曲だと思っていたんですよ。だけど
聴いていくうちに実はそんな単純な男女関係を歌っているんじゃなくて、今の世界情勢を歌って
いるんじゃないのか?って気がしてきたんです。資源のない大国が資源ある発展途上国を狙う構
図があてはまるなって。言い換えれば男女関係も世界情勢も”嫉妬”の一言で片付くんだよな。
2264 「横恋慕」 中島みゆき 06/11/17
S(82/9/21)
 自分自身をどん底まで落としてしまう破れた恋の唄が多い彼女の作品たちですが、この曲は軽
いポップなメロディーと歌声がその切ない状況を和らげている・・・ように聴こえるけど、逆にこの女性
の健気さと”どうがんばっても実らない恋の現実”が強調されて伝わってきて、暗く悲しげに歌う曲よ
りもグッときます。電話した先の女の持つ受話器の横にいるはずの彼に別れを告げる”悲しい”歌。
1781 「四時五分」 ゆず 05/07/22
A「ゆず一家」(98/7/23)
 昔の自分が大好きっていう人はまあいてもごくわずかだとは思いますが、大多数の人は昔の自分
を恥ずかしく思ったり「若かったなあ」なんて苦笑したりすると思うんです。だけどその昔があったから
今があるんだって思えば、そんなだった自分も嫌いにはなれそうもありません。今の自分がたいした
奴なのかってのも疑問ですが(笑)。さらに年をとったら、また今の自分のことをそう思うのかなあ?
3393 「ヨシムラ」 さだまさし 10/04/04
A「家族の肖像」(91/7/25)
 子供の頃の面影しか知らない友人を道でばったり見かけた時、思わず「お互い歳くったなあ」と思
っちゃうんだけど(笑)ケンカばっかりしてた仲の友人でも、そこには古きよき思い出しかないんですよ
ね。もちろんその頃はその頃で、その年齢なりの悩みを抱えていたはずなんだけど、不思議とそんな
につらい思い出は浮かんでこないのです。それはきっと自分が「今」を生きてるからなんでしょうね。
666 「よそゆき顔で」 松任谷由実 02/04/21
A「時のないホテル」(80/6/21)
 「観音崎」って場所は、神奈川県の三浦半島にあるんですけど、夜中行くと今でも街灯のないよ
うな真っ暗闇な場所なのです。・・・話を歌に戻しますが(笑)この曲では昔散々悪ぶってた女の子
が、いざ結婚を決意したと同時に昔の青春を過ごした恋人、友人、風景に別れを告げています。
こういう昔悪ぶっていた人に限って、お堅い人と結ばれるってのは人生の七不思議ですよね(笑)。
4712 「夜空の太陽」 フラワーカンパニーズ 14/11/13
S(13/8/28)
 昔は月を見上げるのが大好きだった。そういえばここのところまったく見上げていないな。打ちのめさ
れる日常に慣れてしまって、見上げることすら忘れていた。大宇宙の広大さから比べれば僕が今抱
えてる悩みなんてとるに足らないほどちっぽけなものだ。その広大さを感じるたびに何でもできそうな
気になる。挫折が夢の終点なんかじゃない。悔し涙を流したところ、そこが夢の出発点なんだよね。
1227 「夜空の星くず」 真島昌利 03/11/14
A「HAPPY SONGS」(91/4/10)
 すごくシンプルなラブソングなんですけれど、彼のこの世界がメッチャクチャ好きなのです。大好きな
あの娘も見ているであろう、この無限に広がる夜空の星くずに向けて自分の想いをそっと打ち明ける
少年。彼のしゃがれたボーカルとあい舞って、少年が彼女に恋してることによるうれしさと淋しさが同
居している感情が手に取るようにわかるんです。つくづく思うけど嗚呼、若いっていいよなあ〜(笑)。
3725 「余談」 チャットモンチー 12/03/01
A「告白」(09/3/4)
 寝ている時に見る夢も、恋に夢中になってる時も、どこか自分が自分じゃないような気がする。
いつもなら絶対納得しないことも、夢の中や恋の相手に対してなら普通に許せてしまう自分がい
る。どちらの自分も本当の自分じゃないんだけど、でも正真正銘自分なわけで。ホントにごく個人
的な事なんだけど自分で自分がわからなくなる瞬間ってあるよね。取るに足らないことなんだけど。
4823 「四つの手のひら」 GOOD ON THE REEL 15/03/04
A「シュレーディンガーの二人」(11/8/17)
 僕らの絆は驚くほどはかなくもろい。地道に少しずつ編み上げていったとしても、何かの拍子に壊
れてしまうことがある。人の気持ちなんてそれぐらい簡単に崩れてしまうものなんだよね。だから簡単
に壊れないようにひとつひとつ丹念に僕らの紡ぎ出す糸で縫っていこう。そのために僕らは温かい手
のひらを2つずつ持っているんだよね。うれしいことも悲しいことも縫い込んでいこう。これからもずっと。
1578 「4年目の秋」 浜田省吾 04/10/31
A「君が人生の時・・・」(79/12/5)
 冷静に考えると「いったいどこから見てるんだよ」と思ってしまいますが(笑)彼のこういうある種ナレ
ーション的な歌って好きなんですよね〜。歌詞には出てきませんけど、この歌を歌っている彼自身も
実はこの曲のもうひとりの登場人物で、なんとか彼女に幸せになってほしいと願ってる青年像を浮か
びあがらせます。秋の早朝を感じさせてくれるこのギター音の雰囲気が、また何ともいいんですよね。

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