”オフコースサウンド近代化”という言葉がふさわしい8枚目のアルバム。メンバーの名前だけが書かれたジャケットに、 |
「オフコースは5人組ですよ〜」ということを広めたい意思が感じられます(笑)。「1.時に愛は」は、二つの愛が紆余曲折を |
越え、ふたたびひとつになるストーリーを歌っています。「2.僕等の時代」は新しい時代に目を背けず、昔にとらわれない |
で!という曲。「オフコースは変わってしまった」という批評がこの頃かなりあったんでしょうね。「3.おまえもひとり」は二股
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をかけてる男の友人(←多分)に向けて歌った曲。「さよならを2回してあとは振り向くな!」・・・う〜ん極論!(笑)「4.あなた |
より大切なこと」はアップテンポでメロディアスな一曲。今まで”愛”について歌ってきた小田さんの、自分への問いかけの |
ような気もしますね。「5.いくつもの星の下で」は男の告白歌。誰にも自分の本心を言わなかった男が、初めて愛する人に |
打ち明ける瞬間を歌ったバラード曲。「6.一億の夜を越えて」はオフコース・ロックの名曲。他の人が何と言おうとも、自分 |
の信じた道を突き進めというメッセージが感じられます。「7.せつなくて」は小田・鈴木が関わっていない初めての曲。歌も |
松尾さんが歌ってます。待ちつづけて心さえ冷えてしまった彼女に対して歌ったまさに切ない曲。「8.YES-NO」は自問自答 |
歌(笑)。だけどオフコースの中でもこの曲好きなんですよね〜ボクは(笑)。「9.私の願い」はスローバラード。会うたびにキ |
レイになってゆく彼女に対して、何も変わらない自分は・・・という男の素直な気持ちが綴られています。「10.きかせて」は |
心変わりして他の男のところへ走った彼女に対する質問歌(笑)。自分のどこがいけなかったんだろうという男の歌。シン |
グル『さよなら』が大ヒットした後のアルバムだけに、注目度がヒジョーに高かったアルバムなんでしょうね、きっと。 |