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〜わ

4614 「わたがし」 back number 14/08/07
S(12/7/18)/A「blues」(12/11/21)
 よく君を夏祭りに誘えたものだ。人生で最も勇気をフル回転させた瞬間だった。君は僕の話に
楽しそうに笑ってくれてつられて僕も笑い出す。でも内心はどうやって君への気持ちを伝えようかっ
てそればかり。残された時間はあとわずか。早く言わなきゃと思うほど何から切り出せばいいかわか
らなくなって。内気な男の気持ちをここまで的確に歌い上げた作品がかつてあっただろうか!(笑)
2478 「私さがし」 小松未歩 07/06/19
S(03/6/25)
 最愛の彼との恋を終えた女性の後日談をそのまま歌にしたような楽曲。確かになぜか愛にはい
つも哀しい結末が用意されているような気がする。愛が永遠につづくものではないからこそ、愛する
人が忘れられない人になるのだろうけど。悲しい歌だけど、彼女はしっかりと前を向いている。ゆっ
たりとした優しいメロディーと、そして彼女のいい意味で淡々と綴るボーカルに味があるんですよね。
1878 「轍 〜わだち〜」 コブクロ 05/10/27
S(01/6/20)
 後ろを振り向けば、自分がここまでどうにかこうにかもがきながら来た轍が広がっている。でもそれ
は過去に起こってしまったことで、誰にもどうすることができないことなんだ。だけどこれから来る”明
日”という日には、誰の足跡もない雪原のように道には何も描かれてはいない。だから、もう済んで
しまった昨日を振り返るよりも、これからの未来に目を凝らそうよ!と歌った、元気をくれる一曲。
1003 「私たちは春の中で」 中島みゆき 03/04/02
A「わたしの子供になりなさい」(98/3/18)
 ここで歌われている「春」は、イコール「恋」だと思っているんですが(笑)。恋の中に身を置くと、今
まで自分が大事だと思っていたもの、これが自分の中では正しいんだと思っていたものが揺らぐって
いうことを歌っているんじゃないかなって思っています。しかもこのパンチのあるボーカルに管楽奏が加
わって、気の揺らぐ歌詞とは裏腹にとてつもないパワーに満ちあふれた一曲となっていますね(笑)。
2051 「わたしの子供になりなさい」 中島みゆき 06/04/18
A「わたしの子供になりなさい」(98/3/18)
 しっとりとしたさみしいメロディーのピアノイントロが印象的な曲。”言葉はそれほど重要ではない
んだよ”と言われてる気がします。”あなたが泣くときは わたしは空を見よう””疲れているのなら だ
まって抱いていよう”その人に優しい言葉をかけることが大事なのではなく、その時誰がそばにいる
のかが大事。恋とか愛とか難しく考えず”わたしの子供になっちまいなさい”って姿勢が好きです。
2454 「私のすべて」 河口恭吾 07/05/26
S(05/8/24)
 大切な人と一緒にいれる幸せをひそやかに歌ったバラード曲。でもそう単純に曲の内容が素直
に耳に入ってこないのがアポロの悪いところでして(笑)やはりこの曲の主人公の心は悲しみに満ち
あふれている気がします。苦しさ8割、幸せ2割。これが生きていく上での”黄金比”であるよう
える。だから数少ない幸せが余計に輝いてみえたりするんですよね。タイトルのつけ方がニクいな。
2945 「私の素直」 辛島美登里 09/01/11
A「ブーケガルニ」(07/11/21)
 本当に相手を想う気持ちとは一途に相手を見つめ続けるってことばかりじゃなく、お互いが「疲
れた」と素直にこぼせるような、そしてさりげなく「ありがとう」と言えるような、そんな関係を築くこと
なんじゃないか?というテーマを歌ったバラード曲。どちらの想いが強いとか弱いとか、上とか下とか
じゃないんですよね。何にせよこの曲のイントロがたまらなく切なくて、そこがまたいいんですよね。
3811 「私の太陽」 KOKIA 12/05/26
A「Remember me」(03/11/12)
 どんな人にもできることがある。それは「祈る」ということ。決して叶わない望みなのかもしれない。
自分にはどうすることもできないことかもしれない。誰かの無事を祈る。誰かの回復を祈る。いつま
でも誰かにそばにいてほしいと祈る。もちろんそれだけでは事態は好転などしない。でもそれでも祈
らずにはいられない人々の想い。最終的に人間ができるのは「祈る」ことしかないのかもしれない。
1318 「私の願い」 オフコース 04/02/14
A「We are」(80/11/21)
 いつまでたっても自分は変わらないのに、君は逢うたびに素敵になっていく。君に対し求めるもの
は何もない。ただ君がこうして僕のそばにいてくれればそれでいいんだ。そんなささやかな願いを綴っ
たささやかなバラード曲。君の笑顔さえ見ていられれば、それだけで僕は幸せなんだ。優しさあふれ
ると同時にどこか無性に切ない。それがオフコースの大きな魅力のひとつなんだと改めて思います。
829 「私のフランソワーズ」 荒井由実 02/10/02
A「MISSLIM」(74/10/5)
 ユーミンのルーツのひとつともいえるフランスの有名な女性歌手、フランソワーズ・アルディに語りか
けるように歌われた初期のバラード曲。淋しさを感じる度に、ある歌を聴くことによって癒されるって
いうのはとても幸せなことだと思います。それこそがまさに音楽の持っている力なのでしょうね。それ
でもボクはこの曲聴くと逆に淋しくなってしまうんだよな。ホントに不思議な雰囲気を持つ曲です。
3850 「私は犬になりたい\490」 さだまさし 12/07/04
S(09/4/29)
 これは壮大な家族愛の歌だ。ソフトバンクの「ホワイト学割」にかけて”¥490で何ができるか”を
テーマに描かれてはいるが、たとえ足蹴にされても家族の一員として共に生きていこうとする悲しき
叫びなのだ。\490。確かにハシタ金だ。どこかに行って何かをしようにも微妙な金額である。でも問
題は金額じゃないのだ。ただ最後に「犬になりたい」に落ち着く一家の主が不憫でならない(笑)。
4311 「私は歌う小鳥です」 KOKIA 13/10/08
A「songbird」(99/7/16)
 歌手という職業は自分の声をメロディに乗せて相手に何かを伝えるというかなり特殊なものですよ
ね。歌うことは誰でもできる。それを稼業とするには誰かに「この声は大衆に受け入れられる」と認め
てもらわなければならない。もちろんその人の持ってる個性も重要だけど、それ以上に運にも左右さ
れるし長く続けられる人はひと握り。それでも誰かに歌で何かを伝えられる喜びを素直に歌った曲。
2075 「私は泣かない」 辛島美登里 06/05/12
A「NIGHT & DAY」(94/3/9)
 恋人たちの別れる瞬間の女性の心情をそのまま歌にしたようなバラード曲。決して彼とは別れた
くない。だけどこのまま一緒にいれば二人はきっと今よりも傷ついてゆく。だからお互い憎しみあって
別れるのではなくて、ありがとうを言って別れよう。そんな女性の悲しみが刻みこまれています。これ
からの私には、今までのようにもう頼れる人はいないんだ。その決心に胸が締めつけられる曲です。
1338 「私一人」 村下孝蔵 04/03/05
A「初恋 〜浅き夢みし〜」(83/8/25)
 愛する人を追って彼の住んでいる街まで来てみたけれど、結局彼はもうそこにはいなかった。だけ
ど彼と一緒に暮らせないとしても、私は彼の暮らしていたこの街で一人で生きていける、という女性
の決心を歌った一曲。ドアに映るさびしそうな自分の顔を見るたびに悲しくなるっていう一節に、実
は彼女はただ強がってるだけなんだっていうことを感じ逆に途方もなく切なくさせられる曲なのです。
2141 「私をたどる物語」 熊木杏里 06/07/17
S(05/4/6)
 父親に頬をぶたれた少年、母親に髪を切られた少女。彼らはそれぞれ家を飛び出して、自分
の存在、そして親の存在を疑いながら街をさまよう。でもそれは違うよ、その親がいなければ君らは
存在しないんだし、君らは自分で自分だけの物語を作ってゆくべきなんだよ、と優しく語りかけるよ
うに歌われた曲。”人生”って物語は他人に委ねられない、自分でしか作れないものなんだよね。
3909 「私を必要としてくれる人がいます」 馬場俊英 12/09/01
S(10/10/13)/A「HEARTBEAT RUSH」(11/4/13)
 あの街で私の存在意義を見つけることはできませんでした。悲しみから逃げるように生まれたこの
街に帰って来たけど、この街には私を必要としてくれる愛すべき人たちがいます。もちろんあの街で
暮らした日々が無駄だったとは思いません。あの時悲しみを知ることができたからこそ今の私がいる
のだから。幸せは涙なしでは手に入らない。それを知っているからこそ手に入るものなんですよね。
3308 「わちがひ」 熊木杏里 10/01/09
A「殺風景」(03/3/26)
 独りでいるのにまるで二人でいるように淋しくない時がある。二人でいるのに独りぽっちでいるような
淋しさを感じる時がある。他人からはわからないそんな「輪違い」な瞬間を歌にした曲。だけど淋し
かろうが淋しくなかろうが「君」の存在が大前提になっているのは間違いないわけで、「君」が存在し
ていなければそんな感情すら生まれて来ない。だから人とのつながりって、ある意味切ないのです。
2446 「ワッフルワンダフル」 斉藤和義 07/05/18
A「ジレンマ」(97/2/26)
 朝も昼も夜も、いつも笑い合っている恋人たちの姿を描いた楽曲。そこは悲しみひとつない素晴
らしい世界。今までも、そしてこれからも出会った頃のような情熱的なキスをして、そしてふたりで甘
い甘いワッフルを食べよう・・・という幸せ一辺倒の歌のように聴こえますが、だからこそなぜか悲しく
感じるんですよね。ボクが思うにこの曲はきっと主人公の届かぬ理想を描いてみた歌なんだろうな。
4804 「笑えれば」 ウルフルズ 15/02/13
S(02/2/20)
 どうにも思うようにいかない世の中だとしても一日の最初から最後まで仏頂面で過ごしているわ
けじゃない。どんなにつらく情けない自分をさらしたとしても一日の最後に笑えれば、それはそれで
いいんじゃないか。望んでいる場所にまだまだ届かないってことは、まだまだ自分に何かが足りない
からだ。今それをいきなりどうこうしようとしたってしょうがない。人生はこれからまだ続くんだからさ。
4196 「笑ってあげる」 ザ・ハイロウズ 13/06/15
A「バームクーヘン」(99/6/9)
 どれだけ自分を捨てられるか、そして自分を捨てずにいられるかなんだと思う。世の中の常識に
当てはめると笑われてしまうようなことも、意志さえしっかり持っていればなんの苦痛もないわけだか
ら。でもうまくはいかない。だから何かに頼ってみたくなる。ただ何かを我慢して苦行の中に見えた
真実って本当に真実なのだろうか?周りを煩悩に囲まれてるからこそ、見えてくるものなのでは?
1841 「笑っていこう」 ぶんやともあき 05/09/20
A「笑っていこう」(03/10/16)
 明日からまた仕事かあ。そんな気分になってしまうのは誰もが同じ。けれどもその仕事がなかった
としたら生活してゆけないというのもまた事実。だとしたら、苦しくったって頭を抱えてたって、まずは
笑っていこうよ。そんな気持ちを歌にした楽曲。そりゃあ我慢なんてできればしたくない。だから笑い
ながら自分から仕事を楽しんでいくしかな〜い!もちろんできたらいいなって話なんだけどさ(笑)。
4143 「笑ってたいんだ」 いきものがかり 13/04/23
S(11/7/20)/A「NEWTRAL」(12/2/29)
 未来を明るく照らす確かな光なんて、そうそう見つかるはずもない。でも生きてる以上僕らは笑っ
て生きていきたい。じゃあどうすればその笑顔の素になる光にたどり着くことができるかというと、やっ
ぱり目の前にいる君をどうやったら笑顔にできるか、なんだと思う。君が笑えば僕もうれしい。笑顔
になれることをあきらめない。時にはつらいことがあってもそこからすべての笑顔は始まってゆくんだ。
3841 「笑って笑って」 奥華子 12/06/25
S(09/6/3)/A「BIRTHDAY」(09/7/15)
 「昨日よりも今日が素敵で 明日さえもいらないくらい」の日々を過ごしていければ、充実した人
生になるんだろうけど、本当にそうだろうか。時には泣けないほどつらく悲しい日にも当たるだろう。
だけどそれを笑える日に近づけていこうとする心を持つことが、きっとその先の笑顔を作ってくれるは
ず。笑顔ばかりの日々に本当の喜びはない。つらく悲しいことがあるからこそ笑顔は輝くんだよね。
1139 「わらの犬」 藤井フミヤ 03/08/17
S(98/8/1)
 とにかくこの曲を取り巻くのは一面雨の世界。その中に僕と君がいる。とてつもなく弱い僕はまる
でわらで出来た犬のようなものだ、と歌われています。聴いてて気づいたんですが、この曲の世界
には「言葉」という概念があまり感じられないんですよね。つまり男性も女性も雨の中でお互いに
術なすもなく見つめあったまま。そしてただ降り注いでいる雨だけが静かに音を立てているのです。
1979 「笑わせるじゃないか」 中島みゆき 06/02/05
S「悪女」カップリング曲(81/10/21)
 あの人が私を好きじゃないというのはわかってるし、あの人に好きな人がいることも知ってる。周り
の人が「誰かあいつに教えてやれよ」と囁いていることにも気づいてる。でも・・・そんな女性の一途
な心情を綴った楽曲。比較的軽く柔らかなメロディーと歌声でほんわかゆったりと演奏されている
けれど、だからこそ、彼女の成就できないとわかってる恋に対する悲しさが伝わってくる曲ですね。
1130 「悪い夢」 浜田省吾 03/08/07
A「マインドスクリーン」(79/5/21)
 若い頃、今自分が立っているこの場所を目指してきたはずなのに、いざその場所に立ってみれば
逆に今まで持っていた大切なものをすべて捨て去ってしまっていた自分がひとりでポツンと立ってい
る。それを彼は”悪い夢を見ているよう”と表現している。よっぽど切迫した心境の時に作られた楽
曲なんだろうな。でもそこからまた飛び立とうとしている姿勢が、この曲のせめてもの救いなのです。
3058 「わるいゆめ」 B'z 09/05/04
A「ACTION」(07/12/5)
 こんなつらい思いをするんだったら、いっそ好きになることなどなくなればいいのに。彼女が出て行
った部屋で虚ろに話題作の映画をダラダラ観る男。彼女とは平和な関係を築けてたはずだった。
でも彼女にとってそれは退屈なものだったらしい。誰もがみんな優しく包み込んでくれるような平和
を望んでる。はずなのに真逆なスリルも欲しがる。これ、あくなき人間の欲望の表れなのかもね。
3354 「ワルツ」 スネオヘアー 10/02/24
S(05/5/25)/A「カナシミ」(05/12/7)
 まるで優しい陽射しを浴びているかのような鮮やかでポップなメロディーに乗せて歌われたラブソ
ング。何の確証もない運命の中で出会ったふたり。そこにワルツのような旋律が描かれてゆく。何
かを探してたはずなんだけど、それが何だったのか今となってはもうはっきりと覚えていない。だんだ
ん探してたもの自体がもうどうでもよくなってゆく。ただその陽射しの中に君がいてくれるのならば。
3507 吾亦紅」 さだまさし 11/07/27
A「逢いみての」(93/10/25)
 子供たちにとって便利な世の中がいいのか、不便な世の中がいいのか。その答えを一概に決
めることはできませんが、ただ不便な方がその創造力を育んでくれるんじゃないかな。もちろん今
の世の中だってたくさんの人々が知恵を絞って便利にしてきたんだから、一概に「悪」とは呼べな
い。こんなこと言えるのもこの便利な世の中を作ってくれた先人たちがいたからこそなんだけどね。
4348 「我忘レ和ルツ」 アンダーグラフ 13/11/14
A「花天月地」(11/4/27)
 夜は誰もが夢を踊らせる時間。昼間の社会にがんじがらめに縛られた「もうひとりの自分」を解
放できる大切な時間。誰もが仮面をつけて、凝り固められた個性を忘れて、ただ欲求のおもむく
ままに踊り続ける。もちろん「夜」は時間が限られている。やがてまた仮面をとらざるをえない朝が
来る。ただ本当は皆が仮面をつけ踊っているこちらの方が「素顔」ではないのか、と思えるのです。

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