3rdアルバム 『KOMEGUNY』 1987年10月21日
 
 
 もし米米クラブに興味を持った人がいたら。確実に最初にオススメするであろう、正統派なアルバム
がこの『KOMEGUNY』なのです。アルバム名の由来はただ「アメリカで録音したから」という相変わらず
なものですが(笑)見事に「米」と絡めてます。「1.Only As A Friend」は「後悔」という言葉をキーワードに
描かれたメロディアスな一編。風景の描写がそのまま聴く者の心に浸透してきます。「2.sure danse」
カールスモーキーの魅力が十二分に発揮されたロックチューン。少しエロティックな詞に、当時高校生
のボクはドキドキしたもんだ(笑)。「3.浪漫飛行」は誰にも有無を言わせない名曲だ。まるで空を飛びま
わっているかのような一曲。しかも人生を考えさせられる詞。そして極上のメロディー。・・・それだけに
後年のシングルカットにはなぜか拒否反応を示してしまった曲。老若男女が口ずさめる米米の中にお
いて稀有な存在(笑)。「4.Collection」ではここまで影を潜めていたアブない米米が(笑)。君は僕のコレ
クション。だからそんな脅えないで、僕に心を開いて・・・と、まるで拉致監禁してるかのようなこの歌詞で
すが、メロディーはメチャかっこいい!「5.Primitive Love」は小野田氏の澄んだボーカルが冴え渡る曲。
メロディーはとても爽やかなんですが、だけど詞はやっぱりちょっとエッチだ(笑)。「6.Make Up」はアップ
テンポな一曲。「今しかできないことに命かけてよ」っていう詞が痛烈に響いてきます。あくまで女性に対
して歌われてるんですけどね(笑)。「7.Misty Night」は2ndの「ミッドナイト・レジスタンス」の流れを汲んで
いる一曲。「夜の街」の雰囲気を歌わせたら彼らは天災だ・・・いや天才だ(笑)。「8.Hollywood Smile」
ブルージーな曲。要するにこの曲では彼らにとって女性がすべてなんですな(笑)。「9.Hustle Blood」
文字通り血が沸きあがるほどの興奮状態を無理矢理歌にしたような(笑)小野田氏のロックチューン。
でもこの曲好きなんだよなあ、言葉にはできないんですけど(笑)。そして「10.Twilight Heart」は不思議
な感覚を覚える、まさに普遍ささえ感じてしまうファンタジーあふれる一曲。あのぅ、冒頭で「正統派」と言
いましたが今聴いてみてこのアルバムは世間の感覚に最も近い・・・という表現の方が正しいかな?(笑)
1. Only As A Friend
2. sure danse
3. 浪漫飛行
4. Collection
5. Primitive Love
6. Make Up
7. Misty Night
8. Hollywood Smile
9. Hustle Blood
10.Twilight Heart
 
 
 
 
 
 

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