11thアルバム
リボン
06.1.18
 
1. リアル
2. もうすぐ30才
3. 冷めたコーヒー
4. 超特急
5. しんしん
6. ニンジン
7. ヒーロー見参
8. チェリートレイン
9. ダスティンホフマン
10.夕立ち
11.陽はまた昇る
12.一っ端
13.女神
 
 
 
 
 ある意味”2度目の「ゆずの素」”ってぐらいパーソナルな曲が多い。大きいテーマを歌うことも大事だけど
こういった身近なテーマをいつまでも歌ってほしい気がしますね。今後のテーマ曲になるんじゃないかなって
感じる「1.リアル」はカッコ悪い、情けない僕等の唄をカッコつけて唄い続けるんだ・・・ってなんてカッコいい
んだ(笑)。まさに「2.もうすぐ30才」になろうとする彼らの想いを歌にしたこの曲は、ただ漠然と思ってた”大
人”へ微妙な気持ちがそこに(笑)。意見の食い違いで別れてしまった”君”を思いながらも、意固地な自分
を悔いてはいるけど崩せなかった葛藤を歌った「3.冷めたコーヒー」、スピード感あふれる「4.超特急」は駆
け抜けてきたあの頃の自分に戻ることなんかできないけど、あの頃の思いや衝動はこれからも持ち続けて
いくぞっていう彼らののうひとつのテーマ曲。冬の街でいなくなった”君”を思い浮かべるバラード曲「5.しんし
ん」。君が人を愛することを教えてくれたんだという感謝の気持ちが悲しい。誰かのひいてくれたレールから
外れてみろ!って歌われた応援ソング「6.ニンジン」「7.ヒーロー見参」は文字通り自分が窮地に立った時
に現れてくれるヒーローのことだけど、実はそんな人はいないよっていう現実を歌ってる。「8.チェリートレイ
ン」は少年から大人になった瞬間を歌った曲。もう子供には戻れない・・・そんな恐れとか不安とか・・・懐か
しい!(笑)「9.ダスティンホフマン」はかつて別れた彼女が結婚すると聞いて、寂しさが倍増してゆく青年の
歌。まさに等身大!(笑)雨の中通行人のふりをしながらごまかして歩いてる自分を嘆きながらも、そんな自
分に納得がいかない青年の心のうちを綴った「10.夕立ち」、サックスフォンが印象的な「11.陽はまた昇る」
はさらなるテーマ曲(←何曲目だ?(笑))。突き抜けるような何かを感じる、そんな楽曲。そう、誰のもとに
も陽はまた昇るんだからね。「12.一っ端」は、デビュー当時の彼らに戻ったようなそんなパーソナルな楽曲。
ただ違うのは彼らが”もうすぐ30才”ってとこなんだよね。「13.女神」はちょっとしたことですぐ涙を見せたよう
な君が、今ひとつの命を自分の中に宿してる・・・そんな状況に男って命を育てることのできる女性にかなわ
ないなっていうまさに生命の強さをテーマにした曲。やはりこのアルバムのキーワードは”30才”なのかもね。

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