| 内容が個人的なものから、より大きなテーマの曲が多くなり懐が大きくなったなあって素直に思えるアルバム。 |
| でもそれは仰々しいものじゃなくて誰もが感じることだから、自然と素直に受け入れられるんだ。「1.わだち」は |
| それぞれが自分だけの道を歩いているんだから意見が食い違うこともあるけど、自分の道を信じて進んでいこ |
| うよ、と歌われたアコースティックな曲。タイトル曲「2. 1」は生きているひとりひとりの人生には、必ず与えられた |
| 意味があるんだと歌われた曲。1曲目と2曲目はリンクしてる気がするな。目標が見つからなくても何とかして前 |
| へ進んでいこうとしてる主人公が浮かんでくる「3.シュミノハバ」。「4.桜木町」はゆずのボーカルワークの真骨頂。 |
| ポップさの中の悲しみが最も胸ににじんでくるつらい別れの歌だけど、それでも青年は再び第一歩をこの町から |
| 踏み出した。楊琴&二胡がまたいい味出してる「5.白鳥」は役目を終えた生命は空に帰ってゆき人々の心の中 |
| に残るものなんだ・・・と歌われたバラード曲。「6.ウソっぱち」は涙の数とは反比例して嘘をつく回数が増えてい |
| く青年の日常の想いを歌った、心が暖まるようなメロディーが印象的な曲。人生とは悲しみを積み上げるだけと |
| 歌われた「7.積み木ゲーム」。でもその積み木が重なるごとに人は成長してゆくんだろうな。”生きられるのに死 |
| んだ人がいる 死にたくないのに死んだ人がいる
生きているのに死んでる人がいる”・・・この言葉を噛みしめて |
| 生きたい気持ちいいほど突き抜けたロックンロール「8.命果てるまで」。「9.歩行者優先」は歩き出したあの頃に |
| 辿り着くように歩いていこうよ、と歌われた曲。すごくシンプルで微笑ましいラブソング「10.夏祭り」はこの盤の中 |
| で聴くと逆にすごく突出してる気がするから不思議だなあ。「11.蛍光灯の先」は夜明け前の街をふらつく青年の |
| 想いが綴られた楽曲。便利な世の中にはなったけど、人の心の中はそれほど豊かになったわけじゃない・・・ |
| そんなテーマを軽快なサウンドにのせて歌った「12.夢の地図」に続き、ラスト「13.栄光の架橋」は今までの苦難 |
| があったから今ここに成長した君がいるんだよ、と歌いかける壮大なバラード曲。ボリュームある13曲。SMAP |
| ではないけど”生きている誰もが特別なオンリーワンなんだ”ってこと。だからこんなタイトルになったのか(笑)。 |